あっという間に1週間経ってしまいましたが、先週日曜日の吉祥寺ストリングスでのブレストークライブは思ったより無事に終了いたしました。えっ!?じゃあいつもは無事じゃ済まされないのかというと決してそんなことはなく、いつもきちんとライブはお届けしております。もうお察しの方もいらっしゃるかと思いますがここでいう「思ったより無事に」というのは主にステージ進行だったりトークの部分のことです。これはひとえにゲストの効果が大きかったのではないでしょうか。
前々からお伝えしてきたように、近頃どうもステージ進行に小粋な(小粋な?)アドリブを効かせることの多い僕らの僕らのリーダーですから、いつもの調子でもって初めて僕らと一緒に演奏する方が目を白黒させるんじゃないか、何かそそうがあったらどうしよう、などと実は内心気にしていた私です。何しろ始まって早々のトークでも、実はこの日、はるばる沖縄から朝一の飛行機で直入りでしたとヤングサトーくんを紹介したまではよかったのですが、彼が沖縄で半袖シャツで過ごしている頃、東京では半世紀ぶりに11月の雪だった問いう話しになり、
「そんな雪の中でくすぶっていたパーカッションのチコちゃん!」
などと言いだすではありませんか。なんですかその紹介は。アタシゃ別段くすぶってないし。せめて「雪の中でゆき倒れ寸前だったチコちゃん」とかウィットに富んだ紹介をしてくれれば(←いや富んでねえし)いいのに。まあでもこういうところがイノーラさんの持ち味だからなあ。とそんな普段通りの僕らの僕らのリーダーの姿にガッツ一抹の不安を抱えていた私ですが、そこはやはりいざという時は頼れるリーダーです。この後は事前に決めたメニューをくつがえすこともなく、またトークも落ち着いていてつつがなくライブを終えることができたのです。日曜の昼間ということもあってか中にはお子様連れの方もいらっしゃるなど、大勢の方が足を運んでくださいました。本当にありがとうございました。さて、仮面ライダーとトッキュウジャーに続いて3人目のゲスト(謎)として紹介された荒野愛子さんは、普段はバイオリンをはじめどちらかというとクラシック系の方々と演奏することが多いそうですが、ピアノはとてもやわらかくしなやかな感じで、彼女が加わるといつもの曲もビックリするほどイメージが変わり、華やかさとか奥行き感が出てとても素晴らしいものになりました。また、荒野さんのオリジナルも1曲一緒に演奏させてもらいましたが、しみじみと情景や風景が思い浮かんでくるような素敵な曲でした。先述したように演奏ばかりか我々のステージ進行においても多大な貢献を(ご本人の意思とは関係なく)してくだっさった荒野さん、どうもありがとうございました。楽しかったです。今度の土曜日には逆に荒野さんのコンサートにチャーリーがゲストで出演するそうなので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。素敵な演奏になるのは間違いありませんし、この日の感じだったらきっと高野さんとの会話のキャッチボールもスムーズにいくことでしょう…きっと。…多分。………私祈ってます、ハイ。あ、祈ってますで思い出した。クリスマスにはまだ早かったんですが小さなお子様たちも来てくれたのでそれらしい曲を、と僕らの僕らのリーダーは『星に願いを』をプレゼント。例の小さなギターで弾き語ってくれました。小さなお客様たちは目を輝かせながら…キョトンとしていましたけど。フフ。ちなみにリーダーいわく、この曲は特別な時だけしか歌わないんだそうです。へえ〜〜〜…と、私も含め店内の皆さんで平均73へぇくらいの感銘度を受けたところ、
「まあ、その『特別な時』にあえたことがいいのか悪いのかわかりませんけど…」
と続けて何とも力抜けするような笑いを誘っておりました。ハラホロヒレハレ…。そんなブレストークの次回は、また3人でお送りいたします。