セレブな旅仕事をゆるやかに振り返る(8)
【9月24日 終日航海】
今朝は8時半くらいにレストランに行くと、おっとまだ混んでいます。
(そっか、今日は島を離れて朝のイベントやツアーがないからだな、そっかそっか…)
と、ひとり合点して11デッキのラウンジでモーニングコーヒーなんか飲んじゃったりしてオサレに時間をつぶします。窓に広がる大海原には時おりトビウオが低く長く滑空していきます。
(フッ…。フジヤマのトビウオ、か…)
と、あまり意味のないことをつぶやいちゃったりしてオサレに時間をつぶすことしばし。ビュッフェの朝食をとったあとは再びラウンジで今度はアイスココアなんぞを注文。椎名さんはお茶。コーヒー好きの恩田さんは新聞を広げてゆったりと食後のひととき。
「そういえば吉澤くんが見えないけど?…」
と椎名さん。
「和食のほうじゃないスかね?まだ食べてないって言ってましたから」
と私。そんなやりとりをしていると当の吉澤さんがフラッとあらわれ、
「あ、おはようございますイヤ今洗濯してたんですよハハハハ今ならランドリーすいてると思ってねハハハ思った通りすいてて今もう乾燥機まわしてきましたよウンあとこれからスパ行ってこようかとエエ旅も終わりが近いしやり残したことがないようにってウンウン」
そう言い残して去っていきました。そんな背中に思わず顔を見合わせて笑ってしまった椎名さんと私であります。その後はるかにかすむ須美寿島を眺めたところで、さてもうひと仕事残ってるぞ〜と席を立ったのでした。

これがメインです。

最大のヤマ場も迫っていた。
14時過ぎにはギャラクシーラウンジでのリハを終えて部屋で一息入れていると、青ヶ島が見えるという船内アナウンスが。そこであわててデッキに出てみると大海原に浮かぶ島の姿が。

(おお〜…島だぁ…)
と当たり前の感想をもらす私。いろんな旅行記や紀行文でしか知らなかったこの島で、私がもっとも気になっていたものといえばやはり青酎です。いわゆる島酒ですが、なにしろこういう場所ですしほぼ手作りということもあって、本土ではなかなかお目にかかれません。いつか機会があったらぜひ試してみたいとその味を想像していた私にとって、その生まれ故郷を実際に見ることができただけでも大変うれしかったのです。さて、ステージのある日は夕方に軽い食事をルームサービスしてくれるのですが、ツアマネのAさんがカフェの軽食もけっこういけますよというので、みんなで行ってみると、ラーメンにハンバーガー、それにたこ焼きまであります。そこで椎名さんと私はラーメン。吉澤さんはハンバーガーをチョイス。僕はちょっと食べ過ぎでというAさんはいきなりアイスクリームです。フレンチと和食の日々だったので久しぶりの中華が胃袋にしみます。吉澤さんも満足そうにハンバーガーをほおばっています。そこへ恩田さんが戻ってきました。
「おぅチコちゃん、なに食ってんだ?マジでョ…」
旅先では基本マイペースをつらぬくと言っていた恩田さんは、まだそれほど腹へってねえからと1人コーヒーに行っていたのです。
「あ、ラーメンっす。ウマいっすよ」
「…らあめんかァ…」
「アラ、でもおいしいわよ〜」
と言う椎名さん。なかなか決めかねる恩田さんに吉澤さんも、
「このハンバーガーもけっこうイケますよウンウンイケますイケます」
「…はんばあがあはなァ……」
そこでどうせならたこ焼きいってほしいなあと思い、たこ焼きもありますよたこ焼きどうすか?と言ってみたところ、
「イヤ、それはねェ」
と即座に断られてしまいました。残念!結局、恩田さんはラーメンを、僕らはしっかりデザートにアイスクリームまで食べてしまいました。いやおいしかったです。ごちそうさまでした。それから部屋で本番の準備と、ぼちぼち帰りの支度もしなければなりません。広げてしまった荷物やお土産、もう着ない衣類などをバックに詰めていきます。と、ふと携帯に目をやると、おお!なんとアンテナマークが立っているじゃありませんか!それもバリ3(絶滅危惧語)。そこで窓からのぞいてみるとそこには八丈島の姿が。
(おお〜…島だぁ…)
と当たり前の感想をもらす私。今回はなんだかやたらと島で感動島倉千代子の私ですが、もしかしたら一生見ることができなかった島ばかりなのですからそれも仕方ないのです。しかしもうすぐ本番。私はあわただしく感動すると、イソイソと会場に向かったのでした。

左手奥には八丈小島も。
今朝は8時半くらいにレストランに行くと、おっとまだ混んでいます。
(そっか、今日は島を離れて朝のイベントやツアーがないからだな、そっかそっか…)
と、ひとり合点して11デッキのラウンジでモーニングコーヒーなんか飲んじゃったりしてオサレに時間をつぶします。窓に広がる大海原には時おりトビウオが低く長く滑空していきます。
(フッ…。フジヤマのトビウオ、か…)
と、あまり意味のないことをつぶやいちゃったりしてオサレに時間をつぶすことしばし。ビュッフェの朝食をとったあとは再びラウンジで今度はアイスココアなんぞを注文。椎名さんはお茶。コーヒー好きの恩田さんは新聞を広げてゆったりと食後のひととき。
「そういえば吉澤くんが見えないけど?…」
と椎名さん。
「和食のほうじゃないスかね?まだ食べてないって言ってましたから」
と私。そんなやりとりをしていると当の吉澤さんがフラッとあらわれ、
「あ、おはようございますイヤ今洗濯してたんですよハハハハ今ならランドリーすいてると思ってねハハハ思った通りすいてて今もう乾燥機まわしてきましたよウンあとこれからスパ行ってこようかとエエ旅も終わりが近いしやり残したことがないようにってウンウン」
そう言い残して去っていきました。そんな背中に思わず顔を見合わせて笑ってしまった椎名さんと私であります。その後はるかにかすむ須美寿島を眺めたところで、さてもうひと仕事残ってるぞ〜と席を立ったのでした。


14時過ぎにはギャラクシーラウンジでのリハを終えて部屋で一息入れていると、青ヶ島が見えるという船内アナウンスが。そこであわててデッキに出てみると大海原に浮かぶ島の姿が。

(おお〜…島だぁ…)
と当たり前の感想をもらす私。いろんな旅行記や紀行文でしか知らなかったこの島で、私がもっとも気になっていたものといえばやはり青酎です。いわゆる島酒ですが、なにしろこういう場所ですしほぼ手作りということもあって、本土ではなかなかお目にかかれません。いつか機会があったらぜひ試してみたいとその味を想像していた私にとって、その生まれ故郷を実際に見ることができただけでも大変うれしかったのです。さて、ステージのある日は夕方に軽い食事をルームサービスしてくれるのですが、ツアマネのAさんがカフェの軽食もけっこういけますよというので、みんなで行ってみると、ラーメンにハンバーガー、それにたこ焼きまであります。そこで椎名さんと私はラーメン。吉澤さんはハンバーガーをチョイス。僕はちょっと食べ過ぎでというAさんはいきなりアイスクリームです。フレンチと和食の日々だったので久しぶりの中華が胃袋にしみます。吉澤さんも満足そうにハンバーガーをほおばっています。そこへ恩田さんが戻ってきました。
「おぅチコちゃん、なに食ってんだ?マジでョ…」
旅先では基本マイペースをつらぬくと言っていた恩田さんは、まだそれほど腹へってねえからと1人コーヒーに行っていたのです。
「あ、ラーメンっす。ウマいっすよ」
「…らあめんかァ…」
「アラ、でもおいしいわよ〜」
と言う椎名さん。なかなか決めかねる恩田さんに吉澤さんも、
「このハンバーガーもけっこうイケますよウンウンイケますイケます」
「…はんばあがあはなァ……」
そこでどうせならたこ焼きいってほしいなあと思い、たこ焼きもありますよたこ焼きどうすか?と言ってみたところ、
「イヤ、それはねェ」
と即座に断られてしまいました。残念!結局、恩田さんはラーメンを、僕らはしっかりデザートにアイスクリームまで食べてしまいました。いやおいしかったです。ごちそうさまでした。それから部屋で本番の準備と、ぼちぼち帰りの支度もしなければなりません。広げてしまった荷物やお土産、もう着ない衣類などをバックに詰めていきます。と、ふと携帯に目をやると、おお!なんとアンテナマークが立っているじゃありませんか!それもバリ3(絶滅危惧語)。そこで窓からのぞいてみるとそこには八丈島の姿が。
(おお〜…島だぁ…)
と当たり前の感想をもらす私。今回はなんだかやたらと島で感動島倉千代子の私ですが、もしかしたら一生見ることができなかった島ばかりなのですからそれも仕方ないのです。しかしもうすぐ本番。私はあわただしく感動すると、イソイソと会場に向かったのでした。

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by cicocico
| 2014-10-31 22:32
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