★歯と変装が自慢のPer奏者・Cicoが綴る駄文。多分。
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Cico:井上浩一
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エンタな一日

 6月9日。梅雨に入ったようだと言われた途端に素晴らしい夏の日差しに包まれた関東地方。これ幸いとばかりに胸を躍らせて出かけた私。

ロビーで入場手続きを済ませた私に、一人のお客様が話しかけてきました。

「こんにちは。チコさん下北沢で降りられましたよね!?」

「えっ!?あー、はい

突然のことにややたじろぐ私。なんでもその方はちょうど自分が乗ろうとしていた扉から不意に私が下車してきたので、びっくりして声をかけられなかったんだとか。わお。壁に耳あり障子にメアリー。ハロー。それを聞いた私もびっくりですよ。

「こちらには来ないのかなって思いました」

「あはは、えーと…ちょっと寄り道を

ちょっと電車に乗りたかったもんで、という私に笑顔でうなづいてくれたお客様でしたが、きっと頭の中は「?」だったのではないでしょうか。だって電車に乗りたいと言っておきながら私は電車から降りてきたのですから。いやまあこれはどういうことかといいますと、この日新宿駅から小田急に乗った私は、♪ Question Question ぼく小田急、に乗った私は、久しぶりの車窓の景色を眺めているうちに代々木上原に着きました。向かいのホームには準急成城学園前行きが停まっています。

(へえ〜、地下鉄千代田線から直通でこんな列車が設定されたんだぁ

とぼんやり見ているうちに電車は出発。私の乗っていたのは急行だったので、次は下北沢です。

(あっ!?しまった!そうか!!)

そうでした。小田急は長いこと複々線化を進めていたのですが、最後まで残っていた東北沢―梅ケ丘間の工事がこの春完成し、新しいダイヤでの運行が始まっていたのです。ゆるやかな鉄道好きとしてはここまで来てこれを見逃すわけにはいきません。横目で通り過ぎてしまった東北沢はまたの機会にするとして、完成した下北沢と世田谷代田の緩行線ホームは見ておかねば!ということで急きょ下北沢の急行線ホームに降りたところを、そのお客様に目撃されていたというわけです。いやはや、人間悪いことはできないものです。いや別に悪いことはしてないけども。とまあそんな個人的趣味嗜好の話しはおいといて、この日私がやってきたのは成城ホール。音楽家の光田健一さんひきいるザ・ハモーレ・エ・カンターレ。ハモカンのライブなのです。ファーストアルバムを引っさげて初のホールライブは、初のバンドスタイルというスペシャルなライブというのですから、これは楽しみじゃありませんか。ここへは車では何度か来たことがありますが電車では初めてです。ぼく小田急の成城学園前駅は、もうなんだか改札を出ただけで街も道ゆく人もオサレな空気に包まれているようで、早くもなんとなく場違いなところに来ちゃったかなあというなんとはなしのプレッシャーが。しかしここで立ち止まっていてはライブを見ることはできません。

(ううここでひるんじゃダメだ!)

私は自分を奮い立たせ、いかにも普段から使ってますよと言う顔をしながら駅前の成城石井なんかに入っては、思いのほか混んでいた店内で世田谷マダムの間を縫ってうろつき回り、でもやっぱり耐えられなくなって不審者として通報される前に早々に店を後にしました。会場で顔なじみのスタッフさんや知り合いの方々ともご挨拶。そうして開演前の華やいだ雰囲気のロビーで入場手続きを済ませた私に、一人のお客様が話しかけてきました。

「こんにちは。チコさん下北沢で降りられましたよね!?」

「えっ!?あー、はい

突然のことにややたじろぐ私。って最初に戻ってどうする。無限ループ。永遠に終わらないブログ。さっき食べたばかりですよ?ギター長谷川さんの輪ゴムネタ(謎)じゃないって。

毛を剃り直して。気を取り直して。えー、ライブですが、いやあ楽しかったですねえ。僕が初めてハモカンを見たのは昨年の6月。あの時はまだアルバムの出る前で、精力的に難易度の高い曲に挑んだというライブでした。みんな譜面かじり虫になっちゃって、なんて光田さん言ってましたけどそれでもメンバーの熱量というかやってやるぜという気持ちが伝わってきて、また僕にとっては懐かしい曲や、この曲はそういう人たちが歌っていたんだというような発見や驚きもあり、さらにはさまざまな小ネタや面白トークもちりばめられた見ていて楽しいエンターテイメントなステージでした。あれから1年。ハモカンは進化してましたねえ。昨年聴いた曲はさらに熟成した仕上がりになってましたし、それ以外の曲も含めて4人ともすごく安定感があるなあと思いました。1度しか見ていない僕が言うのもなんですけど、いくつも本番を重ねて経験値も上がりお互いの息もさらに合ってきたんでしょうね。当たり前といえば当たり前体操かもしれないけれど、昨年と比べても明らかに余裕というか、いい意味で力が抜けたという印象を受けました。あ、トークも含めてね。ウフフ。オープニングの『I Can See Clearly Now』から予想を裏切ってメンバー4人がいきなり客席から登場しお客様のココロをがっちりつかむと、スペシャルサポートのドラムとベースが加わっての『Birdland』へ。これがすごくカッコよかった。4人の歌にさらに奥行きと広がりが生まれ、でもハーモニーの邪魔はしないという。いやあ実は本当を言うと、バンドスタイルでやると聞いたときにこれ絶対にカッコよくなるでしょ!と思ったんですが、同時にちょっとだけ音のバランスとか、たとえばベースラインを歌っているところに楽器のベースが入っても大丈夫なのかしら?みたいなことが浮かんだんです。あるいはリズム隊を加えてカッコよくなっちゃって、次に抜けたときにさびしくならないかな?とか。もちろん光田さんのことだからそんなことは絶対にないってわかってますよ、わかっちゃいるんですけどでもちょっとだけ気になってはいたんです。はい、ザ・年相応。これも老婆心ってやつですか。いやジジイですけども。そしたらばホラごらん、案の定まったく問題なかったじゃないですか。アレンジなのか構成なのか。不思議でしたねえ。リズム隊がいればカッコいいし、いなくてもサビしくならない。むしろそれぞれのスタイルの良さも引き立つしメリハリのついたステージになるんですから。うーむ…光田マジック。略してMM。略さなくてもいけど。僕も打楽器を担当してますからやはりリズム隊に目がいっちゃうんですけど、初めて拝見したお二方の演奏はとても素敵でした。ベースの土井さんは堅実にバンドを支えていてまさに縁の下の力持ち。ここでは派手さはないけれどしっかり分をわきまえたオトナといった演奏で、それでいて時ににこやかに手拍子をあおったりして、頼れるお父さんという感じ。あったかいんだから〜。そしてドラムの新村さんの演奏は(フレーズの)歌い方がすごく良くて、ああこれは僕好きだなあと思いましたねえ。なんていうのかなあ、カユいところに手が届くというか、曲に対するアプローチに共感するというか、聴いていて(あ!そうそうこういきたいよね!)とか(そう!それそれ!)というような気持ちに何度もさせられました。ちょっとおこがましいかもですが、自分の脳内ドラムというかイメージに似てると感じる瞬間がいくつもあって、それはもう最初の『Birdland』から完全にヤラレてしまいました。ホレてまうやろー!いやあ実に自然にハモカンになじんでいたお二方の見事な演奏には大拍手です。そしてそんなキャスティングをした光田さんにも。もうホント、相変わらずそれぞれの個性を見抜いて適材適所に配置してそれぞれの良さを引き出して、結果として全体も良くするという光田さんの能力には毎度のことながら脱帽です。でも衣装の光る帽子、良かったです。ハイ。

さて、本体のハモカンもこれが本当に素晴らしくてねえ。4人のハモりぶりについていちいちほめてったらきりがないのでキャッツアイしますが、例えば1部の雨の名曲メドレーでも4人それぞれにあった歌が割り振りされていたし、スティービーワンダーを歌う加藤さんのくねくねダンスがかつての光田さんの姿に重なったり、情熱的にクイーンを歌う荒井さんがフレディ・マーキュリーに見えてきて密かに(シャツ脱がないかな)と思ってしまったり、2部ではおなじみの『初夏ペラ』にホッとしつつ懐中電燈を使った演出(小芝居含む)の『ほたるこい』にまた進化を見たり、『ヤングマン』では「Y・M・C・A」の振り付けで盛り上がったり(何も言わなくてもお客様がみんなやってましたけど、やっぱやるよね)、からのハモカンスペシャルバージョン「H・M・K・N・S・D」での一体感ときたら。そりゃあみんな楽しいよねえ。そして山場のひとつ『映画音楽スペクタクル・スーパーDX・ア・カペラメドレー2018』では31曲(!)を歌いつないでいくスゴさもさることながら、そこここにはさみ込んでくる数々の小ネタですよ。これももうホントきりがないんですが、個人的にひとつだけあげるとしたら『荒野の用心棒』から『夕陽のガンマン』にかけての長谷川さんでしょう。加藤さん荒井さんの口笛が西部劇の雰囲気を盛り上げる中、時おり「ッハアッ!」と叫びつつピシャッと直立の姿勢をとる長谷川さんに、ジワジワとでも確実に笑いの波紋が広がっていきました。たぶん馬にムチをいれてる描写なんじゃないかと思うんですが、いやあツボリました。なんかすごいわかる、というかもし自分があの中にいたら絶対同じことやっていたという自信(どんな自信だよ)がありますもの。そんな長谷川さんと荒井さんの『タイタニック』のポーズだったり加藤さんの『ピンクパンサー』だったりトランプやけん玉といった小道具を仕込んだりと、他にもネタとツッコミどころ満載の超大作メドレーはしかし、それもこれもしっかりした歌があってこそ。クオリティの高い音楽とネタのギャップがホント笑えるんだよねえ。そういう笑いっていいよなあとつくづく思うなあ。で、それをメンバーみんな笑わず真剣にやってる姿がまたおかしくていいんだなあ。でもあとで聞いたら、あれでも叫ぶ回数減らしたんだって。リハーサルでメンバーが笑って歌えなくなっちゃったんだって。そりゃそうでしょう。おかげで私ら腹筋が痛かったですよ、ホント。今回は本当に期待以上にすごく楽しかった(もちろん音楽も含めて)です。とても見応えのあるエンターテイメントショーを堪能させてもらったと同時に、ハモカンってまだまだ伸びしろがあるんだなあと確信した次第です。

てことで、他にも色々楽しかったけれどきりがないのでこの辺で。ますます進化を続けるハモカンにあらためて拍手。パチパチパチ。

(あまり演奏方面に触れないでサーセン)

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# by cicocico | 2018-06-16 22:30 | Comments(0)

ネタのためなら尺のばす

 6月最初の金曜日。関内パラカフェでのシンシアさんの金パラライブ。梅雨入りするかと見せかけてまたスカッと晴れた空の下、お越しいただいた皆さま、どうもありがとうございました。プレミアムフライデーではありませんでしたがこの日もシンシア姐さんは絶好調。演奏する曲目がしっかり事前に決定されるようになって久しいこの現場ですが、今回最も力が入っていたのはやはり御三家メドレーでしょう。西城さんを偲んで『ブルースカイブルー』を歌いたいというシンシアさん。そのために野口さんの『青いリンゴ』と郷さんの『お嫁サンバ』をつないでメドレーにするというのです。うーん名曲揃いじゃありませんか。ただ、当初は野口さんと郷さんの曲はワンコーラスづつ演奏して『ブルスカイブルー』につなぐ予定でした。ところが当日のリハーサルで試したところ「うーん」と何やら表情を曇らすシンシア姐さん。なんだろう?まだちょっとキーが合わないのかな?と思っていると、

「やっぱりこの2曲も2番まで歌わないとダメだわ」

というのです。ほほう。そしたらその理由はなんと「ネタ」のためだとか。わお。姐さんが言うにはこの2曲の後にいったんトークを挟み、そこで必殺のネタを繰り出すことにしたというのです。よくライブをご覧の皆様にはもうおなじみですが、姐さんが時おり、というか最近はかなりの頻度で繰り出すネタというのは、いわゆるそっち方面のネタ、まあ上下で言えば下の方、野球に例えるなら低めいっぱい、いや見逃せばボールじゃないかというような低めのネタですね。そんな低いコースへ力強く球を投げ込まれたらたとえスラッガーでもなかなかバットが出ないでしょう。おっとつい勢いでタマとかバットとか言っちゃいました。甘栗むいちゃいました。で、姐さん的にはこの2曲に共通するのは「したくても結局できなかった(←何が?というツッコミはご遠慮ください)」ことだという点を言いたいそうなのですが、そうなると郷さんの曲はまだしも、野口さんの曲は2番の歌詞を聞いてもらわないとわかりづらいだろうと言うのです(←オマエの文章の方が抽象的でわかりづらいよというツッコミもご遠慮ください)。そこで結局メドレーと言いつつ3曲ともほぼフルサイズでお送りすることになったのです。わお。ネタ優先。ネタのためならフルサイズ。てか振るサイズ。ネタだけに(←うまくもなんともない)。こうして必殺のネタも無事(無事?)披露されて店内は大いに盛り上がったのではありました。ちなみにこの日、なんとシンシアさんの中学時代の恩師の方もいらっしゃっていたのですが、

「アハハ、いいのいいの、アタシのライブだから!」

と、まるで臆することなくガンガン攻めるシンシア姐さんはさすがです。余勢をかって、後半は最近ではめずらしくバラード系の曲を並べていたのを、やっぱやめよう!とバッサリとカット。お客様の雰囲気を見ていつも通りのノリノリダンサボー路線に変更し、客席もさらにヒートテック。おまけに攻めまくる姐さんは『Stayin' Alive』では私にまでソロを振ってくるではありませんか。ディスコナンバーなのにドラムソロ!しかもカホンで!そうしておいてとどめは『銀河鉄道999』のイントロ4小節で必ず歌が入ってこない攻撃!!見事に木っ端微塵の私でした。

ところで1部最後の御三家メドレーですが、リハで試すうちにシンシアさんがまた「うーん」と考え始めました。どうしたのかと思っていると、やっぱり最後にもうひとつ別の曲を入れたいというのです。『ブルースカイブルー』で終わるのはなんだか少しさみしくなりそうだからと。そこで1部ですでに1曲歌う予定の吉澤さんに、調子に乗ってなんかもう1曲歌ってよとリクエスト。せっかくだから『シンシア』なんかどう?という話になり即決。吉田さん&かまやつさんの曲を演奏することになりました。ただ急に決まったものだから譜面は何かの歌本をコピーしたものしかありませんでした。やがて本番。客席でも多くの皆さんが一緒に歌って盛り上がったメドレーのあと、今日は調子に乗った吉澤さんがもう1曲歌いまーすと紹介され、さっそうと弾き語る吉澤さん。いよっ!シブい!カッチョいい!…だったのですが、途中でちょこちょこ(…ん?)と思うようなコード進行や歌詞が顔をのぞかせたのです。いつになくそんなポイントが目立ったものの、それでも最後まで歌いきって客席からはあたたかい拍手がおきました。楽屋に戻った吉澤さんに堺さんがひと言。

「吉澤さん、譜面拡大コピーするって言ってて忘れたでしょ?フフフ

「そうそうそうそうなんだよイヤ参ったよすいませんホントすいませんイヤそうなんだよリハのあとB4にしようと思っててつい忘れちゃったんだよそうそうそう参ったよイヤイヤもうホントすいません」

その譜面は元が歌本なので紙のサイズはA4とはいえ、印刷されている部分がやや小さかったのです。

「いやホント参りましたよこの五線がまたじゃまなんだよなあウンウンホントそうですよイヤ実は僕すでにA3経験者なんですよハイハイだからもうホント参りましたよウンウン」

なんでも普通のA4標準の譜面も徐々に辛くなってきたそうで、じゃあもう自分で手書きするしかないねコードに歌詞つけて、とニヤニヤする堺さんに、いやいやホントそうですようんうんマジで、としみじみうなづく吉澤さんなのでした。

(うーむ

吉祥寺のライブでの出来事が昨日のことのようによみがえる私。というか正しくは一昨日のことのようによみがえる私でありました。

ビバ同世代。ファイティン!

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# by cicocico | 2018-06-08 01:21 | Comments(0)

お知らせ

◆シンシア

2018/08/03(金)
横浜 Paradise Cafe'
TEL:045-228-1668
神奈川県横浜市中区住吉町6-72シャンローゼ関内B1
開場19:00 開演20:00(2ステージ 途中休憩あり)
チャージ:¥4,000(税込・飲食代別)

シンシア(Vo)、
吉澤秀人(Gt)、堺敦生(Key)、井上“Cico”浩一(Per)

================

Breath-talk

2018/08/29(水)
吉祥寺 Strings 
TEL:0422-28-5035
東京都武蔵野市吉祥寺本町 2-12-13 (TNコラムビル地階)
開場18:30 開演19:30 
チャージ:¥2,600(税込)

猪浦“Charlie”教行(Harp)、佐藤豊(Gt)、井上“Cico”浩一(Per)

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# by cicocico | 2018-06-06 00:29 |  お知らせ | Comments(0)

誰も知らない日常があった

 5月最後の木曜日。吉祥寺ストリングスにてブレストークのライブ。雨の中お越しいただいた皆さま、どうもありがとうございました。僕らの僕らのリーダーによると少し前までは降る予報ではなかったらしいですが、まあこればっかりはねえ。ワタクシもある程度覚悟はしていたんですが、もうちょっと梅雨っぽくシトシトポツポツ系かと思いきや、もうすぐお店に着くかというところでなんか急にバサバサという感じで夕立みたいに雨が落ちてきたもんで思わず(うわちゃ〜!マジすか)と心の中でつぶやいたつもりが、しっかり声に出てしまったではありませんか。怪しい独り言オヤジ。車の中だからよかったけど。そんな雨の間隙をついて素早くでもそこそこ濡れながらバタバタと楽器を搬入したところに、リーダーとヤングサトーくんも到着しました。ギターをかばったためにシャツがびしょ濡れのサトーくんはさすがはギタリスト。ではあったのですが、差していたのは小ぶりな折りたたみ式の傘。やはり彼もここまで降るとは思っていなかったようです。うーん、ご愁傷様でした。そんな中、用意周到に立派な傘を持ち、またタイミングにも恵まれてほとんど濡れなかったという僕らの僕らのリーダーはさすがと言えましょう。そんなリーダー、チャーリーが雨で持ってくるのを迷ったというおなじみの小さいギター。せっかく持ってきたのでやっぱり使いましょうってことで、これもおなじみの『It's Only a Paper Moon』を演奏したのですが、その際、思ってもみなかった一言が飛び出したのです。そろそろ新しい曲にも挑戦しようかみたいな話しの時だったと思うのですが、イヤでも不意のことでなんでそんな一言が出たのかは覚えてないんですけど、なんかお客様に向かって説明している時に「日常なんですよ」って言葉が聞こえてきて、それを聞いたお客様が「…えっ!?」っていう反応をされたんですよ。そしたらリーダーがもう一度、

「ここのテーマは日常なんですよ」

って言ったんです。

(えっ!?ここ!?テーマって!?

お客様の頭上に再びたくさんの『?』マークが見えました。私の頭上にも見えたことでしょう。なんでもリーダーによるとここ、つまりブレストークにおける『テーマ』は『日常』なんだそうです。思わず顔を見合わせるヤングサトーくんと私。

知ってた?

…いや、知らなかったっス

長年共にブレストークをやってきた我々にとってもまさに青天のへきれき!今日の雨とは比較にならないくらいの驚きです。いやまさかこのバンドにテーマなんてものがあったとは!!それが事実なのか事実だとすればいつから存在していたのかはまったくわかりませんが、でもその後もリーダーの淡々とした話しっぷりからすると決してでっち上げでもなく、また昨日今日できたというものでもないという様子はうかがえました。いやあ世の中にはまだまだわからないものがあるもんです。それにしても一番近くにいるはずのメンバーすら誰一人(二人だけだけど)として気づかなかった『テーマ』というものが存在していたこと。決して『ラーマ(バターの風味)』ではなかったこと。しかもまさか『日常』であったことについては、正直、その場にいた誰もが驚きを隠せませんでした。いやたぶん。少なくとも私にとってはめまいがするような衝撃的な事実でした。ああ、めまいに効く目薬ありませんか。だからでしょうか、ついポロリと「最近譜面が見にくいんだよねぇ」などとつぶやいてしまった私に、リーダーは「そういうお年頃だよねえ」と気をつかいながらも「譜面、チコちゃんだけB5なんだよねえ」とひと言。そう、確かに近頃じゃ現場で渡される譜面というと大抵A4サイズが定番ですが、パーカッションの担当である私はそのポジション上いくつもの楽器を並べる、いわゆる「お店を広げる」ことが多く、そうすると必然的に譜面(譜面台)をどこに置くか問題が常に発生するため、できるだけ場所をとらないほうが都合がいいのです。ここブレストークでは楽器の数こそ多くはないものの、主に小さなステージでの演奏が多いことから譜面についてはやはり同様のことがいえるのです。さらに言えば最近定番となっているリーダーの弾き語りは楽しいひと時ですが、ハーモニカからギターに持ち替えるとやはりそれなりにスペースはとるもの。おそらくリーダーもそのことを考えて「小さいギター」を持参しているのでしょう。決して荷物になるからとかではなく。いやたぶん。それでも時折ギターのケツとシンバルが干渉したり、私に断りもなく勝手にウインドチャイムを鳴らして自ら曲に彩りを添えるなどの事態は発生しているのです。そう、こうして書いていて今思い出したのですが、そもそもB5の譜面を使い始めたきっかけは、確かブレストークを始めた頃のリハーサルの時、リーダーが新曲の譜面を準備していてサイズを間違えてコピーしたとかで、A4とB5のふたつの譜面を見せ「チコちゃん、どっちがいい?」と聞いたのです。いちいち自分で縮小コピーするのは何ですが、始めから用意してくれるならこんなありがたいことはありません。当時はまだめまいや目のかすみには無縁でしたから私は迷わず小さい方、つまりB5を選びました。譜面用のファイルもブレストーク専用を新調し、そして今に至るというわけですが、こうして時折発生する接触事例を見れば、小さいサイズを選んだことはむしろ先見の明があったと言えましょう。先見の「目」はなかったようですが。しかしそんな私にリーダーは「B5の用紙はあまり使わないから、置いとくうちにだんだん日焼けしてっちゃうんだよねえ」などと言うではありませんか。最初に選ばせたのはリーダーなのに。ちくそう。どうりで最近は新しい曲の譜面を渡されてもなんか使い込んだ感があるなあって気がしてましたよ。それはともかく。譜面ねぇ。今さらA4に拡大コピーするべきかどうか。けっこうな量あるしなあ…。

(そして、そんな悩めるオヤジの譜面拡大問題は後日、思わぬ展開を見せることになるのだった)

《続く》(というわけでもないが)

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# by cicocico | 2018-06-04 18:49 | Comments(0)

お知らせ

椎名恵
「Back to the 70's」

2018/07/14(土)
下北沢 440(four forty) 
TEL:03-3422-9440
東京都世田谷区代沢5-29-15 SYビル1F
開場18:30 開演19:00(2部構成)
チャージ:¥4,500(税込・+1オーダー)

椎名恵(Vo)、
恩田直幸(Pf)、吉澤秀人(Gt)、井上“Cico”浩一(Per)

■予約開始
2018年5月20日(日)から
メール予約・詳細はコチラをご覧下さい。
■入場順 
(1)メルマガ会員優先予約者(受付終了)
(2)一般メール予約者
それぞれの列にお並びください。
受付番号に関わらず当日来場順です。
※メルマガ会員のかたでも優先予約期間終了後に予約されたみなさんは一般予約となります。

【お問い合わせ】
下北沢440 TEL:03-3422-9440(16:00~)

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# by cicocico | 2018-05-23 00:31 |  お知らせ | Comments(0)

爆裂!中華丼

 どうすかこのタイトル?いかにも中華!炎の料理!って感じじゃありませんか。そんなアツイ中華丼の話なんですが、普通、コンビニのお弁当とか丼物とかってお店で温めてくれるじゃないですか。もしくはお家で温めてから食べますよね。で、つい先日コンビニじゃなくて近所のスーパーの惣菜コーナーで中華丼を買ってきたんですよ私。タイムセールで2割引だったので中華好きとしては迷わず買い!でした。でもその日は急に出かけなくちゃならなくって冷蔵庫に入れといたんです。そして次の日、夜遅く帰宅してちょっと小腹も空いていた私は、そうだ中華丼があったっけ!と思い出し、フツーにレンジで温めてから食べ始めました。うん、これが本格中華な感じでなかなかウマイ!ところでこういう中華丼とかあんかけ焼きそばなどに、よくウズラの卵が入ってたりしますよね?あれが好きでわりと最後の方までとっておくという方もいらっしゃるようですが、確かにあの小さな卵があるのとないのとではかなり見た目が邦彦というか、うつわの上の風景が違ってくるものです。そして私の中華丼にはなんとそれが2個も入っていたんです。豪華じゃありませんか!とはいえ私自身はそんなにウズラの卵にこだわりはないもんですから、わりとすぐにひとつを口に入れさらに食べ進めていたんですが、うちのレンジもまあそれなりに年季ものだからでしょうか、とくにこういうあんかけとろみ系のものは温まり方に村ガール(着物がお似合いね)のです。じゃなかった、ムラがあるのです。少し混ぜてはみたもののイマイチぬるい中華丼。

(ん〜もちょっとあっためるか

追加で1分くらいチンしてみると、おお今度はよさそうです。

(ではあらためて、いただきマンモス

心の中で手を合わせお食事再開。うん、このくらいあったかい方がやっぱりウマイ!鉄は熱いうちに打て。飯は熱いうちに食え。です。そして何気なく、本当になんということもなくふたつ目のウズラの卵に手を伸ばしましたんですが、あれは箸ではなかなかつまめないものですよね。あんもからんでますし。で、ちょっとお行儀悪いとは思いつつ、刺し箸しちゃいました。甘栗むいちゃいました。と、その瞬間、

「パシュッ!!!」

乾いた鋭い音とともにウズラの卵が破裂!

「!!のあっっ!?!」

一瞬で、テーブルには卵の破片が飛び散りまくり。エビチリ祭りならいいのに飛び散りまくり。

ふあぁ…)

思わぬ出来事にそのまましばし固まってしまった私。やがて我に帰りのそのそと台布巾で後始末を始めました。

(そうかぁこれが卵爆弾ってやつかぁ

誰でもご存知かと思いますが、いや、私も知ってましたよレンジで卵を温めたら爆発するってことくらい。もちろん知ってはいたし、これまでもやったことはありませんでしたけど、なんでしょう?小さいウズラの卵だから甘く見たとかではなくて、これまでこういう丼物やら焼きそばなんかをあっためたりお店であっためてもらった時に、爆発したことなんて一度もなかったんですよね。あれはウズラの卵が入ってなかったからなのかなあ。いや入っていたような気もするんだけどなあ。あるいは隠し包丁とかで爆発しないように細工してあったとか。いずれにしても不意をつかれたというかまったくの油断でしたよ。皆さまもどうか中華丼を食べる時はお気をつけください。ウズラの卵は小さいですが破壊力あります。それにしても、もし最初からしっかり中華丼が温まっていたら、ひとつ目の卵を食べた時にどうなっていたことか…。また、ふたつ目に手を出す直前、私は副菜のサラダを食べようとレンゲからお箸に持ち替えていたのですが、もし私が育ちのいい人間で刺し箸などをせずに再びレンゲで卵を口に入れていたとしたら…。確実にヤられていたということです。今回、いくつかの偶然が重なったおかげで今こうしてことの顛末を書いていられるのは、本当に運が良かったとしか言いようがありません。思えば今年のおみくじは中吉を引き着実に坂を下り始めたはずの私でしたが、実は案外、いやむしろ決して中吉は悪くないのではないでしょうか。いやもしかすると中吉とは「『中』華で『吉』」なのかもしれません。(違うって)

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# by cicocico | 2018-05-20 11:21 | Comments(0)

みどりの日に

 天気に恵まれていた今年のゴールデンブリーフ。シシトウのダメージから立ち直った私も連日の好天に何となくこうしちゃいられないという気にさせられ、よおしこうなったらいっちょどこかへ出かけてみっか!と気合を入れて立ち上がったものの、これといってどこへ行くあてもなく、またゴールデンブリーフ中はどこへ行くにしてもちょっとした観光スポットはきっとどこも人だらけだろうと予想され、さてじゃあどうすっかなぁと思案しつつもとりあえず行くだけ行ってみよう行けばわかるさ元気があれば何でもできる!と自分を奮い立たせ、とりあえずは一万歩以上歩くという年齢と健康を意識した目標を立て、ココロに希望とポケットに歩数計を抱いて未知なる道へ歩き出したのでありました。ま、要はまたいつものあてなき散策(徘徊)なんですけど。でもってまあとりあえず海でも見に行こうという大ざっぱな方向性を決めました。と言っても三方を囲まれた小さな三浦半島ですからずっと歩いていくとたいていどっかの海に出るんですけど。あちこちで泳いでいる鯉のぼりなんかを眺めつつ、ああ明日はこどもの日なんだなあと思いながら、ふと、そういえば今日はみどりの日だったことに気がつきました。みどりの日といえば「自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心を育む日(大辞林 第三版)」ではありませんか。

(ヨシ、じゃあみどりを満喫し豊かな心を育みに行こう!)

こうして新たな目標を定めた私は海方面から山方面へとUターン。と言っても小さな三浦半島ですからずっと歩いていくと何かしらの山にぶつかるんですけど。そうしてズンズンとやってきたのはなぜか浦賀の港。深く切り込んだ湾の両側はすぐに崖が迫っているので海から山が近いっす。山と言いつつまず海を見ちゃってから警察署脇の道を入っていきます。横須賀は谷戸が多く木々に埋もれるように家々がその奥まで立ち並んでいます。
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はい、とりあえずみどりを並べてみました。ガラケークオリティ及び私の腕のため写真は凡庸ですが、いろんなみどりに囲まれまくり森林浴しまくりで個人的にはもう大満足。日差しが透けている葉っぱなんかはほんとステンドグラスみたいで素敵で目の保養もしまくり。ちなみに地元といってもまだまだこれまでに歩いたことのない道はありますから、この日もそんな脇道に地図も持たずに家庭教師のトライしてみたのですが、案の定どこかでひとつ曲がり角ひとつ間違えたらしく、想像以上の山道を歩くことになりようやく降りてきたのが思いもしない場所だったりして、帰りは駅までバスでという目論見は見事に外れました。散策(徘徊)における勝負カンになかなか磨きがかからないことが判明した私ですがしかしそこはそれ、むしろ一万歩以上歩くというもう一つの目標に貢献できたのですからそれはそれでよしとします。急がば回れ。いや別に急いでないけど。また、次の日スネのあたりやお尻のまわりなど意外なところが張っているような痛いような気がしましたが、次の日だったからそれもそれでよしとします。

みどりの日、満喫。よし!


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それはそれで、よし!

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# by cicocico | 2018-05-06 19:58 | Comments(0)

大当たりの日

 気分も新たに新年度。なあんていってるうちにあら4月も終わりです。日記と言うより月記状態なわけですが、今月は、というかこの春は花の咲くのが早かったですねえ。桜に菜の花藤の花。みんな前のめりツッコミ気味で咲いていきました。でも暖かい日が続いたかといえば急に寒い日もあったりして半袖オッケーかと思えばストーブが欲しくなるような夜もあったりして、かと思えばいきなり真夏日になっちゃったりして、もうなんというかこのひと月は「着るものに困ってます〜」な印象でした。そんな4月の終わり、ゴールデンブリーフが始まって早々にしばらくご無沙汰していた友人と飲みに行きまして、定番のモツ煮や串物なんかを肴につもる話しなんかをしつつ、ホッピーで乾杯しておりましたんですが、途中でこの日のオススメにあった「春の野菜天ぷら盛り合わせ」を頼んだんです。いいですね春野菜天。アスパラにオクラにシシトウ、ミョウガに絹さやみたいなのもあったかな。実にウマそうなそれを見て「せっかくのオススメだけどこれはオクラ入りだね」というひと言をいう前に友人にすかさずオクラを食われてしまい、そのひと言がまさにお蔵入りになってしまったのは残念でしたが、それはさておき。天ぷらにはやっぱりお酒だなあ、やっぱりお酒頼もうかなあ、と思いながら何気なくシシトウをつまんで天つゆに浸し、ひと口かじったその瞬間、

「!!…おあ゛ァーーーッ!!!!

思わず口から火を噴く私。それは辛いシシトウ、いわゆる当たりってヤツでした。しかもとびきりの大当たり。もちろん私もこれまでに何回かは当たりに出くわしたことはありますが、この日のそれはその中でも一二を争うくらい、いやダントツ1位といってもいいとびきりの辛さ。思えばここしばらく当たりのシシトウとは無縁だったことによる油断に加え、揚げたてでまだアツアツだったこと、さらには濃いめのホッピーの影響で、自分としてはなぜかすっかりオクラを食べる気になっていたことによる噛んだ瞬間の大きなギャップ。よくあるでしょう?温かいんだと思って飲んだスープが冷たいポタージュだった時みたいなものすごい仰天体験が。私はあります。ともかく、不意打ち×温度×誤認識の相乗効果により何倍にも増幅された衝撃が私の口中を襲ったのです。

「!!…おあ゛ァーーーッ!!!!

爆笑する友人をよそに涙目でホッピーをガブ飲みする私。そろそろお酒をなんてどこへやら。いっぺんに酔いが覚めました。その後は炭酸系も痛いのでお茶割りを追加。お茶割りをお茶割。お茶割りをお代わり。いやあやられましたわ。辛いと言われるハバネロもかくやの破壊力じゃないでしょうか。イヤちゃんと食べたことないですけども。ひっさびさの大当たりでした。でもこれはいたし方ありません。だってシシトウの見分け方ってないんですから。いやあビックリしましたけどもでもちゃんと残さず食べましたよ。根性で。カボチャとかと一緒にちょっとずつ。お茶割りをお茶割りしつつ。春野菜天おいしゅうございました。汗かいたけど。なんか今月の印象がすっかり塗り替えられた感じがいたします。


[追伸]
その影響力は翌日にも及びました。やっぱりハバネロ級の当たりだったようです。ええそうですねぇ、燃える水戸光圀とだけ言っておきます。

今、葵の御紋が熱盛ぃ〜!(やかましい)

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# by cicocico | 2018-04-30 02:31 | Comments(0)

Tukkoma Night

 しかしアレですね、少し前には初夏みたいな暑さだと言った途端、今度は春分の日だというのに結構な雪に見舞われるという天気のこの変わりようは何なんでしょうかね。暑さ寒さも知らんがね。そんな振れ幅の大きい3月の金パラライブにお越しの皆さま、どうもありがとうございました。『チェリー』『なごり雪』『サクラ』等々、季節がらの歌を取り揃えつつ後半はまた怒涛のダンサボータイムになだれ込んで行ったシンシア姐さんのライブは、無事復活した堺さんも大活躍の大盛り上がりだったのですが、今回一番力が入っていたのは『恋』でした。実は前回のライブで初めてメニューにあがった『恋』ですが、その時事前に吉澤さんから送られてきた曲目表を見て(以外!?というか、さすが姐さん最近の曲も取り入れるんだ!)と思い星野さんの歌を聴きこんで行ったところ、実は松山さんの方だったという個人的オチがあったのですが、それよりも問題はこの曲にネタを仕込むということでした。それは2番のサビ前「今度生まれてくるとしたなら」からのくだり。「貴方になんかつまづかないわ」のところで立って歌っていたシンシアさんが「つまづく」ので、すかさずメンバーもズッコケるというもの。「いい?しっかりコケてよ!」と気合の入る姐さんに、不幸にも(不幸にも?)トラできていた西村さんもおそらく内心あせりながらもしっかりとリアクションをとってくれていました。それが今回さらに進化(進化?)し、アタシがつまづいたらみんなでいっせいにツッコンでよ!というのです。

(ええ…!?マジすか

恐れ多くもアーチスト本人にツッコミを入れるなんていったい誰ができましょう。それでもこのネタにやたら力の入る姐さんのもと何度かリハが繰り返され、一応我々もそれなりにツッコンでは見るものの、

「これはみんなのツッコミがすべてだから!」
「もっと強力にビシビシツッコンでくれないと!」
「ウケるもウケないもツッコミ次第!」
「そんな声じゃお客さまに聞こえない!もっと大きく!」

等々、キビしい檄が飛びました。それでなくとも小心者の私なんぞは普段以上に姐さんの気迫に押されすっかり及び腰なものですから、ホラそこをもっとハッキリと!もっとガンガン真剣にやってくれないと!などとますますハッパをかけられてしまい、もはや完全に逆ツッコまれ状態。

(ひぃ〜〜〜っ!

これはいったい何の練習なんだろうと心で半分泣きべそ状態になりつつも、堺さんや吉澤さんの力も借りてなんとか本番をやり切ったのでした。幸いステージは好評でノリノリダンサボーを全力中年で走り抜いた後、盛大なアンコールの手拍子があり、最後に何を演奏するか思案していた姐さんの横で吉澤さんが不用意にも「シンシアシンシアえーとスリーナインはないよね?」と余計なことを口走ってしまったため、すかさず姐さんが「OK!スリーナインで!」と即答。私にとって最も過酷な曲の一つである『銀河鉄道999』に決定したのです。マジか〜、とうなだれる私に「ああ!ゴメンねチコさんゴメンねチコさん!」と手を合わす吉澤さん。ホントお願いしますよぉ。そして演奏が始まると案の定、普通なら4小節のイントロなのに歌が入ってこないじゃありませんか。

(ひぃ〜〜〜っ!

無限ループしごき。早く歌ってと姐さんの方を見ると、なんと姐さんは「これ、アタシすぐ歌?」と横にいる吉澤さんに冷静に尋ねているではありませんか。

(ひぃ〜〜〜っ!

歌だよシンシア歌、歌!と吉澤さんや堺さんから声をかけられ、曲はそこでようやく本編に入っていったのでした。カラダつりそうな全力中年。うう、シクシク…。荒れる春場所。こうしてなんともツッコミどころの多い夜は幕を閉じたのでありました。

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# by cicocico | 2018-03-27 00:04 | Comments(0)

お知らせ

Breath-talk

2018/05/30(水)【終了いたしました】
吉祥寺 Strings 
TEL:0422-28-5035
東京都武蔵野市吉祥寺本町 2-12-13 (TNコラムビル地階)
開場18:30 開演19:30 
チャージ:¥2,600(税込)

猪浦“Charlie”教行(Harp)、佐藤豊(Gt)、井上“Cico”浩一(Per)

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◆シンシア

2018/06/01(金)【終了いたしました】
横浜 Paradise Cafe'
TEL:045-228-1668
神奈川県横浜市中区住吉町6-72シャンローゼ関内B1
開場19:00 開演20:00(2ステージ 途中休憩あり)
チャージ:¥4,000(税込・飲食代別)

シンシア(Vo)、
吉澤秀人(Gt)、堺敦生(Key)、井上“Cico”浩一(Per)
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# by cicocico | 2018-03-20 00:16 | Comments(0)

ワリとギリギリす

 少々間が抜けてしまいましたが、じゃなかった間が空いてしまいましたが、先週はブレストークライブにお越しいただきましてありがとうございました。間が抜けてるのは割といつものことでした。それはともかく。この日は気温が20度を超えましてこの冬いちばんの暖かさだそうでしたが、冬というよりもう春というかヘタすりゃ初夏ってな感じの陽気でございました。着るものに悩んだ方も多かったんじゃないかと思います。そんな陽気に誘われて陽気にいくかと思いきやむしろ静かめの曲を揃えてお届けいたしました我々のステージ。決して安易に流行や天候には流されずいつも通り粛々と我が道を行く選曲。さすがは僕らの僕らのリーダー、チャーリーであります。思えば吉祥寺に来るのもおよそ5ヶ月ブリーフ。今回のライブが決まったのは昨年の暮れでしたが、その際リーダーからのメールには「今度は早めに曲目送ります。演奏事故を防ぐためにも」という頼もしい一言が添えられていました。そしてその言葉通り、ライブ前日の夜中になって「明日、よろしく。今日はもう遅いから朝、新曲の音源あげておきます」とシンプルなメールが届いたのです。他の曲目は一切のっていないシンプルなメール。リハの時に、曲目もさることながらせめて新曲くらいはもうちょっと早く教えてくれてもと突っ込むと、いやあ最初は早めにって思うんだけどやっぱ期限ギリギリにならないとできないものなんだよねえですと。子供の夏休みの宿題ですか。

というわけでチコちゃんとサトーくんは今朝初めて曲を聴いてさっき初めてリハーサルしたばかりでもう演奏できちゃうんだからスゴいよね!」

と笑顔で話していたリーダー。スゴいポイントはそこじゃないと思いますが。まあ今さらこの程度で驚くほどヤワな我々ではないので安心してください。それがいいことなのかどうかはさておきますが。3人で演奏するのは久しぶりとあって、新曲以外でも色々とドキドキするよね〜、などと話していた僕とヤングサトーくんですが、この日は勝手にエンディングの尺をのばしてリーダーにアドリブを吹かせることもなく知らぬ間に曲順が変わっていたりすることもなく、そういう意味では無事に終えることができました。また、私としては前回のようにまた知らぬ間にステージを始めてしまわれないよう、休憩時間にはさりげなく2人に密着し動向をうかがっておくなど、スキのないように行動しました。その2部のアタマでは本日お越しのお客さま向けに急きょ予定を変えて『峠の我が家』そして『Orange Blossom Special』をソロでお送りしたチャーリー。男気リーダー。相変わらず最高のハーモニカ!そしてサトーくんもアコギソロで『In my Life』を演奏し、実に美しい響きを聴かせてくれました。そんな2人の活躍をよそに、この日の私は、実は重大なミスを犯していたのです。ふっふっふ。しかしどうやら誰にもバレずに済んだので今さらこっそりと白状しておきます。ふっふっふ。そう、実は私はこの日、あろうことかスティックケースを忘れてきたのです。それは料理人で言えば包丁を忘れてきたようなものですし、野球選手であればグラブやバットを忘れてきたようなものですし、相撲取りならまわしを忘れてきたようなものでしょうか。ドスコイ。お店で器材を広げていてそのことに気づいた時には軽くめまいがしましたが、すぐ近くに楽器屋があることを思い出し、素早くセッティングを終えると何食わぬ顔をして実際のところ何も食わずに素早く楽器屋に行き素早くブラシやマレットなどを購入し素早くお店に戻りました。そして何食わぬ顔をして実際のところ何も食わずに袋から出したそれらをいつものように並べました。幸いピカピカ新品のそんな道具に気づいた者は誰もおらず、私は無事ライブを終えることができたのです。ふっふっふ。原因のひとつとしてはやはりギリギリまで国の行政機関への書類の作成作業に追われたことがあげられるでしょう。もっと早くからやっておけばいいのにまだ期限まであるからと宿題を先送りにしたツケがまわってきたのです。もっとも私と同じくこの日に書類を提出してから来たというサトーくんはギターを忘れなかったのはやはりヤングだからでしょうか。うーむ。毎回次はもっと早めに取りかかろうと思うんだけどなあ。なぜかギリギリになっちゃうんだよなあ

(…どっかで聞いたセリフだな)


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何食わぬ顔で

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# by cicocico | 2018-03-19 23:52 | Comments(0)

ふらっと花見

d0067750_14150660.jpg どうですか?地味な写真でしょう?ええ、ふらっと花見散策(徘徊)に行っちゃいました。甘栗むいちゃいました。というのもこの日は前日まで雨の予報が出ていたんですが、一夜明けたらなんか急に天の気が変わったらしくやっぱ今日は降らなくていいやとなったようで、そのかわり午後からは日差しでも降り注ぎますかとなったようで、さすが季節の変わり目らしいっちゃらしいんですが、本来なら雨のこの日にやるはずだった国の行政機関への書類の作成作業を、エエ〜!?雨じゃないんだあ〜。う〜んそれじゃあもったいないから出かけちゃおうかなあ〜、雨じゃないんだものなあ〜、という誘惑にかられ、まいっか、大丈夫、まだ期限は先だから、とこのトシになって夏休みの宿題を先送りにする小学生のような言い訳をしつつ出かけちゃいました。甘栗むいちゃいました。なので雨は降らねど雲やや多し。ガラケーの底力じゃあこんなもんでしょう。まあ花曇りってことで。いやでも平日にもかかわらず思った以上の人ヒトひと。ちょうど見頃だからでしょうかねえ。相変わらず大根率も高かった(謎)ですが、今年は異国率もとても高かったです。いく人もの異国の方々とすれ違いましたし、シャシントッテモラエマスカ?とお願いされた3組中2組が異国の方でした。ハイポーズ。カシャ!アリガトウ!ドウイタシマシテ。なぜかつられてたどたどしい日本語になるオジサンデス。それから三崎まで足をのばしたアシナガオジサンは、前からなんとなく気になっていた神社へ行ってみました。昔の風情を残した細い参道の奥の小さな山裾に抱かれるような赤い社殿。歴史を感じさせる大きなイチョウの木。名前にひかれて初めて訪れたのですが、境内に佇んでいると不思議と気持ちが穏やかになっていくのでした。ああ〜もっと早く来ればよかったなあ。でもきっとまた来ますね。としっかり手を合わせました。そしてキラキラする海を眺めたり青空と大根畑を眺めたりして特に偶然誰に会うこともなく帰ってきたのはやはり中吉だからでしょうか(知らねえよ)。とはいえ3月になった途端に春の嵐だったので、やはりふらっと出かけておいてよかったなあと思いました。あとは先送りにした宿題の締め切りで嵐にならなければ…。

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のんびり眺めている間、からし和えやおひたしという言葉を何度も耳にした
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親切な人がいた
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これで食いっぱぐれないで済むかしら(違)
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また来ますね

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# by cicocico | 2018-03-02 02:13 | Comments(0)

2月の晴れた土曜日に

 暑いのと寒いのとどっちが苦手?と聞かれたら、迷わず「暑いの!」と答える冬生まれの私ですが、その割にはこの冬はあまり出歩いていないことに気づきました。先だっての椎名さんのステージでも、今年はもう少し散策(徘徊)に磨きをかけたいですなどと、何とはなしの今年の目標のようなものを口走ってしまった手前、ご近所ウロウロもいいけれどまたちょっと足をのばして足長おじさんになってみようかなあと思いたち、そういえば三浦の桜もボチボチだってウワサだしここらでいっちょ出向いて行ってまた誰かとバッタリ出会い、花と足長おじさんの写真なんか撮られてみるか、なんてことを思っていた矢先、知人である音楽家の光田健一さんからバースデーライブをやるのでよかったら遊びに来てねとお誘いいただきました。昨年は僕も参加させてもらいましたがあれからもう1年ですか。早いもんですなあ。今回は弾き語りで会場は調布だとか。

(!…おお!?調布かあ…!

調布といえば数年前に駅が地下化された頃に行ったきり。行ったきりならシアワセになればいい(by ジュリー)のですが、その後とんと出向く機会がなくそれっきりそれっきり〜もうそれっきりですよ〜(by モモエちゃん)状態だった私。ゆるやかな鉄道好きには完成された駅やその周辺がどうなっているのかかねがね気になっていましたから、今回のお誘いはまさに渡りに哲也、じゃなかった渡りに舟です。これはもう行くしかないでしょうってことで、ありがたい外木場(by カープ広島)にあまえてライブにうかがうことにしたのです。光田さんのライブも調布の街もどちらもお久しブリーフ(by ゲッツ)な私は、そんなわけでウキウキと出かけたのでした。

よく晴れた17日の土曜日。調布駅に降り立った私はあまりの変貌ぶりに驚かされました。もう改札を出たところから全然知らない街状態。キレイに整備された通路にはこれまた小ギレイなお店が並んでいます。案内図を頼りに地上に上がってまたビックリ。以前のホームや線路だったところには大きな商業ビルが立ち並びすっかり様変わりしているではありませんか。

(イヤハヤ、こりゃまたどうも

と、すっかりオノボリさん状態の私。ここに電車が行き交っていた風景を思い出すのも難しいくらいの変わりっぷりにため息が出ましたが、これはもうとにかくギンズに行こう、行くしかない!行けばわかるさ、元気があれば何でもできる!元気ですか!バカヤロー!!(by A.I.←注:人工知能ではない)と気合を入れ直し、かつての線路跡に沿って歩き出すとたちまちお店に到着。まだ線路が地上にあった頃はアンダーパスで、その後、地下化の工事が始まってからは仮設の陸橋で線路をまたいでいた目の前の通りは、歩道も広く自転車レーンも整備されて見違えるようでしたが、ギンズは以前と変わらない姿でそこにあったので、なんだかほっとしました。入り口でスタッフのナオキさんとギンズの歌姫ノリコさんとご挨拶。中に入るとキザミさんが調律の真最中でしたが私の姿を見るや、

「あれぇ〜!?チコちゃん!お久しぶり〜!」
「おはようございま〜す!ごぶさたしてます〜!」
「どうしたの〜?今日はバイオリン弾くの〜?」
「?…えーっと

ジョークなんだか天然なんだかよくわからないキザミさんの言葉をひとまず笑顔で受け流し、うわあ懐かしいな〜と店内を見回す私。光田さんが到着するまでにはまだ少しかかりそうだったのですかさずここでもご近所を散策(徘徊)してみると、劇的変貌を遂げた駅周辺とはうらはらに、このあたりはまだ以前と同じように静かに家々が並んでいるのでした。その合間の狭い路地をいくつかたどっていくと、こないだの大雪の名残がまだ道の端に残っていました。そこだけ日陰の時間が多いからでしょうか。そういえば都内でも一歩裏手に入ると除雪されてところどころ黒くなった雪がしばらく残っていたし、このへんもけっこう積もったんだろうなあ。と通り過ぎようとした瞬間、その雪がフッと動いたのです!

(えっ!?なに!?…オワワッ!!

超ビビる私。なんと私が雪のひとかたまりだと思ったものは、毛足の長い犬だったのです。マジすか。なんていう名前かわかりませんが、ホラいるでしょう?白い毛に黒というかグレーの色が混じった長い毛のワンちゃんが。きっと調布のマダムが用事でちょっとそこにつないでいたんでしょう。で私が近づいてったもんだから気配を察知したんでしょうね。あービックリした。脅かさないでよ〜!ってコッチが勝手に驚いただけだけど。とそんな小さなサプライズもあった散策(徘徊)を終えてギンズに戻るとちょうどご本人も到着したところでした。

「おっはよ〜!今日はよろしくね〜」

と光田さん。やがて本日のゲスト、チェロのシンコちゃんやマスターのギンさんがやってきてお久しぶりのご挨拶。あわただしくサウンドチェックを終えて気がつけばもう会場の時間です。今日もたくさんのお客さまがいらっしゃいました。小さめの会場で、特にここはステージが低い位置にあり、そこにもいわゆる「アリーナ席」がもうけられ、全体的にご本人との距離が近いのですが、終始笑顔で話し弾き語る光田さんとその姿を熱心にあたたかく見守るお客さまの間には、とてもゆったりとリラックスした空気が漂っていました。それから音もとてもスッキリとクリアに聴こえたのですが、PAシステムが変わったことが関係してるんでしょうか。それともギンさんの腕前でしょうか。イエイ。そしてそんなクリアなサウンドを聴いていて、あ、今日は光田さん調子良さそうだなあ、声がよく出てるなあと感じました。ウフフ(←なぜ笑う)。いや別にご本人に確認したわけじゃないですからあくまで私の主観ですけど。でもこの日はいつにも増して声がキレイに抜けてるなあと感じたんです。終演後、そういえば今日水飲まなかったんだよねー、とご本人も言ってましたし、きっと調子良かったんじゃないかなあ。調布も良かったけど。だからでしょうか、岩崎宏美さんの『プロポーズのとき』を歌った時もしっかり高音が出ていましたし、さらに渡辺真知子さんの『ブルー』を弾き始めた時には、

(エッ!?…マジ!?これいくの!?ホントに歌っちゃうの!!?

と、ワタクシちょっと大げさに言えば腰が抜けそうなほど驚いたんです。だってサビがめっちゃ高いんですよこの歌。真知子さんご本人にとってもかなり高い音だと思うんですが、それそのまんまいっちゃう!?と、かなり衝撃を受けるとともにサビが近づくにつれ手に汗握りましたよ。♪とりとめのない心…、ここでもう十分に高い!けどしっかりクリア。で、♪あなたと私いつも…、と同じフレーズがきて、最後、♪背中合せの…、ここが、高い!超お高い!たっかーーい!!ええ、あっまーーい!(by SPW)じゃなくてたっかーーい!んですけど、なんと!歌いきったッス!光田さんすごい!!ごいす!!ゴイーーッス!(by 長介)と思わず心の中で叫んでしまいましたよ。すげえなあ、やっぱ今日は調子いいんだなあ、とトリハダがたった私です。そしたら終わった後に告白されてましたね。ついオリジナルのキーで始めちゃったって。アッハッハッハ!なんてことですか。光田さんは真知子さんとももう長いお付き合いですからやっぱり曲がカラダに染み込んでるんですね。同じく染み込みオヤジの私としてはそれこそ身に染みてよくわかる話しでした。間奏で自然にさりげな〜く1音下げたってのもさすが。いろんな意味で大拍手の1曲でした。

そしてゲストのシンコちゃんもこの日は大活躍でしたねえ。昨年はブリトリプラスで一緒に50曲を戦い抜いたので多少は気が楽なんじゃないかなあと勝手に思っていたのですが、さにあらず。チラッと小耳にはさんだのは、なんかね、普段のチェロパートだけじゃなくて、曲によってはバイオリンのパートを弾いたりしてるんだって。ひええ。出ましたよ、最高のステージのためならば一切の妥協なし手抜きなしタヌキソバ一丁ミニ天丼もセットでね!のヒト光田さんのアレンジ。クルシタノシイ現場の片鱗を見た思いがしましたよ。でもシンコちゃんはいつもニコニコしてるから全然クルシソウには見えなくてそこがまたカッコイイんだけどね。この日演奏した『みち草』という曲では、収録されたアルバムと同じくシンコちゃんの口笛からスタートしたんですが、光田さんによれば、当時何人かで試した結果シンコちゃんが口笛を担当することになり、何度か録った中から、なんとも素朴でほのぼのした味わいがあるってことで、あえてちょっと調子っぱずれなところがあるテイクを採用したんだとか。いやああらためてこの日もいい味出してましたね。ちなみにその口笛オーディションに落選したのは私です。はっはっは。あー、でも当時もし口笛の達人、ギターの吉澤さんがいたらどうなってたかなあ。逆にうますぎてやっぱり落ちてたかもしれないかな。ホホホ。

さてワタクシはというと、包丁一本サラシに巻いて、じゃなかったカホン一個をサラシには巻けないのでキャリーカートで転がしていきました。2部の途中で、今日は友達が来てくれていまーすと紹介されて2曲ほど参加。まずはお客さまと一緒に『南風』で新しいコーラスパートを歌いました。すると、今日はもうひとりお友達が来てくれました。加藤くんです!と光田さん。エッ!ホント!?と思っていたら、光田さんが手元の何やらリズムボックス的マシンのボタンをピッ!すかさず「カトーでーす!」と加藤さんの声が。おお〜!?これはまさしくカトちゃんじゃないですか!マジすか!いったいいつの間にこんな小箱の中に!?(←馬鹿)そして曲は『世間She Loves You』へ。本来ならそれこそ打ち込みのリズムを流すところを、この日は私が生のカホンで担当(てか生のカホンって言い方でいいのだろうか?柔らかそうだけど)し、コーラスの部分は光田さんがカトちゃんボタンをピッ!カトちゃんピッ!でコーラスパートが流れるというなんというか半アナログ仕様。同期演奏ではないのでフツーに打ち込みでクリックに合わせて演奏する(それはそれで大変ですが)のと違い、必要な部分にジャストのタイミングでボタンを押さなきゃならないんですよ。しかも押してからコーラスが出るまで多少タイムラグがあるのでそれも計算しなきゃいけない。しかもピアノを弾きながら歌いながらですからね。でも本番では次々クリアしていくもんだから私そのたびに光田さんの方を見て笑ってしまいました。いやあ楽しかったです。それと、個人的にはアンコールで歌われた『ありがとね』がよかったなあ。光田さんが尊敬する小田和正さんの『老人のつぶやき』という曲に影響されて、なんて話しをされてましたけど、この曲は昨年もそれ以外でも何度も演奏してるんですけど、なんでしょう、新たな感覚というか新鮮といったらいいのかうまく言葉にできないんですけどすごく共鳴するところがあったんです。今回は♪調布の街は久しぶりでしょ、と歌っていたこの部分はいつもライブをする街の名前が入るのですが、ふと、そういえば一番最初の、つまりオリジナルはどこの街だったっけ?という疑問が湧き上がり、しかしこれがなかなか思い出せないというのは加齢によるものでしょうか(知りませんがな)。それでも必死に記憶の糸(すでにブツぎれ)を手繰ったり過去の資料をほじくり返したりしてどうにかこうにか「渋谷」にたどりついたのですが、ということはこの曲が作られたのはもうかれこれ20年も前ということになります。おお〜…。♪君も僕ももういい歳なのに…、いくら小田さんの影響を受けたと言ってもよくこういう歌詞を書いたもんだなあとしみじみ思いました。もっとも当時の光田さんが思い描く「いい歳」がいくつぐらいの設定だったかはわかりませんけど。まあ今はもうワタクシ、ホントにいいトシだからとうに設定を超えてるとは思いますけども、でも自分が今のこの歳になったことで、当時とはまた違う受け止め方ができるようになったってことだと勝手に解釈しております。とても素直に心に響いた『ありがとね』でした。

ということで光田さんの、デビューしてから今日までの音楽的歴史を時系列に沿ってお届けというテーマだったバースデーライブを、テーマとは関係なく思いつくままに書き連ねてまいりましたが、久しぶりに大好きな音楽、大好きな歌をたっぷり(いろんな意味で。ウフ)と堪能させていただきました。終演後、表に出たら昼のあたたかさはどこへやら。風がピューピューさみーのなんの。でしたが、散策と音楽で充実した1日を振り返りながら後ろは振り返らずにカホンコロコロ転がして、足早に駅へと向かったのでありました。

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 ようやく
借りを返したぜ。

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# by cicocico | 2018-02-27 00:56 | Comments(0)

ご近所の梅

d0067750_17471089.jpg  先週はそこそこ暖かい日もあったのでなんとなく回り道して歩いてたら、ご近所の庭先で梅の花が咲いておりました。寒さで早咲きの桜など開花が遅れているなんてニュースも耳にしていましたが、それでも少しづつ春は近づいているのでしょう。などと思っていたら今日はまた雪にも変わりそうなちべたい雨。ひゃ〜。やさしいと見せかけて冷たい。うーむ、ツンデレ。いやデレツンですか。まあでももう間もなく3月だしボチボチと春はやってくることでしょう。そして新玉に新ジャガに菜の花と、八百屋の店先が気になりだす今日この頃。食欲の春。
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# by cicocico | 2018-02-22 22:54 | Comments(0)

義理と人情をかみしめる

 2月に入って寒さもひときわ。今年も椎名さんのバレンタインライブがございました。世の中的には連休アタマだからでしょうか、下北沢もなかなかの混みっぷりでございました。都内でもうっかりするとまだ日陰の路地の奥なんかに雪が残ってたりするような寒い中、お越しいただきました皆さま、どうもありがとうございました。終盤、椎名さんが手強いエヘン虫の不意打ちにあうというハプニングもありましたが、最後までしっかり見守ってくださった皆さまの気持ちに感謝です。本当にありがとうございました。またワタクシ個人的には、もう見てバレバレだったと思いますが『黄昏のビギン』のエンディングの踏みきりが乱れましたことをここでお詫び申し上げます。どうもサーセン。それこそ今まで一度もなかったんですけどねぇ。リハではこれまで通り歌がフェルマータでのびたあとに、椎名さんのボーカルに合わせてリズムインってな約束だったんですが、あの瞬間、後方に座っている僕の位置からちょうど椎名さんが合図を出す左手がまったく見えなかったんです。とっさに歌を聴きつつ肩の動きを追ったんですがダメでした。僕の演奏がつっかける感じになっちゃったもんだから、恩田さんも吉澤さんもあれじゃあ入れませんよねえ。いやはやプロとしてアルマジロの交尾。ワタクシもまだまだ精進しなければ。ちなみに先日、初詣に行ってお参りのあと、さんざん迷ったあげくに引いたおみくじは「中吉」でした。

“登り詰めたらあとは下るしかないと…”(さだまさし『飛梅』より)

やはり着実に下っているのかもしれません。てことでひとまずはこの日をふり返りつつ、いただいた義理チョコの義理の意味(←謎)について思いをめぐらせつつ、ギリギリとかみしめている私です。あらためまして今年もよろしくお願いスマッシュ。


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いいじゃないか!中吉

(ただ、着実に…)

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# by cicocico | 2018-02-12 17:24 | Comments(0)

カゼニマケナイデ

 キンキンに冷えた金曜日のパラカフェ、キンキン金パラはシンシアさんのライブでした。今回は3日前に誕生日を迎えたばかりの姐さんのバースデーライブということで、いつも以上にホットに盛り上がり無事に…というわけではありませんでしたが、ある意味無事に終了いたしました。ご来場の皆さま、ありがとうございました。で、何があったのかというとこの日、キーボードの堺さんが出演できなくなってしまったのです。実は堺さんは豪華客船クルージングでの仕事があり数日前から船上のヒトとなっていたのですが、シンガポールあたりでカゼをこじらせてしまったとかで、その仕事を終えて前日に日本に帰った時には相当ツラい状態で、演奏できる状況ではなくなってしまったというのです。そこで急きょトラ(代役)をつとめてくれたのが西村和彦さん。シンシアさんやオーナーの滝ともはるさんともお知り合いだそうで、と言ってもウン十年ぶりなんだそうですが、急な話しにもかかわらず駆けつけてくれたのです。状況が状況ですから、事前に決まっていたバースデーライブ用のメニューを大幅に変更し、なるべく西村さんにも負担のないようにと、メジャーどころの曲を中心に選んでいったのですが、西村さんは元々クラシック出身でそれからジャズに進んでいったそうで、洋楽の、特にロック系やディスコ系のものはあまり接点がなかったんだとか。やはり人によってそれぞれスタンダードやメジャーどころって違うんですよね。それでも音源を聴いたり「ちょっといつもの感じで弾いてもらえますか?」と吉澤さんに演奏してもらい、時間がない中素早くコードを拾ったり尺をとってはメモしていき、おかげでいつも通りの、とはまた違ったものの、決して遜色ないステージをお送りすることができたのです。西村さん、いつもとハタケが違って大変だったと思いますがホントにありがとうございました。ちなみに姐さんはといえば、そんな不測の事態にもめげず、いつも通りに歌い、いつも通りのトークで、いつも通りの盛り上がりでした。お店で顔を合わした時から開口一番、

「今日はアタシは飲むから!あとはヨロシク!!」

と言い放ち、実際1部ではメインで歌ったのは2曲だけでしたもの。なんか、さすがです。あとは吉澤さんと、なんと滝さんまでが歌ってくれたのです。吉澤さん、今回に限ったことではありませんが、アザッす。フフ。そして滝さん。超久しぶりに生で『南回帰線』聴けたぉ!ワーイ!おまけに『冬の稲妻』も歌っていただいて、ココロ密かにガッツポーズしたアリスファンのワタクシです。お客さまもとても喜んでいらっしゃいました。その勢いに乗って2部はまたダンサボー。どこかちょっとオサレな感じもするダンサボーでもって、大いに盛りあがったのでありました。皆さまありがとうございました。西村さん、お疲れさまでした。それから堺さんどうぞお大事に。しっかり養生してくださいね。カゼがはやっておりますので、どちら様もくれぐれも体調管理にはお気をつけください。ね。

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# by cicocico | 2018-01-28 23:14 | Comments(5)

お知らせ

椎名恵
「 VALENTINE Bel Cant in 下北沢440 」

2018/02/10(土)【終了いたしました】
下北沢 440(four forty) 
TEL:03-3422-9440
東京都世田谷区代沢5-29-15 SYビル1F
開場18:30 開演19:00(2部構成)
チャージ:¥4,000(税込・+1オーダー)

椎名恵(Vo)、
恩田直幸(Pf)、吉澤秀人(Gt)、井上“Cico”浩一(Per)

■予約開始
2017年1月9日(火)から
メール予約・詳細はコチラをご覧下さい。
■入場順 
(1)メルマガ会員優先予約者
(2)一般メール予約者
※当日来場順にそれぞれの列にお並びください。
メルマガ会員のかたでも優先予約期間終了後に予約されたみなさんは一般予約となります。
【お問い合わせ】
下北沢440 TEL:03-3422-9440(16:00~)

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# by cicocico | 2018-01-14 13:24 | Comments(0)

いい年に

 皆さま、大いに明けましておめでとうございます。本日は冷たい雨が降ってます。なんか成人の日っていつも天気に恵まれてないイメージがあるのですが、気のせいでしょうか。それはともかく、何だか僕のまわりではカゼひきさんが多いので、手洗いうがいを心がけ、元気でいられるように気をつけたいと思います。皆様もどうぞお体にはご注意ください。ちなみに今回の年末年始は久しぶりに蕎麦→餅→粥の流れをキチンとしかるべきタイミングでクリアできご先祖様へお参りも済ませましたので、きっといい年になるのではと期待しているいい年のオッサンです。それでは今年もどうぞよろしくお願いいたします。
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# by cicocico | 2018-01-08 17:54 | Comments(0)

お知らせ

Breath-talk

2018/03/15(木)【終了いたしました】
吉祥寺 Strings 
TEL:0422-28-5035
東京都武蔵野市吉祥寺本町 2-12-13 (TNコラムビル地階)
開場18:30 開演19:30 
チャージ:¥2,600(税込)

猪浦“Charlie”教行(Harp)、佐藤豊(Gt)、井上“Cico”浩一(Per)

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◆シンシア

2018/03/23(金)【終了いたしました】
横浜 Paradise Cafe'
TEL:045-228-1668
神奈川県横浜市中区住吉町6-72シャンローゼ関内B1
開場19:00 開演20:00(2ステージ 途中休憩あり)
チャージ:¥4,000(税込・飲食代別)

シンシア(Vo)、
吉澤秀人(Gt)、堺敦生(Key)、井上“Cico”浩一(Per)
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# by cicocico | 2017-12-31 17:22 | Comments(0)

せわしなく

 クリスマスからあっという間に1週間。さすがは師走。もう大晦日でございます。実はワタクシこないだのクリスマスライブの直前に久しぶりに歯医者に行きました。奥歯の詰め物が急にとれちゃったんですね。で、芸能人は歯が命(懐)と言いますからこりゃイカンってことで、とれた詰め物持ってあわてて歯医者さんに行ったところ、その歯は特に問題なくすぐに直してもらえたのですが、別のところに初期の虫歯が見つかってしまい、早めに治療してもらわねばってことですぐさま予約を入れてライブの翌日に再び行ってきました。でもってどうせ出かけるならついでに散髪しちゃえってことでその足で床屋さんにもまわり、スースーする頭で師走の寒さを実感したり、25日には人生の先輩方にこれでもかというほどクリスマスソングなどを歌っていただき、お返しに素敵な笑顔のプレゼントをいただいたり、ここへきて来年の手帳を準備していないことに気づきあわてて買いに行き、ついでに正月用の買い物をする人々で混雑している魚屋さんとか八百屋さんとか近所のスーパーなんかにもわざわざ立ち寄り、特に緊急性もない鍋用豆腐(絹)を一丁購入するなど、なんとなくせわしない年の瀬感を演出して過ごしてみました。そして昨日は近しい方々と忘年会。年々時の経つのが加速するってことで満場一致しました。明日目が覚めたら2020年とかだったらどうしましょう。そんな浦島太郎的妄想はさておき、今年もお世話になった皆さま、本当にありがとうございました。来年もまた地味に地道にやってまいりますので、よろしくお願いいたします。

どうぞ良いおとしもの!(には十分ご注意ください)

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# by cicocico | 2017-12-31 17:19 | Comments(0)