ふと大吉
じゃん!
じゃじゃん!!
はっはっはっは!いやあ、やってしまいましたワタクシ。ついにひいてしまいましたよ大吉を。いやあどっからどう見ても大吉。我が人生初の大吉。イヤその昔、焼き豚大吉は食べたことがありますがあれはカップラーメンですからね。おみくじ入ってたけどそれでも大吉には会えませんでしたから。今度は正真正銘大吉ですよ。こいつは春から縁起がいいじゃあありませんか!あっはっはっは!!いやあ素直にウレシイなあ。思い起こせば数年前には『連続凶男』の名をほしいままにしていた私。その後もかろうじて首の皮一枚というところで吉の世界に復帰した私。そんな私にまさかこんな日が訪れるとは。しかも今回は最初から初詣に行ったのではなく、もともと別の目的がありたまたまそのついでにお参りしての結果がこれ。いやあシアワセって本当に何気ないふとした瞬間に訪れるのかもしれません。いやあホントビックリですわ。
さて、そんなことの顛末はというと、ふと、宇都宮に行ったことが始まりです。イヤ『ふと』行く距離じゃねえだろという声が聞こえそうですが、そこはまあまあおさえておさえて。何しに行ったのかというと餃子です。餃子といえば宇都宮、宇都宮といえば餃子ですが、餃子の好きな私の友人がある時、宇都宮にはいろんなお店の餃子が食べられるところがあると言うんです。新横浜のラーメン博物館みたいなものなんでしょうか。前から気になってたんだけどなかなか行けずにいたので今度一緒にどうかと誘われたので、そうかじゃあまあ都合が合えばねえ、なんて言っていたらふと都合が合っちゃったんです。合っちゃった以上は行かないわけにはいきませんから、ふと行ってきたというわけです。まあでもそういうきっかけでもないとなかなか行けないですからね。それに有名無名の餃子屋さんがひしめく宇都宮で、どこに行くかと迷わずにすむというのもいいじゃありませんか。ゆるやかな鉄道好きとしては新幹線ではなく上野東京ラインでトコトコおよそ2時間。そうして久しぶりに降り立ちました宇都宮の地。そして久しぶりに再会した餃子の像。目指す場所は駅前通りをまっすぐでわかりやすそうだったので、のんびり歩いて行くことにしたのですが、地図を見るとすぐ目の前になにやら神社があるではありませんか。今年まだ初詣に行ってなかった私は、じゃあせっかくだからとこの機会にお参りさせてもらうことにしたのです。大通りを歩くことおよそ15分ほど。
「おぉ〜〜!」
まわりをビルに囲まれた中のその一角だけがスコンと切りとられたような空間が広がっていました。通りに面した思いのほか大きい鳥居から奥の小山の上へと参道が続いている風景は、なんだか箱庭のようです。二荒山神社と書かれた扁額ののった鳥居をくぐって階段をのぼり境内に入ると、決して広くはないもののやはり神社の、街の中とは思えない落ち着いた空気がただよっていました。もう人もさほど多くはありませんでしたが、それでもここも三が日には地元の方々で賑わってるんだろうなあという気配がありました。手を洗って口をすすいでから二礼二拍手そして一礼。ふらりと立ち寄ることにしたとはいえしっかり真剣にお参りいたしました。今年もよい年になるでしょうか。
さて無事に初詣もすませいよいよ餃子に繰り出そうというところで友人が、おみくじはいいの?と聞くのです。ご存じの通りすでに昨年フツーの吉をひいている私は、今年からはまた参拝だけの人に戻るつもりでいました。ところが、
「え?おみくじ?う〜ん…まあ別にいいかなぁ…」
と遠慮する私に友人は、せっかくだから引いたら?なかなかここまで来る機会もないんだし、と言うのです。何がせっかくだからなのかよくわかりませんが、確かにそう言われればなんだかもっともなような、よく考えるとそうでもないような気にさせられる優柔不断な私。それでもおみくじ所の巫女さんもなかなかチャーミングだったので、じゃあまあそこまで言うならせっかくだし…、という態度を前面に出しつつ列に並んだのでした。そうして引いたその結果がこうだったのですから世の中わからないものです。その瞬間頭の中を『夢の中へ』がグルグル回り出したことは言うまでもありません。探すのをやめた時、見つかる事もある…。こんなドラマチックな展開にすっかり盛り上がった我々は、じゃあもう祝杯をあげなくちゃなと言って意気揚々と本来の目的地へ。『来らっせ』という名前のそこは、鳥居の前の通りを渡ったすぐのところにありました。ドンキホーテなどがはいった商業ビルの地下という以外と地味な場所ながらやはり有名なスポットなんでしょうか、もうかなりの行列ができていました。それでも割に回転が早く思ったより待たずに入店できたのは、早くも大吉効果でしょうか。ウフフ。おいしそうに餃子を頬張る人々にまざって我々も何種類かの餃子とそしてビールで乾杯!ク〜〜〜ッッ!やっぱこの組み合わせは鉄板だなあ〜!!出てきた宇都宮餃子はそれぞれ個性がありつつもどれもみんな本当にうまかったです。昼ビール効果で選んだお店の名前は忘れちゃったけど。ホホホ。ついでに箸休めにと注文していた秋本のあとひき大根が実にいい仕事をしてくれました。いやうまかったです。こうして無事目的も果たした我々はシアワセな気分で再びのんびりと東京に帰っていったのでした。
よおし!今年はよい年になる!(単純なヒト)
ウレシイのでまた載せるヤツ
ご利益がありますように(祈)
by cicocico
| 2017-01-29 12:42
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