鎌ヶ谷の長い一日〈6〉
【これまでのおさらあらい】
以前はごく一般的な食器用洗剤(ジョイ等)を使っていた「私」でしたが、最近はもっぱらヤシノミ洗剤です。
******************
本編が終わり、あたたかい拍手に包まれてステージを降りる私たち。しかし、この時すでに時計は終演予定時刻を大幅に過ぎていました。どうする光田さん!
(サンポール!サンポール!…)
(マンホール!マンホール!…)
(ダンボール!ダンボール!…)
客席からは鳴り止まぬ手拍子と共にお客さまのアツい想いが伝わってきます。
「ヨシ、やるよ。すぐいこう!」
光田さんのひと言で再びステージにあがった私たちをより大きな拍手で迎えてくれるお客さまたち。うれしいなあ。ありがとうございます。とここでサプライズ。不意にバイオリンとチェロの演奏が始まりコーラスのお二方の歌に誘われて会場のみんなで一緒にハッピーバースデートゥーユー。ケーキが運ばれて光田さん…ではなくて荒井さんへ。突然のことに事態が飲み込めず右往左往する荒井さん。カワイイ。ウフ。実はここまでずっと光田さんのバースデーサプライズって話しでリハもしてたので、僕らもちょっとだけビックリしたんですが、この前日が荒井さんの誕生日だったんですね。とはいえご本人もまったく思ってもみなかったことでしょう。そうかそれで歌詞が♪ハッピ〜バ〜スデ〜健一さん〜♪だったのかあ。やるなあ光田の健一さんも。そうしてコーラスやってるときよりも目をまん丸くして驚いてる荒井さんと、最後は2人で仲良くロウソクを消しました。でたW健一!ぷぷ。
おめでとう健一さん
こうして盛り上がったところで曲は光田さんがタイトルにこだわりをお持ちという『☆STAR☆~スター~』。これもなつかしいなあ。フルバンドでやる時の勢いは保ちつつより優雅に演奏。単純な8ビートに見えて実はけっこう16を意識しないといけなかったりして意外とムズカシかったこの曲。リハでも細かいところまで指示がありまして何気にいっぱいいっぱいだったりして。それで本番でも一瞬コーラスを忘れていた私。間奏でフト光田さんと目が合いましたら、いつもは細め斜め目のお目目が少しだけ大き目になって私に何かを訴えているんです。
(…!あっ!?ヤベ!!ここ歌うんだった!!…)
そこで私は2まわし目からさりげなくパートを引き継ぎ光田さんは無事超絶のピアノソロへ。ホホホ、スンマセンでした。そんな地味な個人的ハプニングがありつつも元気よく演奏は終了。そしてここでライブは見えない決断の時を迎えていたのです。そう、終演時間です。実はサンポールは3本用意されていたのですが、じゃなかったアンコールは3曲予定されていたのですが、この時点ですでに相当押しているのはわかっていましたから、やむを得ずここで終わりにするのかあくまで全部やり通すのかそれともどちらか削るのかさあいったいどうする?どうするんだ!?どうするんだあケンイチイイーーーーッッッ!!!(←やかましい)と思っていたら、最後の曲には『こんにちは さようなら』を。この曲はいつもしみじみと、どこかなつかしくあたたかい気持ちにさせてくれます。ここでも荒井さんのグロッケンと、そして間奏では加藤さんと2人でのリコーダーがほのぼのとした雰囲気をつくってくれました。
(ああ…思えば昔は僕もああやって彼らみたいにリコーダーを吹いたよなあ。Pちゃんと2人でずいぶん練習したっけ…)
そう、ずいぶん久しぶりに、かつて自分の通っていた小学校の前を通りがかった時、ふと聞こえてきた笛の音に目をやると、ランドセルを背負った小さな黄色い帽子が3つ4つ、校庭のむこうを歩いてゆくのが見えた。ああ自分にもあんな時代があったっけ…と、なつかしさがこみあげる瞬間。そんな気持ちで(←例え長っ!)彼らの背中に若き日の自分を重ねる私は、完全にモリタクさん以上にジイサンでした。う、ゴホゴホ。すまんのう。
こんにちは、そしてさようなら。こうして再び盛大な拍手に見送られて「ブリリアント5」あらため「ブリリアント6」ライブは無事(無事?)終了したのでした。皆さまおつかれさまでした。そしてありがとうございました。
《終わり》
あ、バレた。…そっと夜の部へ。
《続く》
以前はごく一般的な食器用洗剤(ジョイ等)を使っていた「私」でしたが、最近はもっぱらヤシノミ洗剤です。
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本編が終わり、あたたかい拍手に包まれてステージを降りる私たち。しかし、この時すでに時計は終演予定時刻を大幅に過ぎていました。どうする光田さん!
(サンポール!サンポール!…)
(マンホール!マンホール!…)
(ダンボール!ダンボール!…)
客席からは鳴り止まぬ手拍子と共にお客さまのアツい想いが伝わってきます。
「ヨシ、やるよ。すぐいこう!」
光田さんのひと言で再びステージにあがった私たちをより大きな拍手で迎えてくれるお客さまたち。うれしいなあ。ありがとうございます。とここでサプライズ。不意にバイオリンとチェロの演奏が始まりコーラスのお二方の歌に誘われて会場のみんなで一緒にハッピーバースデートゥーユー。ケーキが運ばれて光田さん…ではなくて荒井さんへ。突然のことに事態が飲み込めず右往左往する荒井さん。カワイイ。ウフ。実はここまでずっと光田さんのバースデーサプライズって話しでリハもしてたので、僕らもちょっとだけビックリしたんですが、この前日が荒井さんの誕生日だったんですね。とはいえご本人もまったく思ってもみなかったことでしょう。そうかそれで歌詞が♪ハッピ〜バ〜スデ〜健一さん〜♪だったのかあ。やるなあ光田の健一さんも。そうしてコーラスやってるときよりも目をまん丸くして驚いてる荒井さんと、最後は2人で仲良くロウソクを消しました。でたW健一!ぷぷ。
おめでとう健一さん
こうして盛り上がったところで曲は光田さんがタイトルにこだわりをお持ちという『☆STAR☆~スター~』。これもなつかしいなあ。フルバンドでやる時の勢いは保ちつつより優雅に演奏。単純な8ビートに見えて実はけっこう16を意識しないといけなかったりして意外とムズカシかったこの曲。リハでも細かいところまで指示がありまして何気にいっぱいいっぱいだったりして。それで本番でも一瞬コーラスを忘れていた私。間奏でフト光田さんと目が合いましたら、いつもは細め斜め目のお目目が少しだけ大き目になって私に何かを訴えているんです。
(…!あっ!?ヤベ!!ここ歌うんだった!!…)
そこで私は2まわし目からさりげなくパートを引き継ぎ光田さんは無事超絶のピアノソロへ。ホホホ、スンマセンでした。そんな地味な個人的ハプニングがありつつも元気よく演奏は終了。そしてここでライブは見えない決断の時を迎えていたのです。そう、終演時間です。実はサンポールは3本用意されていたのですが、じゃなかったアンコールは3曲予定されていたのですが、この時点ですでに相当押しているのはわかっていましたから、やむを得ずここで終わりにするのかあくまで全部やり通すのかそれともどちらか削るのかさあいったいどうする?どうするんだ!?どうするんだあケンイチイイーーーーッッッ!!!(←やかましい)と思っていたら、最後の曲には『こんにちは さようなら』を。この曲はいつもしみじみと、どこかなつかしくあたたかい気持ちにさせてくれます。ここでも荒井さんのグロッケンと、そして間奏では加藤さんと2人でのリコーダーがほのぼのとした雰囲気をつくってくれました。
(ああ…思えば昔は僕もああやって彼らみたいにリコーダーを吹いたよなあ。Pちゃんと2人でずいぶん練習したっけ…)
そう、ずいぶん久しぶりに、かつて自分の通っていた小学校の前を通りがかった時、ふと聞こえてきた笛の音に目をやると、ランドセルを背負った小さな黄色い帽子が3つ4つ、校庭のむこうを歩いてゆくのが見えた。ああ自分にもあんな時代があったっけ…と、なつかしさがこみあげる瞬間。そんな気持ちで(←例え長っ!)彼らの背中に若き日の自分を重ねる私は、完全にモリタクさん以上にジイサンでした。う、ゴホゴホ。すまんのう。
こんにちは、そしてさようなら。こうして再び盛大な拍手に見送られて「ブリリアント5」あらため「ブリリアント6」ライブは無事(無事?)終了したのでした。皆さまおつかれさまでした。そしてありがとうございました。
《終わり》
あ、バレた。…そっと夜の部へ。
《続く》
by cicocico
| 2016-03-23 00:33
|
Comments(1)
Commented
by
cicocico at 2016-03-26 13:48
>更夜さん
いつも読んでいただきありがとうございます。
こちらにあったコメントですが、何かの拍子に消えてしまったようです。というより多分僕が操作を誤って消してしまったのかもしれません。いずれにしても本当にごめんなさい。
ご覧のようにどうやら正真正銘のバカだったワケですが、これからも適度に距離をおいておつき合いいただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。<(_ _)>
いつも読んでいただきありがとうございます。
こちらにあったコメントですが、何かの拍子に消えてしまったようです。というより多分僕が操作を誤って消してしまったのかもしれません。いずれにしても本当にごめんなさい。
ご覧のようにどうやら正真正銘のバカだったワケですが、これからも適度に距離をおいておつき合いいただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。<(_ _)>
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