赤坂の夜
さて、選別した本をブックオフに持っていったところ思っていたよりも高い金額で買い取ってくれ、スタッフのお兄ちゃんお姉ちゃんたちのテキパキキビキビした仕事ぶりとありがとうございましたあという(お姉ちゃんの)カワイイ笑顔に見送られ非常に気を良くしてルンルン気分で帰ってきたところで、はい、ブレストークです。まずはご来場いただきました皆さま、なんだか大変な天気の中、足を運んでいただきましてまことにまことにありがとうございました。おかげさまで久しぶりの赤坂、アンベクァトロでのライブは無事終了いたしました。いや本当に、この日はご覧いただいたように大きなハプニングもなく、また僕らの僕らのリーダー、チャーリーのトークもめずらしく(!)過度な違和感もなく、そういった意味でもライブは無事に終了したといってもいいでしょう。出だしでちょっとハーモニカの調子が悪いからと予備の楽器と交換したときも、ハーモニカはギターの弦みたいにひとつずつリードをチューニングするのは難しいので、よく使うキーは予備のを用意しておくんですよ、ときちんと説明しスムーズに話しをつないでいましたし、また前日9月9日は重陽(ちょうよう)の節句であること、菊の咲く頃なので菊の節句とも呼ばれ五節句のひとつであることなど季節を意識したトークも披露。この時初めて五つの節句について知った僕などはこっそり87ヘエをあげて感心してしまいました。さすがは僕らの僕らのリーダー、やるなあ。やる時は。ただ、相変わらず僕がおとなしく見えるけれどホントはおしゃべりだという点についてはいただけません。この日は先だってのネコーズライブをリーダーと一緒にご覧になっていたお客さまもいらっしゃっていたせいか、その時の話題になり、ネコーズのライブでは演奏と同じくらいしゃべるんですよ、などと言うではありませんか。でもまあそれも仕方ありません。あの時は僕が中途半端な告知をしてしまいリーダーの誤解も解けなかったのですから。そのツケが今こうしてまわってきたのです。一応、しゃべるのは台本があるからだよ!とキッパリ言っておきましたが、じゃあボクには無理だなあとやんわり返すリーダーが、果たしてどこまでわかってくれたのかはわかりません。終演後、そのお客さまのところへお礼にうかがうと、
「もう〜、森進一やってって言ったのに〜」
と言うではありませんか。
「アハハハ、イヤイヤイヤイヤどんな流れですか」
と私。確かに一部が終わって休憩中にリーダーから、チコちゃん森進一のリクエストきてるよ、とは言われましたけど、いやあそれはさすがに無理でしょう流れ的にも。もっともネコーズにしても流れとはまったく関係なく伊集さんがお茶目にムチャ振りしてるんですけども。確かに真面目なトークのあとで急にはねえ、と理解してくださったそのお客さまはまた、チャーリーのトークは真面目だとほめてくださいました。そして、他の2人が静かにしてるからもっとからめばいいのに、とも。そうすれば話しが広がるわよというお客さまでしたが、そこは私から、いいえ、確かに今日のトークはいい出来でしたが、残念ながらウチのリーダー、キャッチボールができないヒトなので…、とやんわりと、しかしキッパリと本人の前で釘を刺しておきました。のちのち変にからまれても困りますからね。ふう。
お客さまといえば、今日はずいぶん久しぶりのお客さまとマニアックなお客さまもいて…、と話していたリーダー。 マニアックなお客さまからしっかり宣伝するように言われたとかで、年末のスタイルオーライブの告知をしておりました。
「以前はもっとちょいちょい活動していたんですが、メインの人がAKBをやってるんで近ごろはなかなかライブができなくて…」
「リーダー、その説明だとまるでAKBのメンバーとバンドしてたみたいだよ」
と私。あ、そうじゃなくて関係者というかスタッフとしてね、と訂正すると、
「ええ〜っ!?あんなカワイイ子たちと一緒にやってたのかと思った〜!!」
と他のお客さまからも突っ込まれておりました。まあこの程度の言い回しならいつものリーダーを知るものからすればまだ上等だと言えますが。そして、そのスタイルオーの頃以来久しぶりというお客さまからはこの日、というか近年で最高とも思われる素晴らしいひと言をいただきました。それはギターのヤングサトーくんの話しになった時のこと。ふとリーダーが、最近なんか髪が茶色になったよね?と聞いたのですが、サトーくんからは、いやあこれでもだいぶ黒に戻しているんですよという答えが帰ってきたのです。
(おひおひ大丈夫かぁ……)
ついにまた変な方向に行きはしないかと内心ハラハラしていた私をよそに、今やすっかり忙しくなっちゃったんで、ライブを決めるのもまず彼のスケジュールから聞くんですよと、話しを進めるリーダー。売れっ子なんですよ、スゴいでしょ?と、久しぶりのお客さまに振ったところ、
「ハイ、なんか、ずいぶんあか抜けた感じがします」
とのお言葉が!もう場内大爆笑!!これほど的を射て無駄のないひと言があるでしょうか!!いやあ笑った〜〜〜!確かにかつて天然由来のボケ成分配合で環境には優しいけれど、まわりからは時として『なんかボヤボヤしている』と言わしめたヤングサトーくんですから、当時を知るお客さまからすればだいぶイメージが変わったことでしょう。いつの間にかメガネしてないしヒゲはやしてるし。それだけじゃなく、もうグラス一杯のビールの力を借りずともアツい演奏ができるしお酒もマルガリータがおいしいなんて言うようになったしこっそりタバコも吸ってるんですから。あ、別にこっそりじゃないか、子どもじゃないんだから。ともかくそれくらいオトナになったってことですね。しかしそれにしても真っ正直ド直球ど真ん中のひと言だなあ。いやホント笑わせていただきました。あ〜〜。ところがそんな素朴なギター少年も、今やいちばんの売れっ子になりパパになり、と紹介していたリーダーが不意に、
「子どもの作り方知ってたんだねえ…」
などと言いだすではありませんか。
(!!…な、何!?リーダー!?…何なのその言葉!!?……)
内心慌てふためく小心者の私をよそに、特にそれ以上深入りすることもなく通り過ぎていったリーダー。いったいどういう意図があっての発言だったのか知る由もありませんが、察するに『素朴』なのに、というようなことを言いたかったのではないでしょうか。多分。イヤ、自身はないですけど。それでもお客さまも聞いていたのかいなかったのか、というよりきっと大人のお客さまが多かったということでしょう。特に騒ぎになることもなく炎上するようなこともなく、ライブは進んでいきました。ただ、小心者の私ひとりが、ココロの奥でボヤ騒ぎだったのです。
ということで、さりげなく『ボヤ』と『ボヤボヤ』をかけたところで本日はお開きです。次回は来月末に国立で。少しは秋らしくなってるといいなあ。
安心のコンガ(1曲は叩きました)
「もう〜、森進一やってって言ったのに〜」
と言うではありませんか。
「アハハハ、イヤイヤイヤイヤどんな流れですか」
と私。確かに一部が終わって休憩中にリーダーから、チコちゃん森進一のリクエストきてるよ、とは言われましたけど、いやあそれはさすがに無理でしょう流れ的にも。もっともネコーズにしても流れとはまったく関係なく伊集さんがお茶目にムチャ振りしてるんですけども。確かに真面目なトークのあとで急にはねえ、と理解してくださったそのお客さまはまた、チャーリーのトークは真面目だとほめてくださいました。そして、他の2人が静かにしてるからもっとからめばいいのに、とも。そうすれば話しが広がるわよというお客さまでしたが、そこは私から、いいえ、確かに今日のトークはいい出来でしたが、残念ながらウチのリーダー、キャッチボールができないヒトなので…、とやんわりと、しかしキッパリと本人の前で釘を刺しておきました。のちのち変にからまれても困りますからね。ふう。
お客さまといえば、今日はずいぶん久しぶりのお客さまとマニアックなお客さまもいて…、と話していたリーダー。 マニアックなお客さまからしっかり宣伝するように言われたとかで、年末のスタイルオーライブの告知をしておりました。
「以前はもっとちょいちょい活動していたんですが、メインの人がAKBをやってるんで近ごろはなかなかライブができなくて…」
「リーダー、その説明だとまるでAKBのメンバーとバンドしてたみたいだよ」
と私。あ、そうじゃなくて関係者というかスタッフとしてね、と訂正すると、
「ええ〜っ!?あんなカワイイ子たちと一緒にやってたのかと思った〜!!」
と他のお客さまからも突っ込まれておりました。まあこの程度の言い回しならいつものリーダーを知るものからすればまだ上等だと言えますが。そして、そのスタイルオーの頃以来久しぶりというお客さまからはこの日、というか近年で最高とも思われる素晴らしいひと言をいただきました。それはギターのヤングサトーくんの話しになった時のこと。ふとリーダーが、最近なんか髪が茶色になったよね?と聞いたのですが、サトーくんからは、いやあこれでもだいぶ黒に戻しているんですよという答えが帰ってきたのです。
(おひおひ大丈夫かぁ……)
ついにまた変な方向に行きはしないかと内心ハラハラしていた私をよそに、今やすっかり忙しくなっちゃったんで、ライブを決めるのもまず彼のスケジュールから聞くんですよと、話しを進めるリーダー。売れっ子なんですよ、スゴいでしょ?と、久しぶりのお客さまに振ったところ、
「ハイ、なんか、ずいぶんあか抜けた感じがします」
とのお言葉が!もう場内大爆笑!!これほど的を射て無駄のないひと言があるでしょうか!!いやあ笑った〜〜〜!確かにかつて天然由来のボケ成分配合で環境には優しいけれど、まわりからは時として『なんかボヤボヤしている』と言わしめたヤングサトーくんですから、当時を知るお客さまからすればだいぶイメージが変わったことでしょう。いつの間にかメガネしてないしヒゲはやしてるし。それだけじゃなく、もうグラス一杯のビールの力を借りずともアツい演奏ができるしお酒もマルガリータがおいしいなんて言うようになったしこっそりタバコも吸ってるんですから。あ、別にこっそりじゃないか、子どもじゃないんだから。ともかくそれくらいオトナになったってことですね。しかしそれにしても真っ正直ド直球ど真ん中のひと言だなあ。いやホント笑わせていただきました。あ〜〜。ところがそんな素朴なギター少年も、今やいちばんの売れっ子になりパパになり、と紹介していたリーダーが不意に、
「子どもの作り方知ってたんだねえ…」
などと言いだすではありませんか。
(!!…な、何!?リーダー!?…何なのその言葉!!?……)
内心慌てふためく小心者の私をよそに、特にそれ以上深入りすることもなく通り過ぎていったリーダー。いったいどういう意図があっての発言だったのか知る由もありませんが、察するに『素朴』なのに、というようなことを言いたかったのではないでしょうか。多分。イヤ、自身はないですけど。それでもお客さまも聞いていたのかいなかったのか、というよりきっと大人のお客さまが多かったということでしょう。特に騒ぎになることもなく炎上するようなこともなく、ライブは進んでいきました。ただ、小心者の私ひとりが、ココロの奥でボヤ騒ぎだったのです。
ということで、さりげなく『ボヤ』と『ボヤボヤ』をかけたところで本日はお開きです。次回は来月末に国立で。少しは秋らしくなってるといいなあ。
安心のコンガ(1曲は叩きました)
by cicocico
| 2015-09-13 22:12
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