福田さんとその周辺(4)
当時も今も愛情を持ってコージローくんを叱咤激励ツッコミしてくれるウッディさん。関西弁ってのは少々辛口のことを言ってもトゲトゲしくないというか、なんか漫才みたいで笑えてしまうんですよね。これまでの数々の名ツッコミの中で僕が気に入っているもののひとつは、3人で再び集まっての最初のライブでのこと。久しぶりのステージでガラにもなく緊張したため、1曲目を予想をはるかに超えたスピードで突っ走ってしまったり、リハと違うことをやろうとしたり、よくわからないトークを展開するコージローくんに、
「アガるにも程がある!」
と一喝。いやあコレ、好きですねえ。文字だとニュアンスが伝わらないかなあ。関西のしゃべり口というかアクセントなんですけどね。『タタテトト、テテテタ〜!』みたいな。わかんないって。まあこういうのはその場の空気感がありますからね。でもお客さんもけっこう笑ってましたし、あのツッコミはウケたという声もライブ後いくつかいただきましたし、お気に入りの一言であります。
さて、右肩上がりで成長する中国経済と歩調を合わせるかのように、今後もますますの需要拡大が見込まれるウッディさんでしたが、一時この現場を離れることになります。諸事情によりスケジュールが合わせられなくなってしまいやむなくのことでした。さあこれからというところでのウッディさんの離脱は音楽的にも本当に残念なことでしたし、何より大事なツッコミ手を失ってしまったということは非常に大きな損失であり、これにより世界情勢の先行きが不透明になってきたといっても過言ではありませんでした。ウッディさんがいなくなった後、2人だけで挑んだライブもあったのですが、実はその時、平和から一転、次は不穏な世界が到来することを暗示する決定的な証拠があったのです。
決定的な証拠
やがて来るであろう世界は我々がこれまでに見たこともない、まさに新しい何かであることが予言されています。あらためて当時の記録を調べてみると、この日もコージローくんが相当に不穏だった様子がうかがえます。しかし今回新たに気がついたのは、彼が曲順表を客席からに見えるように貼った理由です。これは間違いなく彼からのメッセージでしょう。不透明な世界情勢、不確かな時代の始まりを伝えるべく、あえて多くの人々の目につくように貼り出したに違いありません。たった2人での、いかに混沌とした中でのライブだったとはいえ、当時このことに気がつけなかったのは、やはり私自身の力不足だったと言えましょう。今更ながら、物事の本質を見極めることができなかった己の未熟さを痛感しています。つーかだいたいオレ、ツッコミじゃねえし!
…すいません、取り乱しました。
とにかく、一気に不安定さを増し、このままでは空中分解の危険性さえ叫ばれ始めたバンドに打開策はあるのか。いや、なんとしても見つけ出さねばなりません。我々は必死になって探しました。それこそ血まなこになって探しました。「血マナコ!(←コマネチ!のニュアンスで)」なんて言ったりしながらも探しました。とはいえ音楽性だけでなく、不穏なトークにも立ち向かっていける能力を合わせ持った人間など、そうそう見つかるものではありません。次第に我々の間には焦りと疲労感が漂い始めました。しかし探しても探しても見つからない時は探すのをやめたらいい、という井上さんの言葉を思い出し、ふと肩の力を抜いてみたところ、意外なところから救世主が現れたのです。その人は、我々のごく身近なところにいたのでした。
野田氏(※)の登場です。
本日これまで。
※注:グワシ(まことちゃん)ではありません。
「アガるにも程がある!」
と一喝。いやあコレ、好きですねえ。文字だとニュアンスが伝わらないかなあ。関西のしゃべり口というかアクセントなんですけどね。『タタテトト、テテテタ〜!』みたいな。わかんないって。まあこういうのはその場の空気感がありますからね。でもお客さんもけっこう笑ってましたし、あのツッコミはウケたという声もライブ後いくつかいただきましたし、お気に入りの一言であります。
さて、右肩上がりで成長する中国経済と歩調を合わせるかのように、今後もますますの需要拡大が見込まれるウッディさんでしたが、一時この現場を離れることになります。諸事情によりスケジュールが合わせられなくなってしまいやむなくのことでした。さあこれからというところでのウッディさんの離脱は音楽的にも本当に残念なことでしたし、何より大事なツッコミ手を失ってしまったということは非常に大きな損失であり、これにより世界情勢の先行きが不透明になってきたといっても過言ではありませんでした。ウッディさんがいなくなった後、2人だけで挑んだライブもあったのですが、実はその時、平和から一転、次は不穏な世界が到来することを暗示する決定的な証拠があったのです。
決定的な証拠
やがて来るであろう世界は我々がこれまでに見たこともない、まさに新しい何かであることが予言されています。あらためて当時の記録を調べてみると、この日もコージローくんが相当に不穏だった様子がうかがえます。しかし今回新たに気がついたのは、彼が曲順表を客席からに見えるように貼った理由です。これは間違いなく彼からのメッセージでしょう。不透明な世界情勢、不確かな時代の始まりを伝えるべく、あえて多くの人々の目につくように貼り出したに違いありません。たった2人での、いかに混沌とした中でのライブだったとはいえ、当時このことに気がつけなかったのは、やはり私自身の力不足だったと言えましょう。今更ながら、物事の本質を見極めることができなかった己の未熟さを痛感しています。つーかだいたいオレ、ツッコミじゃねえし!
…すいません、取り乱しました。
とにかく、一気に不安定さを増し、このままでは空中分解の危険性さえ叫ばれ始めたバンドに打開策はあるのか。いや、なんとしても見つけ出さねばなりません。我々は必死になって探しました。それこそ血まなこになって探しました。「血マナコ!(←コマネチ!のニュアンスで)」なんて言ったりしながらも探しました。とはいえ音楽性だけでなく、不穏なトークにも立ち向かっていける能力を合わせ持った人間など、そうそう見つかるものではありません。次第に我々の間には焦りと疲労感が漂い始めました。しかし探しても探しても見つからない時は探すのをやめたらいい、という井上さんの言葉を思い出し、ふと肩の力を抜いてみたところ、意外なところから救世主が現れたのです。その人は、我々のごく身近なところにいたのでした。
野田氏(※)の登場です。
本日これまで。
※注:グワシ(まことちゃん)ではありません。
by cicocico
| 2011-02-16 02:13
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