★歯と変装が自慢のPer奏者・Cicoが綴る駄文。多分。
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鎌ヶ谷の長い一日〈終〉

 さて、豪華!女優ライト付き2ショット撮影会のあとはザ・ブリリアント6によるスペシャルライブです。1曲目は『宝物』。これは皆さんへの感謝の曲、ご本人にとって大変思い入れのある大事な曲なんだそうです。本当は昼の部の最後にお届けする予定でしたが大幅に押してしまったため悩んだあげく、ラグのお二方のリコーダーを聴いてもらうことを選んだため断腸の思いでカットした団長、イヤ光田さん。十九の団結。もとい、苦渋の決断。まあ推しメンですから。そして実は夜の部もこの時すでに押していたのです。まあ推しメンですから。そこへこの曲を持ってきたのでここから急きょ水面下では曲目曲順に大幅な変更がおこなわれていたのでした。さりげなくアセる私たち。いやまあそうでもなかったな。なんかこうなりそうな気もしてたしみんな多分慣れてるし。ホホホ。次は『Orange』。ちょっとリズムのあるこの曲はリハで色々試した末にカホンで演奏することになりましたが、イメージとしては一番下にチェロがいて僕はそこにおだやかに乗っかるような感じでした。続いて『美しい想い出に』はコンガでシンプルに、『愛に気付いた時』もそれにちょこっと小物をそえる程度。しっとり系のこれらの曲は弦とピアノのアンサンブルがホントにキレイなんだもの。そこへ2声が加わる贅沢。切なさも希望も大きくふくらむなあ。チラッと出るグロッケンも効いてます。

そして夜の部、というか本日を締めくくるのは『君とふたり』。1月のライブにゲストで出演予定だった田中博信さんがどうしても調整がつかなくて歌えなかったこの曲を、今宵は田中さんパートを荒井さん加藤さんワタクシの3人で分け合ってお届け。ああ、色々と思い出が蘇ってくるなあ。最後のコーラスは皆さんも一緒に歌っていただき、また加藤さんには思う存分笑顔を守っていただき、これにてバースデーライブは無事(無事?)終演を迎えたのでありました。お疲れさまでした。そして光田さんは出口でプレゼントを手渡しながら皆さんをお見送り。

(出口はわかりますか?入るとき入口だったところですよ)

ふと、いつかの誰かのそんな言葉を思い出しながら私は着替えを済ませ、撤収作業に入りました。そしてひとりせっせと楽器をバラしていると不意に加藤さんが顔をのぞかせました。

「スイマセン、チコさん、お忙しいところ…」

「アラ、カトさんおつかれさん。どうしたの?」

「あの、シェーカーのことでちょっと…」

「?……」

今回のライブでも荒井さんとともに小物を演奏していた加藤さん。聞けば1月のライブの時に、コーラスのクミちゃんが振りやすいと言ってた楽器が気になっていたんだそうです。

「ああ、そういえばそんなことあったねえ…」

たぶんこれのことだと思うよ、と見せたのは黒いプラスチックの筒を2本つなげたタイプのシェーカー。LPのわりと定番でサックスの庵原さんも持ってたっけ。その他にごく普通の木製の筒型や金属製の筒型、あとはエッグシェーカーを3個袋に入れてつくったお手製のヤツも渡して、簡単にレクチャーしつつそれぞれ試してもらいました。シェーカーは比較的値段も手頃なのが多いよと言うと、

「なるほど色々違うんですねえ。ありがとうございます」

とニッコリして帰っていきました。前回も今回も何かにつけ興味を持って聞いてくる加藤さん。マジメだなあ。なんだか近いうちにシェーカー買うんじゃないかしら。ウフフ。

さて全ての楽器を車に積み込んで会場を出た時には夜の10時を回っていましたが、ちょっと軽くご飯食べていこうよという光田さんのお誘いに、みんなで賀来千香子の、じゃなかった駅近くのびっくりド◯キーにびっくりしないよう慎重に入店しました。僕のテーブルは隣にモリタクさんで向かいには荒井さんと加藤さんが。お隣のテーブルに光田さんシンコちゃんたちが座りました。こちらのお店のメニューはでっかい木製の観音開き式になっていてテーブルの端にドーンと立っているんですね。メニューを開くと僕の顔が半分隠れてしまったので何となく腕を組み、

「古葉監督…」

とうっかりつぶやいてしまったところ、それは誰ですかとすかさず加藤さんが食いついてきたではありませんか。相変わらず耳のいいヒトなんだからもう、ホホホ。そこで古葉監督というのは、当時赤ヘル軍団と呼ばれた広島カープを率いて優勝を重ねた名将であること、いつも立ち位置がベンチの端なのでテレビ中継で時おり映るとたいてい半分くらい見切れていることなどを説明しました。

「へえ〜、それってわりと有名なネタなんですか?」

「あ、えっと、うん、まあ健ちゃんとかならもうすぐわかるかな…」

「へえ〜、そうなんですかぁ……」

素直に感心する加藤さんにちょっと汗。気をつけよう、暗い夜道とヘタなネタ。イヤハヤ。それはさておき料理を頼まねば。ここはハンバーグが色々あるんですが先ほどのディナーの余韻もあるし単品にしようかと迷っていると、

「オレ、ビーフシチューにするわ」

と隣のモリタクさん。

「えっ?ビーフシチューならディナーで食べたじゃん!?」

「いやあ一応食べ比べてみないと、ふふふ…」

「マジで!?」

そして本当にビーフシチューハンバーグを注文してるし。マジすか。このおじいちゃんは時々こうして不可解な行動をとるんだよホント。その向こうではシンコちゃんが何かのハンバーグセットと大盛りフライドポテトにプラスとん汁という個性的なオーダーをしてるし。今も変わらず食欲旺盛元気な子。どうもブリトリ人はみな何かどこか不思議な一面をお持ちのようです。ようやく全員が注文し終え、料理が出てくるのを待っていると、ふと荒井さんが真面目な顔で問いかけてきました。

「あの…、光田さんてあんなにしゃべる人なんですか?」

かつてトリトリのステージを見て、あとで光田さんにトークが長いと言ってたはずの荒井さんにしてこの質問。それほどこの夜の光田さんのフリートークは驚きだったのでしょう。そして私が答える間もなく隣の森翁からおごそかに、

「いや、もっとしゃべる人だね…」

という答えが。え〜っ!?と、コーラスやってるときよりも目をまん丸くして驚いてる荒井さんに、さらに翁の言葉が続きます。

「今日だって、昔の彼ならもっとしゃべった上で曲も削らずにやり通してたな。まあ今は大人になったってことだね。ほっふぉっふぉ」

静かに笑う翁と思わず顔を見合わせる若いお2人。それはまるで村の古老がここに代々伝わるしきたりを後世に伝えんとする伝承風景のようでもありました。思わずその横でそっと、しかし深くうなづく私。

「…自分は口ベタだから、ソロライブの時とかすごい大変で…。ちゃんと話すことを考えていかないとダメなんです…」

加藤さんがポツリ。自身のソロライブが間近に控えているとあって実感がこもっていました。がんばってね。ウン。

「でも当てずっぽうであれだけしゃべってて、最後ちゃんとオチまでつけるのはホントにスゴいです」

リアルに目を丸くする荒井さん。まあ確かにそういうところはスゴいかもねえ。とここへきて妙なところに感心する一同でありました。そんな愉快なお食事会もやがて終電も近づいて順次お開きに。レジで精算しようとするとここは払うからと光田さん。ええ〜?いいの?という我々に、いいからいいから大丈夫と笑顔。おおなんて太っ腹なんでしょう。って、アッ!?これは気前がいいって意味ですからね、念のため。アザっす。ゴチになります。

「ありがと、ごちそうさま」

「ごちそうさま健ちゃん」

「健ちゃん、お地蔵様でした」

と、みなそれぞれお礼をのべて解散。こうして2月13日、午後11時半をまわったところで鎌ヶ谷の長い一日は終わりました。光田さん、メンバーさん、スタッフさんお疲れさまでした。そしてそしてご来場の皆さま、楽しい時間をありがとうございました。


最後にもう一度、HBDTY!

(まもなく4月だけど…)


《終わり》
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by cicocico | 2016-03-30 23:56 | Comments(2)

鎌ヶ谷の長い一日〈7〉

 さて、ワタクシこうして光田さんのバースデーライブ&パーティーの話しをつづっておりますので一応確認いたしますが、ここでの日付は2月13日ということになります。ひと月以上もたって誕生日お祝いされてもなあとお思いかもしれませんが、まあもう少しだけおつき合いくださいな。と誰にともなく言い訳する私。いやなんとなく。そして話しはようやく夜の部『20th DPLT!!』へ突入するのでありました。

さすが推しメンの光田さんらしく昼の部が30分押してしまったにもかかわらず、お店のスタッフさんや関係者の方々の驚異的な奮闘によりタイムスケジュールは見事にリカバリーされ、夜の部はほぼ定刻に開場。皆さまに感謝です。そして光田さんは入口でお客さまをお出迎え。ひとりひとりに記念のプレゼントをお渡しします。サポートには荒井さん。かつてなら間違いなく私が担っていた役回りですが、ここは若い力に活躍してもらいましょうってことで。ガンバレガンバレ若者よ!う、ゴホゴホ。すまんのう。その間ジイサンは楽屋でちょっとひと息お茶を一杯。と突然歌声が。

♪え〜がお〜を、ま〜も〜り〜たいい〜〜♪

お、なんだなんだ?と思っているとまた、

♪え〜がお〜を、ま〜も〜り〜たいい〜〜♪

その後も何度も何度も流れてくるので見にいくと、声の主は隣の楽屋の奥にいました。そう、加藤さんです。実は『君とふたり』のコーラスパートで僕が歌うところを、当日になって加藤さんにおまかせすることにしたのです。もともと最後のサビ前の同じところを担当してましたのでね。で、真面目な加藤さんですから本番前にまた熱心に練習していたのでした。エラいなあ。そんなところに水を差すようで申し訳ないなあと思いつつ、

「カトさんカトさん。練習中ごめんね。でもあの声が会場に筒抜けかもしれないから、ここ閉めてもいい?」

「アッ!?うっかりしてました!思いきりネタバレでスイマセン!」

とアタマをかく加藤さん。アハハ熱心だねえとドアを閉めて楽屋に戻りました。間もなくW健一さんが戻ってくるとあっという間に開演の時間です。あわただしく着替えを済ませ、今度はパーティーですから気合いを入れることもなく、といって抜くこともなくステージに向かう光田さん。ごあいさつも兼ねてひとしきりしゃべったところでメンバーも入場。ウェルカムドリンクが行き渡ったところで皆さんと一緒にカンパ〜イ!楽しい宴の幕開けにまずは1曲『ヨロコビウタ』を。チェロの優美な旋律があたたかい。この曲もまた例によってデリケートな押したり引いたりの加減が難しくてね。いったん曲がカラダに入ってしまえばいいんですけども。これもはじめのとき光田さんから、

「チコちゃんこれやってるよね?」

と聞かれ、

「いや、初めてだよ、多分」

と答えた私。

「え?でも三田屋さんに来てたでしょう?」

「うん、行ったよ。でも演奏しなかったもん、1曲も」

「あ!そっか司会か!アハハそっかそっかあ」

と2人で爆笑。10年ほど前に兵庫の三田屋本店さんで初お披露目だったこの曲。おいしいハムサラダ食べさせるからというお誘いにホイホイのって同行した私は、シークレット〈ゲスト〉としてライブの司会をまかせられサンダー井上としてその職務をまっとうし、演奏には一切関わらなかったのだ。そんな思い出もあるこの曲が終わると再びハッピーバースデータ〜イム!今度はちゃんと光田さんのお祝い。みんなの歌声が響き、登場した大きなケーキはなんとグランドピアノ型。しかも蓋までついているではありませんか。お店のパティシエさん特製のケーキ。スゴい!もちろんディナー後に皆さんにおすそ分けされました。

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おめでとう健一さん

さあそしていよいよディナーのお時間です。光田さんがお好きということでメインディッシュは牛肉の料理にサラダとあのおいしいパン。我々メンバーにも席を用意していただきました。わーい。と同時にここから光田さんのおしゃべりタイムも開始。会場内をウロウロ歩きながら時おり配膳の邪魔になりながらさまよいつつフリートーク。大学で音楽を学びやがて歌の世界を目指そうと思ったときのことや、その歌のデビューが遅かったこと。お友達が音楽の各方面で活躍しているということ。スタレビ時代の頃のことや小田さんのアルバムに参加した時のことなど、ユルユルとでもなかなか貴重なオモシロ話しをとりとめなくしゃべり続ける光田さん。フフ、こういう感じは相変わらずだなあ。そこからやがて質問コーナーに移り、僕が皆さんから寄せられた質問を読むことに。当然のように光田さんのあとについてうろつく私に場内割れんばかりの失笑。歩いただけなのに笑われる男登場。また原因は不明だが質問を読んでいくうちに「まんが日本昔ばなし」風の語り口(市原悦子&常田富士男)になってしまう私を見るや、すかさずピアノでテーマ曲を弾いてサポートする光田さん。図に乗って「家政婦は見た!」の小ネタをはさむ私。そこをキチンと市原悦子つながりだからと突っ込む光田さん。フフ、こういう感じも相変わらずだなあ。さらに様々な質問について答えているようでどれもいつの間にか別の話しになってしまい、途中で戻ってくるものの結局気がつけばいくらも答えていないうちに時間切れでコーナーは終了。ホッホッホ、こういう感じも相変わらずだなあ。続いてマニアックイズ「ザ・ケンイチQ」へ。アシスタントの荒井さんが光田さんにまつわるクイズを読みお客さまは解答用紙に記入していきます。やっぱりこういうのが板についてる荒井さん。そしてなぜか会場内をうろつきだす加藤さん。問題に出てきたロビーの切り絵を見に行ったりお客さんたちの回答をニコニコのぞきに行ったりと妙にウレシそう。フッ…このオトコ、やるナ。どうやら光田さんのファンだというウワサは本当らしいゼ。カワイイわね♡ウフ。そして結果発表。全15問で成績の良かった方から順に色々なプレゼントが贈られました。おめでとうございます。そしてお次はご来場の皆さん全員と2ショット撮影会ってことで我々メンバーはいったん楽屋へ戻ります。途中チラッと見たけどなんかすんごいライトが用意されてたようでした。ホホホ。キレイに撮ってくださいね。

《続く》
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by cicocico | 2016-03-26 17:52 | Comments(2)

鎌ヶ谷の長い一日〈6〉

【これまでのおさらあらい】
 以前はごく一般的な食器用洗剤(ジョイ等)を使っていた「私」でしたが、最近はもっぱらヤシノミ洗剤です。

******************

 本編が終わり、あたたかい拍手に包まれてステージを降りる私たち。しかし、この時すでに時計は終演予定時刻を大幅に過ぎていました。どうする光田さん!

(サンポール!サンポール!…)

(マンホール!マンホール!…)

(ダンボール!ダンボール!…)

客席からは鳴り止まぬ手拍子と共にお客さまのアツい想いが伝わってきます。

「ヨシ、やるよ。すぐいこう!」

光田さんのひと言で再びステージにあがった私たちをより大きな拍手で迎えてくれるお客さまたち。うれしいなあ。ありがとうございます。とここでサプライズ。不意にバイオリンとチェロの演奏が始まりコーラスのお二方の歌に誘われて会場のみんなで一緒にハッピーバースデートゥーユー。ケーキが運ばれて光田さん…ではなくて荒井さんへ。突然のことに事態が飲み込めず右往左往する荒井さん。カワイイ。ウフ。実はここまでずっと光田さんのバースデーサプライズって話しでリハもしてたので、僕らもちょっとだけビックリしたんですが、この前日が荒井さんの誕生日だったんですね。とはいえご本人もまったく思ってもみなかったことでしょう。そうかそれで歌詞が♪ハッピ〜バ〜スデ〜健一さん〜♪だったのかあ。やるなあ光田の健一さんも。そうしてコーラスやってるときよりも目をまん丸くして驚いてる荒井さんと、最後は2人で仲良くロウソクを消しました。でたW健一!ぷぷ。

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おめでとう健一さん

こうして盛り上がったところで曲は光田さんがタイトルにこだわりをお持ちという『☆STAR☆~スター~』。これもなつかしいなあ。フルバンドでやる時の勢いは保ちつつより優雅に演奏。単純な8ビートに見えて実はけっこう16を意識しないといけなかったりして意外とムズカシかったこの曲。リハでも細かいところまで指示がありまして何気にいっぱいいっぱいだったりして。それで本番でも一瞬コーラスを忘れていた私。間奏でフト光田さんと目が合いましたら、いつもは細め斜め目のお目目が少しだけ大き目になって私に何かを訴えているんです。

(…!あっ!?ヤベ!!ここ歌うんだった!!…)

そこで私は2まわし目からさりげなくパートを引き継ぎ光田さんは無事超絶のピアノソロへ。ホホホ、スンマセンでした。そんな地味な個人的ハプニングがありつつも元気よく演奏は終了。そしてここでライブは見えない決断の時を迎えていたのです。そう、終演時間です。実はサンポールは3本用意されていたのですが、じゃなかったアンコールは3曲予定されていたのですが、この時点ですでに相当押しているのはわかっていましたから、やむを得ずここで終わりにするのかあくまで全部やり通すのかそれともどちらか削るのかさあいったいどうする?どうするんだ!?どうするんだあケンイチイイーーーーッッッ!!!(←やかましい)と思っていたら、最後の曲には『こんにちは さようなら』を。この曲はいつもしみじみと、どこかなつかしくあたたかい気持ちにさせてくれます。ここでも荒井さんのグロッケンと、そして間奏では加藤さんと2人でのリコーダーがほのぼのとした雰囲気をつくってくれました。

(ああ…思えば昔は僕もああやって彼らみたいにリコーダーを吹いたよなあ。Pちゃんと2人でずいぶん練習したっけ…)

そう、ずいぶん久しぶりに、かつて自分の通っていた小学校の前を通りがかった時、ふと聞こえてきた笛の音に目をやると、ランドセルを背負った小さな黄色い帽子が3つ4つ、校庭のむこうを歩いてゆくのが見えた。ああ自分にもあんな時代があったっけ…と、なつかしさがこみあげる瞬間。そんな気持ちで(←例え長っ!)彼らの背中に若き日の自分を重ねる私は、完全にモリタクさん以上にジイサンでした。う、ゴホゴホ。すまんのう。

こんにちは、そしてさようなら。こうして再び盛大な拍手に見送られて「ブリリアント5」あらため「ブリリアント6」ライブは無事(無事?)終了したのでした。皆さまおつかれさまでした。そしてありがとうございました。

《終わり》





















あ、バレた。…そっと夜の部へ。

《続く》
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by cicocico | 2016-03-23 00:33 | Comments(1)

鎌ヶ谷の長い一日〈5〉

【これまでのおさらい】
 フヌケ状態から脱却し鎌ヶ谷の懐かしい時をつづり始めた「私」だが、その作業は予想以上に長期化してしまう。当初は前編と後編、あるいはせいぜい前・中・後編程度と考えていたもののそれは単なる机上の空論に終わり、そんな万が一に備え番号制にしたまではよかったが、すでに4回目だというのにライブはようやく前半が終わったに過ぎないのだった。いっそうの気合いを入れ作業を再開しようとする「私」にさらなる困難が待ち受けていた。この時期、国の行政機関への必要書類の提出を行なわなければならないにもかかわらず、そちらの準備も滞っていたのだ。

(そんなギリギリになって焦るくらいなら、もっと早くからやっとけばいいじゃん。どうせこれまでボケッとしてたんだから…)

そう思う向きもあろうがしかし、フヌケ野郎にそんな細かい作業に注ぐエネルギーは残ってなかったのだ。だからこそフヌケと言えよう。フヌケはフヌケ。カモメはカモメ。そして気がつけば迫る提出期限。やむを得ずいったんその準備に注力した「私」は冷たい雨の中、なんとか期限ギリギリで書類提出には成功した。しかしその一方、本来はライブ途中での小休憩、前半から後半へというつもりで前回の最後に記した「ここでちょっと休憩」の意味が、結果的に、なんだやっぱホントに休憩してんじゃん…に変わってしまったことは否めないのだった。こうなったらやるしかない!そんな決意を持って再び立ちあがった「私」は、まずは座って作業を開始。いよいよゴールを目指す。

******************

 楽屋に戻ってひと息つく私たち。ふと時計を見るとこの時点ですでに17分ほど予定時間を過ぎていました。やはりと言うべきかそれともこの程度で済んでいると言うべきか。いずれにしても夜の部があるのでこれ以上押すことは避けたいものです。とはいえお客さまにも休憩はとっていただかないといけませんから、あとはステージ進行次第。なあにしっかり予定通りやれば大丈夫です。予定通りならば。

さて後半の幕が上がってまずはブリリアントリオによる3曲。息の合った3人による上質の室内楽曲が奏でられたことでしょう。リハで聴けてよかったなあ。続けて私の出番。よし、プラス入りまーす!と気分としてはガンダム行っきまーす!状態でしたがそこは努めて冷静にステージへあがる私。『A Dancer Unknown~見知らぬ国で』は10年ぶりの思いも込めて演奏。そういえば最後にプラスで参加した仙台のパリンカさんも今年で20周年だそうですね。おめでとうございます。いつかまたおじゃましたいなあ。

そしてシンコちゃんのソロ。雨のSEとともにチェロのしっとりと愁いのある音色がやさしくやわらかくそこにいるひとりひとりの身体にしみ込んでいきます。きっとみんな(心の中で)泣いていたんじゃないかな。はい、私は泣いてましたよ。『優しい雨の中で』泣いてました。ホロリ。この曲ではこのアレンジが一番好きかもしれないです。コーラスも入れない歌だけというところにも孤独を感じるし、何よりチェロが主人公の心の内を、心に降る雨を表している気がします。しみるなあ。イイよナイスチェロ!いやホントいいチェロだよシンコちゃん。昔からそのやさしい音色は好きだったけどしっかりこの10年分の深みが増してさらによくなったよ!!(←何様)そしてまたこの曲もグロッケンがまた効果的でね。曲中でポツリポツリとまるで雨の雫のようにアクセントになっていてこれがいいんですよ。うん、イイねえ荒井さん!とてもイイ!けっこうやるじゃないシークレットなのに!!(←だから何様)

さあここで加藤さんが入って「ブリ6」に戻りまして『心の瞳が輝くとき』。分厚いコーラスとボーカルがからみ合うカッコいいこの曲は大好きなんですが、いざ歌うとなるとやはりそれだけ難しさもあって、さすがの加藤さんと荒井さんも最初はこのコーラスにはなかなか苦戦していました。そうだよねわかるわかるこれ難しいんだよ、よおくわかりますよ。とかつての自分の姿をダブらせてはエールを送る私。ガンバルんだ若者たちよ。

「…えーと、じゃあチコちゃんここ歌ってくれる?」

「へ?……」

さも当たり前のように光田さんから提示されたのは、またまったく歌ったことのないところ。

(マジすか……)

しかも本番2日前の夜。

(マジすか……)

いや確かにラグのお二方に比べたら全然歌うところは少ないしそれほど難しくないところを割り振ってくれてるんですけれども…。この期に及んでクルシタノシイのダメ押しくるか。うぬれ。こうして昔から誰かがくるとまだ誰もいないところへ異動させられる流れ者のワタクシ。コーラストコロテンの法則。それは今も健在なのでありました。ふっ、クルシナツカシイぜ。ま、でもそんな甲斐あって豪華に輝くような演奏ができたのでよかったです。続きましてはカホンとバイオリンとチェロが刻むリズムにのって『世間She Loves You』のコーラス練習。会場を加藤さんチームと荒井さんチームに分けて♪ぱぱぱぱやぱぱ〜〜♪はみんなで一体になって楽しい瞬間。これもリハのときおもしろいことがありましてね。まずひとしきり光田さんが歌唱指導してからさあイントロが始まった…と思ったら何か声が聞こえてきたんです。

「?!あっダメだ!…アッできない!……ア〜!?何もできない〜〜っ!!」

何ごとかと思ったら光田さんが叫んでたんです。どうやらそこで初めてピアノを弾きながらじゃコーラスの合図が出せないことに気がついたみたい。アッハッハッハ!そりゃそうだよねえ。そこでリード役を2人に任せることになったんですが、一見好き勝手に合図を出してるだけに見えてもそこはやはりコツがあるらしく、ホラ、あまり急にピッと指をさしてもお客さんが歌えないから、ちゃんと予備動作をつけなきゃ、いい?1拍前からこう。そうそうそんな感じ、と光田さんからアドバイス。でも2人ともきっと前からやってみたかったんでしょうね。すげえウレシそうにリハーサルしてたもの。本番でも楽しそうだったよね。さらにその副産物として僕もコーラスのおこぼれにありつけてラッキ〜!なのでした。ホホホ。そして楽しい全員コーラス大会のテンションのまま『剣の舞』へと加速。これも久々!この手の曲をやるときの光田さんのアレンジはまあホントすごいね。細かいシカケとかさりげない見せ場とかあって、ただバンド用にうまくまとめましたでは済ませないんだよねえ。弦の2人が大活躍するこの曲にさらにコーラスの2人が加わって迫力とコミカルさが倍増。そして今回はいろんな春の曲を間に挟んでの演奏がだんだんサルの曲になっていき、しまいには光田さん本人がクワイ河マーチにのせて♪サル・ゴリラ・チンパンジ〜〜、と歌いだすネタ。メンバーが呆れて退場するもひとり調子にのって歌い続ける光田さん。またこういうときの光田さんって全然ブレないんだよねえ。たとえウケていようといまいと堂々とやり通すの昔から。そういうところ実は個人的にスゲエと思ってるんだオレは。そんなとこ誉められてもウレシくないかもしれないけどさ。で、そんな熱唱に引きずられるようにサルになったメンバーが登場。ひとしきりステージをうろついてからそれぞれのポジションに戻りそこからは一気呵成に我も我もという感じで勢いよくエンディングへなだれ込み、最後は光田さんの「キーーーーッッッ!!!」というサルマネでがっつり締めていただきました。このサルの鳴き声もさあ、また妙にうまくてねえ。ボーカルだからなのかビリビリ響くような声でサルマネといいつつ実に本格的(本格的?)で、それをまたリハの時から本番と同じクオリティーでやるんですよ光田さんたら。こういうところでも彼の揺るぎなさが出るわけですが、いやあそんなところでノドを酷使しなくてもいいんじゃないの?本番で声が出なくならないかしら?と笑いつつ感心しつつもハラハラしていた私です。あとサル達の中で一匹だけゴリラがいたんですが、最初僕がやるはずだったところを試しにモリタクさんにかぶってもらったところこれがとってもお似合いで!これはやはり大柄な人のほうが似合うんですよね。さらにそのままバイオリンを弾いてもらったところこれがまたとってもお似合いで!!メンバー全員大爆笑。満場一致で決定いたしました。なんてったって世界初!超絶技巧でバイオリンを弾くゴリラ!ですもの。ダッハッハッハ!!

大いに盛り上がったところでいよいよ最後の曲は『ずっとHappy Birthday!!』。バイオリンとチェロのやわらかな旋律とコーラスチームのあたたかいハーモニーがからみ合いながら、やさしく歌に寄り添う美しさが際だつのもブリリアント6ならではでしょう。ピアノとともにしっかりと支えながらもふくよかにうたうシンコちゃんのチェロと艶のあるモリタクさんのバイオリン。加藤さんの澄んだ声が華をそえ荒井さんのグロッケンが光ります。うん、いい曲だなあ。光田さんの、それから皆さんひとりひとりのバースデーを祝福する気持ちを込めて演奏させていただきました。今さら、ホント今さらですけど、誕生日おめでとうございますた。

《そして続く》
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by cicocico | 2016-03-18 18:50 | Comments(0)

ヤレヤレ…

 冷たい雨の中、税務署に行ってきました。今年もまた駆け込み申告。いや駆け込みはしなかったですよ寒いし濡れるしアブナイし。そのかわり今年はちゃんと場所を確認し去年のようにウグイスにバカにされることなくしっかり提出してきました。つーかこの雨この寒さですからウグイスの気配すらありませんでしたけど。それより駅前とか商店街とかでチョコやらクッキーやらの出店が目立ちましたがホワイトデーだったんですね。

(ホワイトォ〜ッ!イッパア〜ツッ!!)

と心の中で思わずリポビタンDしてしまう私は、肉体疲労時というより脳内疲労時なのでしょう。まあ普段とそれほど変わらない気もしますが。それよりぼちぼちあったかくなってほしいもんです。今日も出かけるとき手袋しちゃいましたよ手袋。

(てぶくろぉ〜さんよぉ〜、てぶくろぉ〜さぁん〜〜)

と心の中ですかさずこのフレーズがでてしまう私は、脳内疲労時というより脳内疲労児なのかもしれません。


廊下を走るな!…ハイ。

老化も走るな!…できれば。
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by cicocico | 2016-03-14 19:09 | Comments(0)

鎌ヶ谷の長い一日〈4〉

 さて、今回のためのリハで各曲について光田さんからそれぞれ細かく指示があった中で、特に気をつけたのはシンバルのボリュームです。曲中でクレシェンドのロールで盛り上げる部分がよくありますが、最初の頃はつい気持ちが入り過ぎて音が大きくなり過ぎてしまったことがありました。そうなるとせっかくの弦の響きが台無しです。これまでけっこうアコースティックなバンドはやってきたにも関わらずこのていたらく。うーむ。この頃は思うに、というか間違いなく20周年バンドの余韻を引きずっていたんでしょうね、ハイ。そしてこういう編成で演奏する際のコツを光田さんからはアドバイスされました。またドラムの代わりにリズムで支える小バンドよりも、ブリトリではさらに音数は少なくということも意識としては持っておきました。もちろん曲にもよりますが実際、あまりリズムに走ると逆にパーカッションだけどんどん浮いてしまうことがあったのです。

「そうだよねぇ、ここにはギターすらいないんだもんねぇ…」

小編成バンドにもいろんな楽器の組み合わせがありますが、私は、そうだブリトリはピアノ三重奏なんだということを思い出したのです。その昔、初めて「ピアノ三重奏」という言葉を聞いててっきり、ピアノ3台で合奏するんだ!?と驚いた私に光田さんは、ピアノとバイオリンとチェロの組み合わせのことだよと丁寧に教えてくれたのでした。ピアノ三重奏というひとつの決まった形式があるのですからそこを尊重しつつ、あまりリズムとか支えるという意識にこだわらず、時にはピアノあるいはチェロにのっかる感じでもいいんじゃないか。私はそういうふうにイメージするようにしました。確かにピアノもある意味リズム楽器ですからね。

えー、鎌ヶ谷に戻ります。ここでモリタクさんのソロ。バッハの無伴奏バイオリンソナタは圧倒的のひと言でした。クラシックにあまり縁のない私ですがこれは相当な演奏力が必要だってことはわかります。てか絶対そうでしょう。が、それをフツーの顔して弾いちゃうんだよこのおじいちゃんは!何なんですかいったい!ただただ脱毛です。おじいちゃんに負けないくらいに。スタジオでチラッとのぞいた譜面なんて細かい音符がビッシリ並んでてQRコードかと思いましたよ。読み込んだらクーポン出てくるんじゃないだろか。そしてそんな素晴らしい演奏から『やさしさに変わるから』へ。何の違和感無く自然に歌の世界へ導くものすごい導入部になってたわけですが、こういう発想ができるのが光田さんの音楽に対する造詣の深いところですねえ。ここでも間奏をはじめ荒井さんのグロッケンが光ります。僕も何度も演奏したことのある曲ですが、パーカッション的には今回はコンガなどの皮モノを中心にしたアレンジにガラッと変更され、やはりなかなか楽はさせてもらえないのでした。うう脳が。

そしてブリリアントリオのアルバムタイトルにもなっている『出逢い』は、コーラスを入れての演奏は初めてなんだそうです。これがまた自然でねえ、シンプルなのに奥行きと広がりが…っておんなじこと言ってる気がしますが本当にそう感じるんだから仕方ないよなあ。そう、よくチェロって人間の声に最も近い楽器って言われるでしょう?てことはきっと人の声とも相性がいいわけでしょう?てことはシンコちゃんと加藤さんと荒井さんのコーラス隊みたいなものじゃない?でもって加藤さんはモリタクさんのバイオリンに匹敵する程の(←だからどんなたとえだ)声でしょう?これはもう弦あるいは声のカルテットだなあと思ったわけですよ。そんなブリトリの二乗とでも言うようなことになっちゃってるんだからそりゃもう広がるよねえ。前に、このくらいの会場だとお客さまの表情もわかって演奏にも力が入るって言いましたけど、この曲では特に気持ちは込めても力は込めないよう、自分の中のこの歌の淡く切ないイメージ、風景のようなものをこわさないように気をつけました。なつかしい曲が続いて『帰郷』。これも聴くとすぐ映像が浮かんでくるようないい曲です。それと個人的にはなぜか今は遠くへいってしまったギタリストのことを思い出すんです。なんでだろ。一緒にこの曲を演奏したこともあるその方は、今は故郷の広島にいるんですけれど元気かなあ。疲れやすいヒトだったからなあ。そして今、かわってコーラスをとるお二方は、歌以外に小物パーカッションも担当してくれました。たぶん普段楽器をさわることなんてないでしょうし、ましてや歌いながらとなると難易度高いよねえ。それでも光田さんの容赦ない(ウフ♡)指導のもとガンバってくれました。オツカレサマです。

昼の部、前半の最後は『スクリーンの夢』。勢いのある曲がついに出ました。こういう編成でもこれだけ迫力のある演奏ができるんだといつも思います。もちろん弱いところは弱く、弦のピチカートも生かすようにしたり。今回はイントロに加藤さんと荒井さんの二声が重なったことでよりいっそう雰囲気が濃くなったよねえ。いやあコーラスラインのカッケーこと!そして当然ながらここでもシェーカーやカシシなどのパーカッションを駆使するお二方。こういう曲ではより重要度が増しますからね。難易度も増すけども。それでも光田さんの容赦ない(ウフフ♡)指導のもとガンバってくれました。ホントにオツカレサマです。あ、ちょっと待て。オレもガンバったんだよこの曲は。光田さんの口パーカッション(ボイパではない)と生パーカッションとの掛け合い。つーか、ムチャ振りに対して楽器で応えるコーナーなんだけどいつからこうなったんですかこの曲は。おかげでたくさんの機材に加えてこの曲専用おもちゃ箱を持って行くはめになるし。何が必要になるか(というより何を言い出すか)わからないんだもの。だからもう搬入時からガンバってたオレ。まあでもお客さまが喜んでくれたからそれでいいのか。オツカレサマです。

ここでちょっと休憩。ふう。

《続く》
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by cicocico | 2016-03-10 23:12 | Comments(2)

鎌ヶ谷の長い一日〈3〉

 2曲目が終わったところで皆さまにごあいさつの光田さん。そしてメンバー紹介があってシークレットメンバーの紹介もあって「ブリリアント5」改め「ブリリアント6」になりました。ここで個人的に(へえ〜)と思ったのは、荒井さんがけっこうトークもできる人なんだなあということ。光田さんがよくしゃべるのはもう昔からおなじみなんですが意外と荒井さんもいける人なんですねえ。といってもいわゆる「おしゃべり」じゃなくて、何というかとどこおりなく会話のできるヒトっていうのかなあ。シークレットってことで色々光田さんにも話しを振られたりしてもちゃんと対応できるというか、見ていてとても会話がスムーズな感じがしました。2人のそんなやりとりがだんだん会話というより掛け合い漫才みたいに思えてきて(あ〜これはお笑い芸人『W健一』だなあ、プププ…)と密かにほくそ笑んでいた私です。そのうち光田さんから「なんだい!?シークレットのくせにぃ〜〜!」などといじられてましたがいや面白かったなあ。僕が知らないだけで実は元々そういうキャラクターだったんでしょうか。まあおかげで会場も一気になごみましたよね。あとバースデーライブだし絶対とりあげると思った通りのバイオリン森タクさんのおじいちゃんネタね。その風貌から自他ともに認めるおじいちゃんキャラの森さんですが、その昔、床屋に行くのが面倒だからという理由で頭を丸め、光田さんのコンサートの最後で唐突にその見事な輝きが披露され、一気に会場を驚きと爆笑の渦に巻き込んだエピソードが語られて「この人は前からおじいちゃんだから」とか「いま七十でしょ」などと言われては当時を知るお客さまの笑いを誘っていました。そんな光田さんのツッコミにニコニコしているモリタクさんは、なんだか孫の成長を見守るおじいちゃんのよう。本当にバイオリンは超一流の好々爺(←オイオイ)なのであります。

さてここからは3曲続けての演奏。まずは『Beginnnings! 』。イントロから早速美しい好々爺、もとい美しいバイオリンとチェロ、そしてピアノの息の合った旋律が繊細にからみ合いそっと物語の世界へいざないます。やがてコーラスも加わって奥行きと広がりがうまれていく。そして『決心』。きました。個人的に最も苦労した曲のひとつです。おそらく演奏するのが初めてということもありますが、4分あるかないかの決して長くはない曲で基本的にはAメロとBメロに間奏という構成ながら、その都度の強弱のつけ方だったり約束事だったり、さらに通常のポップスのように一定のテンポでは進んでいかないところ、伸び縮みがあって歌の呼吸と合わせたりすることにかなり神経をつかう必要があったのです。そんな押したり引いたりを覚えるためにリハの録音をもう何度も何度も聴いて聴いてそれこそホシを追う刑事のように相当に聴きこみました。そんな地道な聴きこみのかいもあってこの日にようやく『結審』。ちがうって『決心』を演奏できました。いやあ昼の部ではこの辺りまでがより気を使うというか集中を要するところでしたね。曲を覚えなくちゃいけなかったり曲は覚えていてもコーラスをやらなきゃいけなかったりの中で、さらに各曲の呼吸もつかまねばいけないという脳ミソ筋肉痛状態。コーラスはですね、当初「ブリ5」の時は僕は下のパートを担当することになるんだろうな、と思っていたんです。他の現場ではわりと上にいくことが多いワタクシですがここにはハイトーン加藤さんがいますからね。いきなりステーキですからね。無益なトップ争いしたって始まりません。これまで光田さんとこでも上をやりつつ、コーラスのクミちゃんが入る時は下をまかされたりしていましたからこう見えてワタクシ、過去の曲なら意外とどちらでもできますの、ホッホッホ。昔打った篠塚(元巨人)ってヤツですか、ホ〜ホッホ(『昔取った杵柄』です。よいこのみんなは気をつけよう!)。メンバーの皆さんに新しいお友達を紹介しま〜す♡といって光田さんから連絡があり「ブリ6」になると聞いたときも、

(おぉ〜!素晴らしい。じゃあここはそろそろ若い2人にまかせてワシらは演奏に注力するかのう、なあバアさんや)

などと呟いては渋茶をすすったりしていたものです。しかしそんなノホホン茶野郎を光田さんが見逃すはずはありません。リハーサルが進む中、じゃあチコちゃんのパートはここね、と提示されたのはこれまでまったく歌ったことのないところ。

(マジすか……)

そう、これがプロの世界。厳しい現実。過去の栄光など何の役にもたたないのです。こうして私もまた初心に戻ってコーラスも1から練習することになったのでした。こんなとこでもBeginnnings! (←は?)。

《続く》
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by cicocico | 2016-03-08 09:29 | Comments(0)

鎌ヶ谷の長い一日〈2〉

 お客さまのあたたかい拍手に迎えられそれぞれのポジションにつくメンバー一同。そっと客席に目をやると前から後ろまで皆さんのお顔がよく見えました。昔から小さい会場ほどキンチョーするの法則があるけれどこのくらいの大きさはいいですね。適度なキンチョー感もありつつお客さまひとりひとりの表情もわかるし自然と演奏にも力が入ろうというものです。そして光田さん登場。いっそうの大きな拍手に包まれてピアノの前に座り、そしてひと呼吸おいて奏で始めた優しい音色がライブの幕を開けました。実は正直に言うと、オープニングのSEが流れたあたりから、

(ヨシ!いよいよだ。今日もやったるぜ!)

という気持ちとともに、

(ああ、とうとう始まっちゃうんだなあ…)

という思いが湧いてきていました。このまま始まらなかったら終わらないのにと。そんな我ながら矛盾した思いは、でも光田さんのピアノの音色の中で自然に演奏に集中していきましたけれど。それはさておき、本日の1曲目は『1998』、続いては『東京という街で』。1月の大編成バンドでも演奏された曲ですが何しろ今日は小編成。人も半分楽器も半分。ドラムもねェ、ベースもねェ、クルマもそれほど走ってねェ、オラこんな村イヤだ〜、って村じゃねえし全然イヤでもねえし。そういえば光田さんにもそんな曲あったような……『ねえ』だっけ、ねぇ?

えー、話しを戻して、と。そんなアコースティック小編成なので当然1月とはまた違ったアレンジになるわけですが、音数が少なければ歌はよく聴こえますし、たとえばバイオリンのつややかな高音だったりチェロのぬくもりある低音だったり豊かなハーモニーだったりが際だちますし、それらによって歌もまた引き立つという、小さいながらも楽しい我が家的な良さがあります。まあそれもみなさんの演奏力歌唱力があればこそなんですけど。あ、何かさりげなく自分をアピってますかワタシ。アラヤダそんなつもりはないのよマジで。えー、あとはアレンジですね。また光田さんがこういうのうまいんだよなあ。今さらジローだけど弦のアレンジとかコーラスラインの美しさだとかは本当に秀逸。あとこれは大所帯バンドの時もだけど、それぞれのメンバー(あるいは楽器)のいいところをうまいこと引き出すんですよ。だから見るほうも演奏する方も楽しいんでしょうね。カッチョいいからやりがいあるし。もっともその分ハードルは高いので、特に私のようなものにとってはすぐにもはやいっぱいいっぱいの状態になるんですけどね。

最初のこの2曲も森タクさんとシンコちゃんの音がよ〜く聴こえて、なんかもうそれだけでとっても贅沢な気持ちになりました。そしてコーラスのお二方。『東京という街で』の出だしの加藤さんのあのハイトーンはなんですか!すごいよねえ。それもいきなりですよ!いきなりステーキですよ!森タクさんのバイオリンに匹敵する程の(←どんなたとえだ)つやのあるハイトーン。僕も声はけっこうお高目だけれどまあ魅惑のこぶ平ボイス(※林家こぶ平。現在は九代目林家正藏)だものなあ。美しさという点では一歩譲るよなあ(←一歩どころではない)。荒井さんとの相性もバッチリだし、って当たり前か。そしてわりと下を受け持つことが多い荒井さんだけど実はけっこう上もいけるので驚いたんだよね1月の時も。この曲ではなだ早々に必殺のグロッケンが活躍して、もうホントになだそうそうになりそうでしたよ。そう、コーラスといえば『1998』でコーラス隊がメロディーを歌うところ、1月の時は最初は「ラララ」でエンディングが「ルルル」でしたが今回は両方とも「ルルル」で歌いました。こうやって状況に応じて細かい部分も変更したり修正したりして、この編成、メンバーででできる限りのいい演奏いいステージを作っていこうとする光田さんなのであります。そこに妥協なし。クルシタノシクなるわけですわ。そうホントにリハーサルはクルシタノシかったですよお。というのも僕の場合、最後にブリリアントリオに関わった10年前のクリスマスツアーも含めても、このスタイルでは数える程しかライブをやっていないからです。1月のバンドの時もパンパンにはなりましたがああいうのは昔散々やってきましたからね、曲もコーラスなんかもけっこうカラダに染み込んでいるんです。染み込み過ぎてて逆に新しくアレンジされたり変更された部分にすぐついていけなかったりするくらいで。ブリトリの曲は基本インストゥルメンタルだし、あと最近の光田さんの曲だとけっこう構成も難しかったりしてなかなか覚えるのが大変なんです。早くカラダに染み込ませなきゃいけないのにこれがなかなか。昔の曲は覚えていても最近の曲は覚えられない。これって加齢によるものでしょうか。

(知りませんがな…)

《続く》
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by cicocico | 2016-03-05 23:08 | Comments(0)

鎌ヶ谷の長い一日〈1〉

【これまでのおさらい】
 光田さんの2月のバースデーライブと1月の20周年記念ライブ、さらに言えば昨年12月にゲスト出演していただいたStyle-Oのライブと、あまりにも楽しくなつかしく幸せな日々を過ごしてしまった「私」は、およそ2ヶ月に及ぶアイドリング高めの知恵熱状態の反動から、ちょっとした虚脱感に陥りすっかりフヌケ野郎になってしまう。その後何とか気合いを入れてお礼の言葉を述べたものの、結局早起きは三文以上お徳というところで力尽きたのだった。

******************

 2月13日の朝。予定通り8時半のオトコとなった私はすみやかに機材搬入を開始しました。MT Milly's さんはビルの2階にありながら非常に搬入しやすい作りになっていて、私は自前の台車も駆使しかなりスピーディーワンダーに運び込めたのですが、それでもステージですべてのセッティングを終える頃には時計は10時を回っていました。順次サウンドチェックを済ませてリハーサルに残された時間はわずか1時間ほど。全曲はあたれないので大事なポイントだけ確認するようにしてかなり端折っていく中、これまでまったくさわっていなかった肝心のブリリアントリオのインスト3曲をここで初めて演奏。それでもすぐにピタッとハマるのはさすがお三方。健ちゃんモリタクさんシンコちゃん息ピッタリお口スッキリクロレッツじゃないですか!このとき私は客席で見ていたんですがここは本当に響きのいいホールなんですね。弦やピアノのふくよかで繊細でやわらかい音色に身を委ねているとそのまま眠ってしまいそう。朝早かったし。ちがうって。ちなみに本番では『The Age of Reason』『アリオーゾ・エレガンテ~arioso ed elegante』『ムーサの果実』の3曲だけは演奏者用のモニターを切って演奏されました。光田さんの提案で試してみたところまったく問題なかったのです。弦など普段は生音でやることが多いですからね。それだけ演奏しやすかったってことでしょう。そうこうするうちにリハ終了。すかさず木佐美さんがピアノの再調律に入りますがもう開場の時間です。今日は夜の部もあるので押すわけにはいきません。と、舞台監督に何ごとか叫ぶ木佐美さん。

「とりあえず開けていいので明かりは消してください!」

なるほど、調律自体はお客さまがいても大丈夫だけど照明がついてると目立っちゃうからということのようです。そこでフトこう言ってみました。

「せっかくだからそんな幕開けはどう?オープニングアクト『ザ・調律』みたいな」

「絶対ヤダ!!」

速攻断られました。ちぇ。すごすごと楽屋に戻る私。てか時間ないんだから余計なことしてないで早く支度しろって。イソイソと衣装に着替えていると弦の調子を確かめるようにバイオリンとチェロの音が聞こえてきます。ちょっと離れた通路ではこの日も加藤さんが熱心に発声練習中。メインの健一さんとシークレットメンバーの健一さんも身支度を整えて、慌ただしい中にもキンチョー感と期待感が高まってきました。しかしシークレット「メンバー」ってなんスか?出したいのか出したくないのかよくわからん。毎度のことながら色々とよく考えつくもんですねえメインの健一さんは。楽しい仲間が増えるのはうれしいことですが、しかし出演する以上はいろんなことをやらされるのがこの現場の伝統です。私もこれまで何度か「ゲスト」という立場で出演したことがありますが、それがたとえシークレットであろうとスペシャルであろうとおかまいなしに、演奏はもちろんのこと司会やその他諸々の仕事をこなしたものです。そしてその伝統は今、若手の荒井さんにしっかり受け継がれているのでした。今回ほとんどの曲にコーラスで参加するだけでなく、小物パーカッションやリコーダーにグロッケンまで演奏した荒井さん。このグロッケンが効いてましたねえ。こういう編成こういうアレンジだからこそより効果的だったと思います。最初のうちこそ叩く時の力加減に戸惑ったりうっかり隣の鍵盤を叩きそうで緊張しますと言っていましたがけっこう練習したんでしょうね、あまり時間のない中でどんどん上達していって、本番では曲によって固さの違うマレットも使い分けて優しく彩りをそえてくれました。

さあ開演の時がきてオープニングのSEが流れ始めると、光田さんがメンバーを集めみんなで輪になって手を重ねました。本番に向けて気合いを入れようというのです。

光田「じゃあ僕がせーの!って言ったらみんなは『ほぇあ〜〜』って言ってくれる?いい?せぇーの!」

一同「ほぇあぁ〜〜〜…」

光田「ヨシ!気合い入ったな」

ヨシじゃねえし!むしろ抜けるし!!とそんなやりとりがありすっかり脱力、じゃなくて適度にリラックスした我々はいよいよステージに向かったのでありました。

《続く》
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by cicocico | 2016-03-03 22:02 | Comments(2)