★歯と変装が自慢のPer奏者・Cicoが綴る駄文。多分。
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Cico:井上浩一
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お知らせ

Breath-talk

2012/01/08(日)【終了いたしました】
代々木 ARTICA(アルティカ)
TEL:03-3320-3217
東京都渋谷区代々木1-41-3-2F
開場14:00 開演1st 14:30〜  2nd 15:45〜
チャージ:¥2,000

猪浦“Charlie”教行(Harp)、佐藤豊(Gt)、井上“Cico”浩一(Per)
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by cicocico | 2011-11-30 23:46 | Comments(0)

羽ばたけGM《後編》

〖あらすじ〗
・・・大よその筋書き 。あらまし。大体の概略。小説・演劇・映画などの大体の内容。物語・事件などのおよその筋道。概要。「前号までの-」「-が歯に挟まってとれない」

***************

 佐藤GMは『地図が読めない男』だった。光田さんの言葉はすべて真実だったのだ。私は少しでも疑ってしまった自分を恥じた。と同時に、この新しいルートを選んだことを悔いた。なぜなら、この先にはまだ3つもジャンクションが残っているのだ。所要時間が短いからと提案したつもりだったが、それが結果的にGMに重荷を背負わせることになってしまった。車を運転する立場からしたら、それは普通のことだろうと思っていたのだが、どこかに元ハイエース専属プロドライバーとして、SGとしての思い上がりがあったのかもしれない。

そんな私の気持ちにはかまわず、ハイエースは再び快調に飛ばしていく。それまで車内はいたって普通の雰囲気で、おしゃべりや打ち合わせなどの話し声が聞こえているのだが、さすがに今宵のGMの運転ぶりには共通の思いを抱いたらしく、分岐点が近づいてくると一様に口数が減り車内は静かになっていった。そうしてまた四日市JCTにさしかかったのだ。

案内標識は、このまま東名阪道を直進すると名古屋方面。いったん左へ分岐し東名阪をくぐって右へ進むのが伊勢湾岸道と示している。分岐して豊田方面へ向かうのが我々の進むべき道だ。それなのに、また…。

♪だのにぃ〜〜(だのにぃ〜〜)なあぜぇ〜〜(なあぜぇ〜〜)…
〝若者たち〟より

だのになぜそんなにしてまで君は行くのか、私にはもう理解できないが、標識が間もなく分岐だと告げているのに彼はまた右車線で速度を上げ始めるのだった。

「マチャアキ名古屋じゃないよ!左、左!」

おそらくこんなことには慣れているはずの光田さんも声が大きくなった。寡黙誠実実直のGMが返事をしたのか後部座席では聞き取れなかったが、軽くうなづいたようにも見えた。微かに、ぁ、スミマセンと言葉を発したかもしれない。ハイエースはやや動揺しながらも伊勢湾岸道に入る。

私は考えた。これは彼の方向感覚の素晴らしさもあるが、真面目で素朴で正直な性格に起因する部分も大きいのではないだろうか。思えば最初の頃、左へと指示された彼は一般道をと言われているにもかかわらず、その先に現れた左の測道から高速に乗ろうとしていたし、左じゃないよと指摘された後は今度はあくまでも右に進もうとしたではないか。なんという素直な性格であろうか。イヤ、でも少しは自分で考えるんだ、頼むぞGM!あ、でも結局そこらへんがダメなのか…。

不毛の自問自答を繰り返しているうちにも車は走る。ナガシマスパーランドのでっかいジェットコースターを横目に過ぎて、まもなく最大の難関、名古屋南JCTが迫ってきた。地図をご覧いただくとわかっていただけるかも知れないが、伊勢湾岸道、名古屋第二環状、さらには名古屋高速と知多半島道が広範囲にわたって絡み合っていて、非常に複雑なつくりになっている。私も今回初めて体験したわけだが、案内標識も初心者がパッと見ただけではわかりにくく、思わず身を乗り出してしまったほどだ。

(これはGMには無理だ!あわてさせないように的確なアドバイスをしなければ…)

と、こちらが言葉を選ぶのにちゅうちょしている間に、ハイエースは何も臆することなく正々堂々と名古屋方面へ向かっていくではないか。

♪だのにぃ〜〜(だのにぃ〜〜)なあぜぇ〜〜(なあぜぇ〜〜)…
〝若者たち〟より

「違う違う!そっちじゃないよ!」

思わず私の声もうわずってしまった。だって目指すのは名古屋ではなく、もっと先の豊田だと何度も言っているのだ!もし放っておいたらそのまま名古屋を通り過ぎ、気がついたらまた大阪に着いているかもしれない。久しぶりの光田さんとの演奏は楽しかったが、だからといってこれから行ったところで明け方近くにFCイベントを始めるわけにもいかない。そんな様子を見て光田さんが苦笑いしながら解説してくれた。やっぱり名古屋を目指しちゃうんだよねえ、と。そうかもしれない。我々、関東の人間が大阪へ向かうとき、まずは東名を静岡そして名古屋方面を目指すし、また帰りも同じ。まずは名古屋を目指す習性がついているのだ。同様に佐藤GMもまた素直に名古屋を目指したのだろう。自分の位置は決して把握しないままに。



最後の豊田JCTで名古屋に行きかけた後、光田さんが静かに言った。

「そんなに名古屋に行きたいなら、一人で行っていいから…」

こうして佐藤GMはパーフェクトを達成した。全く誰も頼んでもいないパーフェクトを。私はハイエースの合鍵を返納してしまったことを後悔した。給油のため立ち寄った牧之原SAで、私は申し出た。運転を代わらせて欲しいと。だが光田さんは首を振った。そして自らがハンドルを握ったのだ。私はここでもSGだった。申し訳ない、と思いつつも、しかしようやくそこで私は一息つくことができたのだった。

海老名SAまで走ってくれた光田さんには後部座席でゆっくりお休みいただくことにして、そこからは再びGMのハイエースとなる。私はナビゲーションもかねて助手席に座った。彼との、あまり弾まない会話のキャッチボールをしながら私は、この道中でずっと抱いてきた疑問をぶつけてみた。別れる前にどうしても聞いておきたかったのだ。


「あのさ、出入り口やジャンクションの前に案内標識がでるじゃない?ああいうのは実は見てないの?」

「……いや、見てます」

「ふーん…。で、見た時って何を考えてるの?」

「……ドキドキしてます」

「………………。そっか…」



そして、我々は帰ってきた。

ハイエースとともに駆け抜けたいくつものジャンクション。振り返ればそれは同時に、我々の人生のジャンクションでもあったのだ。全く誰も頼んでもいなかったが。


旅は終わりを告げた。

GMは尾張を告げっぱなしだった。


しかしこれもまた人生の糧。

いつかきっと地図の読める日をつかむのだ。羽ばたけGM!!



(お願い羽ばたいて!)

«完»
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by cicocico | 2011-11-29 23:54 | Comments(2)

羽ばたけGM《中編》

 寡黙誠実実直の佐藤GMが、その仕事熱心さのあまり独自に決行しようとした関西での真夜中のキャンペーンツアーは、光田さんの素早い判断により直前で中止が決定、おかげで今にも泣きそうにピアノを弾いたり司会をしたりすることは回避され、我々は今度こそ正しく中国道を東へ向かったのだった。


 ほどなく左手に万博記念公園。岡本太郎作の太陽の塔。目のような部分から白く強い光が夜空を照らしている。おっ、久しぶりの太陽の塔だ。あ、でもマチャアキは見なくていいからね前見て安全運転で!とユーモラスに釘を刺す光田さん。吹田JCT(ジャンクション)からは指示通り名神高速に入る。とりあえず京都の先、大津SAまで行って食事にしようということになった。

琵琶湖の夜景を眺めながらの遅い夕食。つってもそこには街の明かりに縁どられた闇が広がっていたのだけれど。そしてそこで再会してしまった夕子に後ろ髪を引かれつつも、思いを断ち切るように我々は走りだした。さようなら、夕子。いつかまた会う日が来るだろうか…。私はお土産の八つ橋に小さくつぶやいた。

いかん。またバカ話で長くなるではないか。ともかく我々は再び東へ向かったのである。実は私は出発前に道路情報表示板で渋滞などがないか確認していた。かつてはハイエースツアーで日本賀来千香子を周るなど、度々ハンドルを握っていた元ハイエース専属プロドライバーとしては当然のことだ。ましてや今、ハンドルを握るのは寡黙誠実実直だがどうも方向感覚があやしいGMである。そのわりにはこういう道路情報や地図をあまり見ないのがやや気になるが、そこは元ドライバーとして僕ドライバ〜としてのび太くんをフォローしてあげることにした。エラそうなだけのSGではないのだ。そしてこのとき私は新しい道路ができているのに気がついた。それは『新名神高速道路』という。今までの名神高速が大津SAから先、琵琶湖に沿うように北上し関ヶ原を越え岐阜羽島を経由して、名古屋の北、小牧で東名高速に接続するのに対し、新名神はホール&大津SAの先で分岐し東へ向かって山中へ分け入ってゆく。何本か長いトンネルなども駆使して鈴鹿山脈を突っ切り世界の亀山へ抜けて東名阪自動車道に接続。さらに四日市で伊勢湾岸自動車道を経て最短距離で岡崎市の手前、豊田JCTで東名高速につながるのだ。所要時間では2〜30分の短縮になるというではないか。これを使わない手はない。私は八つ橋夕子との別れもそこそこに、このことを皆に提案した。GMは黙ったまま半分笑顔でキョトン顔だったが、光田さんがじゃあそれでいこうと素早く賛同してくれたので、我々はここから新たな道を歩みだすことになった。正確には走りだすことになった。

走りだして間もなく草津JCTの案内標識が現れた。ここから名神と分岐する。のだが、ハイエースは相変わらず真ん中の車線を突っ走っていく。私は思わず声をかけた。

「ねぇ、ここ左に行くんじゃないの?」
「そう、左だよ左!」

光田さんも続いた。寡黙誠実実直のGMが返事をしたのか後部座席では聞き取れなかったが、軽くうなづいたようにも見えた。そして車は進路を変えて左に分岐、いよいよ新名神に入った。新しくできただけあって道幅も広く、また時間的に車もそれほど多くないこともあって走りやすい。ハイエースは快調に飛ばしていく。誰しもそうだろうが人生において新しい道に挑むとき、期待と不安がひとつになって、過ぎ行く日々などわからないものである。私もまた同じだ。ただこのとき、初めての道を走るという期待よりも、ある不安の方が気になりだしていた。そうしてそれは徐々に私の心を浸食していったのだ。

(…GMは本当に方向オンチかも……)

思えば今回のイベントにおいて光田さんと話す中で、佐藤GMが東北人らしく寡黙誠実実直で、口数は少ないが真面目で素朴で正直な人間であるということとともに、優れた方向オンチだというようなことも何回か聞かされてはいたのだが、また帰途について早々にルートを誤った時にもあらためて聞いてはいたのだが、それでもまだ私は半信半疑だった。ふと『話を聞かない男、地図が読めない女』という本のことが頭に浮かんだ。

(…いやでもGMは一応男だし、話を聞かないというよりも話をしない男だし…、それにさっきの草津JCTで戸惑ったのも、きっと新しくできた道路だからだよな……)

きっとそうだ、そうにちがいない。それでも私は自分の心の弱さに抗おうとした。ハイエースは深い山の中を駆けていく。外は漆黒の闇。いつしか私の心はその闇に飲み込まれようとしていた。

(…わかった、次が勝負だ!)

ついに私は決断した。次のジャンクションで真実をつかむのだ。GMの真実を。彼の方向感覚が本物かどうかを!

新名神高速は次の亀山JCTで終わり、そこからは東名阪自動車道に入る。右に折れればやがて伊勢自動車道につながり、かの松阪市そして伊勢市へと至る。だが我々が行くべき道は左。四日市を経て名古屋をかすめ東名に抜けるのだ。何も難しい選択肢はない。やがて亀山まで2キロの標識が現れた。その直後、ハイエースはウインカーを点滅させるとゆるやかに追い越し車線に移るではないか。

(…!……)

この帰り道でうすうす気づいてはいたのだが、GMは寡黙誠実実直な見た目とはうらはらにハンドルを握ると案外に飛ばす。むろん決して暴走とか危険な走行をするということではないし、少しでもすみやかに帰還させたいという職業上の意識があってのことかもしれない。実際このときも前方を走る大型車両に近づいていたので追い越しにかかったのだ。ただ、追い越した後、なかなか走行車線に戻ろうとしないのが気にかかった。それほど車が走っていないとはいえ、追い越したらスムーズに走行車線に戻るものではないのか。

(…コイツ、もしや……)

分岐点はもうそこまで迫っていた。万一右にルートをとってしまえばお伊勢さん参りだ。さらに伊勢の先、鳥羽もかつてFCイベントで訪れたところではあるが、だからといってこれから行ったところで夜中にライブを始めるわけにもいかない。私はもう迷わなかった。

「GM、そこは左!左だからね」

GMが返事をしたのか後部座席では聞き取れなかったが、軽くうなづいたようにも見えた、と同時に一瞬とまどったようにも見えた。ハイエースは無事に左方向に進路をとった。そして私は確信したのだ。

コイツは…『地図が読めない男』だ…!


(そして、話しがさらに長くなっちゃったので、続きはまたも持ち越しである⦅←続くのかよ⦆)
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by cicocico | 2011-11-28 02:19 | Comments(1)

羽ばたけGM《前編》

 “…みなさま、そして光田さん、そしてスタッフの方々、ありがとうございました。お疲れさまでした!”

で、FCイベントの話しはキレイに終わるつもりだったのである。だが、東京へ帰る道中で、なかなか面白くも貴重な体験をしてしまったので、どうしようか逡巡したあげく、やっぱりせっかくだからオマケとして残しておくことにしたのである。


 大阪からの帰りは久しぶりにみんなでハイエースだった。ハンドルを握るのはマネージャーの佐藤さんである。名前がとある芸能人と同じなので我々の間ではマチャアキくんと呼ばれてきた。福島出身である彼は寡黙誠実実直の、口数は少ないが真面目で素朴で正直な典型的な東北人である。長年ローディーとして光田さんをサポートしてきた彼とは僕も何度か一緒に旅をしたこともあるが、物静かな性格ながらも、あるときは旅先で故障したカーナビをたちまち直してしまったり、またあるときはクリスマスの在り方に対して一石を投じるなど、意外な実力を持ったオトコでもあった。そう、あの時も年の瀬の関西だった。ライブやキャンペーンで一緒に走り回ったものだ。帰る途中にバイクに乗ったサンタの集団が現れ、周囲に笑顔を振りまいているのに驚いたものだが、今回も彼とハイエースで移動中に、今度は実写版マリオカートに遭遇した。いやホントだって。何じゃそりゃ?と思うかもしれないが実際にあのキャラたちがああいう車で走ってきたのだから仕方ない。周囲は写メの嵐。大人気。またまた大阪の底力を目の当たりにした我々だったのである。

それはさておき、そんな久しぶりに再会した佐藤さんが、聞けば今は光田さんのマネージャーになったというではないか。そうかそうなんだ、頑張ってきたんだなあ、と僕も嬉しく思い、また同時にますます重要なポジションで頑張っている佐藤さんに敬意を表し、勝手にGM(ゼネラル・マネージャー)と呼ばせてもらうことにした。

GMが運転するハイエースは大阪の街を後に快調に走っていく。助手席の光田さんはノートパソコンで何やらお仕事中。私はカスタマイズされた後部座席で足を伸ばしてリラックスさせていただいた。SGなので最後まで別府待遇だ。車窓を流れる夜景を見ながら久しぶりのライブをボンヤリ振り返っていた。しばらくすると前の座席から、あ、違うよマチャアキこっちじゃないよ、と声が聞こえてきた。ん?と思って聞いていると、どうやらルートを間違えてしまったらしいことがわかった。実はそこまでの間にもハイエースは2度ほど道を誤りそうになっていた。私自身も経験があるが、旅先の慣れない地理や知らない地名の書かれた道路標示、そのうえ夜間の運転というのはなかなか難しいものであるから、その時はまあ仕方ないよくあることだと思っていた。旅慣れた光田さんがその都度素早く的確な指示を出し順調に進んでいたのだが、たまたまパソコンの作業に集中していた少しの間に分岐点を過ぎてしまったようだった。

私自身も関西は土地勘がないのでサッパリわからなかったが、確かそのとき池田インターチェンジの標識を見たと思う。本来なら中国自動車道を東に向かわなければいけないのだが、ハイエースは反対の西へ向かう入口にさしかかっていたのだ。地図をご覧いただけるとわかるのだが、このままでは兵庫県の宝塚や西宮方面に行ってしまう。さらにその先は三田。かつて関西ツアーで訪れたところで、当時はまだローディーだったマチャアキくんがたちまちカーナビを直してしまったところでもある。だからといってこれから行ったところで夜中にキャンペーンをするわけにもいかない。そのまましばらく平行する一般道を走り、途中でUターンするようにと光田さんが指示が出た。

「池田ICから乗らないでそのまま左の一般道を直進だよ」

寡黙誠実実直のGMが返事をしたのか後部座席では聞き取れなかったが、軽くうなづいたようにも見えた。そしてハイエースは指示通り左の車線を素直に直進していく。数百メートル走ると前方に我々の走っている国道をまたぐ高速道路が見えてきた。阪神高速11号池田線である。大阪の中心部から伊丹空港を経由して北部の池田市や川西市を結んでいるこの路線の、神田入口が近づいてきた。するとハイエースは何のうたがいもなく素直にそこから進入しようとするではないか。

「違う違う!そっちじゃないよ」

先ほどよりやや大きな声で光田さんから指示がとぶ。地図をご覧いただけるとわかるのだが、ここから高速に乗ってしまうと池田、川西方面に行ってしまう。大阪方面に戻るならまだしもさらに反対の方向に向かってしまうのだ。川西もかつて関西ツアーで訪れたところではあるが、だからといってこれから行ったところで夜中にフリーライブをするわけにもいかない。確かにそこは左の側道から高速に入るようになっていたからGMとしては素直に指示に従っていたともいえる。寡黙誠実実直のGM。なのだが、それにしても…。私の中に小さな疑念が浮かんできた。

(もしや彼は、方向オンチなのでは!?……)

そういえば高級イタリアンレストラン、パッとサイ◯リヤで光田さんが、マネージャーになった佐藤さんのことを紹介してくれたときに確か、彼は真面目なんだけど道を覚えないんだよね、というようなことを言っていた気がする。そこで私は意を決して尋ねてみた。

「ねえ?佐藤くんってさぁ…、実は方向オンチだったりするの?…」

光田さんはアッサリ答えた。

「うん、もの凄くね」

それから佐藤GMの方向オンチぶりについて語ってくれたのだが、そのときの力強い口調からも彼は本当に方向オンチだったんだと理解できた。しかしそれと同時に、光田さんも多少話しを面白おかしく誇張してるんだろうなとも思っていた。ところが…。

このあと、私は光田さんの言葉がまったくの真実であることを、たっぷりと思い知ることになるのである。

…すでにたっぷり思い知らされてるといえなくもないが。


(つーか、話しが思った以上に長くなっちゃったので、続きは次回に持ち越しである。んっがっくっく)
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by cicocico | 2011-11-23 17:38 | Comments(3)

ファイルナンバー6

 せっかくFCイベントに招いていただきながら、感想もヘッタクレもないままつい調子に乗ってSGとして威張るだけで終わってしまいました。サーセン。

今回、久しぶりぶりにご一緒させてもらうことになって、押し入れの奥から以前の譜面を引っぱりだしてきました。
d0067750_18272993.jpg

おぉ、けっこうありますなあ。ファイルが5冊。譜面やらコーラス用の歌詞、どこかのステージ進行表に台本の一部、などなど、ドナドナ。思えば長いおつき合いでした。演奏も演奏以外でもいろいろやってたんだよなあ…などと一人懐かしんだりして。思えばこのブログも光田さんがきっかけで始めることになったんだよねえ…なかば強制的に。オホホ。ワタクシの短い紹介文がその名残ですな。歯はともかく変装が自慢って、何だ?って感じですけど。ま、かつてはいろいろありました。

今回は基本的に演奏だけだから安心して、とよくわからない励ましや、ゴメンね何も特別な衣装とか用意できなくて、とすまなそうに話す光田さんに、そんなものいらねえし、と返す私。たちまち昔のリズムに戻ります。台本とか書かないけどいい?ホントにゴメンね、としつこく詫びる光田さんに、だからいらねえし!と返す私。どんどん昔のリズムに戻ります。今はもう日本一地味で寡黙なパーカッショニストへの道を歩んでいるんだからねといいつつ、とりあえずクイズコーナーでの司会進行は引き受けることになったので、スムーズに進めるよう内容を吟味しポイントとなる言葉を選んだり簡単な台本を書いておきました。

もっともそうはいっても、地味で寡黙なパーカッショニストへの道を歩んでいる身ですし、また会場はお笑いの本場、大阪ということもわかっていましたので、そこは分をわきまえ、余計なネタは極力つつしみ、あくまでも流れをさまたげないスマートな司会進行を目指しました。自分としては久しぶりにやったにしてはそれなりにうまくできたと思うのですが、それでも予想外のこと、たとえばネタではなく、ただ普通に原稿を読んでいるだけなのに客席から笑いが起きてしまったりというようなことはありました。台詞の中に何か大阪の方々にとってのツボが含まれていたのでしょうか。いまだに理由はわかりませんが、何か本場の底力というものを感じさせられました。勉強になります。勉強しまっせ引っ越しのサカイです。

さて、会場となったKOO'ON/空音さんですが、地下でありながら音がクリアでやわらかく響くので大変気持ちよく演奏できました。今回、曲数もそれほど多くはなかったとはいえ、どれも自分にとっては久しぶりの曲ばかりだったのですが、またリハーサルもそれほどできなかったのですが、実際、音を出してみると意外なほど演奏できてしまったのには我ながら笑っちゃいました。一瞬(もしかオレって天才なんじゃ…)と思いましたが、まあよく考えてみれば光田さんとは10数年、いろいろ鍛えてもらいましたからねえ。光田の魂百までとはよく言ったものです。考えずともカラダが憶えているのね。ウフン(←アホ)。

そんな楽曲の数々やステージトークや、久しぶりの方も初めての方も含めて客席の雰囲気も僕にとってはみな懐かしく感じられました。ついでにめずらしく時おり歌詞がシャバダバになっている光田さんも懐かしく感じられました。うははは。それでも素早くついていくオレってエラいなあ。やっぱSGですから。

僕にとってはそんなこんなですべてが懐かしく楽しい時間でありました。みなさま、そして光田さん、そしてスタッフの方々、ありがとうございました。お疲れさまでした!


d0067750_18342799.jpg
SG記念にストラップをいただいた


…ちょっとだけヨ〜ン(違)
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by cicocico | 2011-11-21 18:32 | Comments(1)

SGですから

 先週末、久しぶりに大阪に行ってまいりました。音楽家として多岐にわたってご活躍中の光田健一さんのファンクラブイベントのサポートです。光田さんとは長いおつき合いではありますが、今回はゲストとしてお招きいただきました。しかもスペシャルゲストなのである!SGなんである!!ンッフッフッフ。スペシャル…。いい響きだなあ。

しかもその名にふさわしく別府待遇で迎えていただいたのである。先月の打ち合わせの時は高級イタリアンレストラン、パッとサイ◯リヤの高級赤ワインでもてなしてもらったし、当日、楽屋のお弁当も普通の冷たい弁当などではなく、ホッカホカのあったかご飯でお馴染みポプラの高級チキン南蛮弁当(ふりかけ付き)を用意してくれたのである。やっぱSGですから。

言っときますけどコレね、別にイヤミとかじゃないですからね。久しぶりに声をかけてもらってワタクシ、それだけでワクワクしましたし、それまでの長ーいおつき合いからしたらたとえ少々キビシい条件だろうと全然問題ないと思ってたんですが、なんというかそれはそれ、でも今回は今回で、というような親しき仲にも…じゃないですけど、そんな光田さんのキチンとした気持ちがウレシかったですワタクシ、ハイ。

さらに今回、移動はなんと新幹線、それもグリーン車です!ウッヒャ〜〜ッ!!

かつて、遠征に行く時はほとんどハイエースでした。機材を積んで西へ東へ、走れハイエース!でした。それはそれで楽しかったですけどね。若かったし(←イヤ、そうでもない)。ともかく、そんな時代を思えば超別府待遇です。なんてったってSGですから。あ、シンカンセンのグリーンもSGですから。

それはともかく、そんな光田さんの気持ちをありがたく思いつつ、予算的に大丈夫なのかななどと余計な心配もしつつ、でもそれはやはり、年月を重ねることにより何か考え方とか心境の変化とか、内面的に変わるということもあったのかなあ人間だもの、などと思っていたらホントに変わっていました内面的に。血液型をB型からAB型に変えたそうです。うーん、やるなあ…。これまで光田さんのことを典型的なB型だよねと言ってきた私の立場はどうしてくれるのでしょう。というか、なぜ今さらABと判明するかなあ…。でも、いいんです。おかげで新幹線N700系に、それもグリーン車に乗れたわけだし。たとえそれが、当初予約した列車の日付が1日ズレていたことが直前に判明し、キャンセルしたもののすでに指定席がとれなかった結果だったとしても…。

なんてったってSGですから!

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 控え室のソファーでエラそうに決めるSGと、そして光田さん
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by cicocico | 2011-11-18 02:29 | Comments(1)

ふと思った

(…昨日は超ポッキーの日だったのか…)


…以上。
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by cicocico | 2011-11-12 01:11 | Comments(1)

レッツ・コージ!

 道路コージ、袋コージ、仲本コージといえば、ドリフ世代には懐かしいフレーズですが、世の中には他にもU字コージ、加藤コージ、山本コージ、綾コージに上野広コージ、コージ苑にコージーコーナー(苦しいな)と様々なコージが存在します。そんな中、個人的に前々からひそかに気になっていたのが塩コージというもの。というか『塩麹』ってやつですね。こいつが万能調味料としてなかなかやるというウワサを聞きつけ、また発酵食品なのでカラダにもいいんじゃないのってことでひそかにその動向を探っていました。いや別に隠れてコソコソしなくてもいいんですが。

そこで食欲の秋にふさわしく、つっても街はもうクリスマスカラーになってたりしますけど、とりあえずこの秋、ついに塩麹づくりに挑んだのであります。

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などと、大仰に挑んだというほど別段難しいことは何もなく、買ってきた麹に水と塩を入れて混ぜるだけ。そして毎日1回かき回してあとはみ〜て〜る〜だ〜け〜。そのまま1週間ほど松葉ガニ。肉に野菜に魚にその他諸々、手軽に色々使えて味もよくなるという話しなのでとっても楽しみなのであります。ウフ。




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そういえば自分も一時はコージだった
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by cicocico | 2011-11-07 20:46 | Comments(0)

11月ですか

 気がつけばかぼちゃだらけの水泳大会、じゃなくて10月も過ぎ去りましたねぇ。例年になく気温が下がったり上がったり寒かったり暑かったり潜ったり沈んだりの日々だったり、迷走したあげく駆け抜けた台風による塩害で紅葉もいまひとつだったりしてますが、それでも近所の空き地ではススキの穂がホホホと揺れてたり、その上を連結トンボがくるくるまわっていたりと、とりあえず秋らしくなってはきているようです。そしてそんな更けゆく秋につれ、なぜか近頃すごく眠いんですけど。以前もそんなようなことがあったような気がしますが、春眠じゃなくて秋眠ってのはあるんでしょうか。まあ単に不規則不摂生による寝不足ですと言われればそれまでですけども…Oh!Tamu!と、そんなことはさておき、この分だと今年もまたアッというまに暮れてしまいそうなので、詳細未定のままですがライブのお知らせをいたしました。師走も走る12月ですし。わかり次第更新する予定ですが、えーと、24日はせっかくの日だからとミッキーさんが何かクリスマス企画を考え中でございます。2日の方は、えーと…、詳細未定のままだったらスイマセン。何ぶんシンシアさん、ああいうキャラクターなので…タハハハ。お店のHPも詳しいこと出てないし…。えーと、ま、お時間ありましたらフラリとお寄りくださいまし。

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 そしてケータイではトンボの捕捉はついにできず
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by cicocico | 2011-11-02 17:26 | Comments(0)