★歯と変装が自慢のPer奏者・Cicoが綴る駄文。多分。
by cicocico
プロフィールを見る
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28
Cico:井上浩一
65/1/31
横浜生まれの横須賀育ち
丈夫な歯を持つO型
カテゴリ
全体
 お知らせ
最新のコメント
ちこさん、こんばんは、そ..
by りか at 22:56
>マンボ!さん お疲れ..
by cicocico at 09:17
井上先生、発表会お疲れ様..
by マンボ! at 20:04
島根大学の客員教授である..
by 地球環境直球勝負 at 16:34
>しぃさん はぁ〜〜い..
by cicocico at 18:12
わぁ~~い\(^o^)/
by しぃ at 18:34
>更夜さん 長々とおつ..
by cicocico at 23:27
お疲れ様です~。 楽し..
by 更夜 at 09:42
>更夜さん いや〜んビ..
by cicocico at 00:08
cicoさん、こんばんは..
by 更夜 at 23:02
>更夜さん いつも読ん..
by cicocico at 13:48
>更夜さん よく「バカ..
by cicocico at 18:50
cicoさん、こんばんは..
by 更夜 at 23:36
>更夜さん おはようご..
by cicocico at 07:52
cicoさん、こんばんは..
by 更夜 at 23:50
>更夜さん 読み逃げ…..
by cicocico at 11:14
cicoさん 初めまし..
by 更夜 at 00:29
>ミユキさん お祝いの..
by cicocico at 16:38
ちこちゃん、誕生日おめで..
by ミユキ at 19:30
>ミユキさん 明けまし..
by cicocico at 01:50
最新のトラックバック
以前の記事
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
2005年 10月
2005年 09月
2005年 08月
2005年 07月
2005年 06月

<   2011年 02月 ( 11 )   > この月の画像一覧

福田さんとその周辺(6)

 野田“s.i.s.”浩平さんこと野田浩平さんのニックネーム“シス”はイベント名からもわかるように『sister』からきていますが、あれほど男伊達な人柄なのにどうしてブラザーでなくシスターと呼ばれているのか。お会いしたばかりの頃に一度尋ねてみたことがあるのですが、ちゃんとおぼえていないのでここは聞かなかったことにして通りすぎます。ただ、ホントはそっち方面の人ではなかったことだけは間違いありません。生まれも育ちも浅草という野田浩平さんは本当に義理人情に厚い下町の人間味あるとても素敵な方であるため、僕はあえて、けろっこデメタンとは特に関係はありませんが江戸っ子ノダさんと呼ばせてもらっています。

新たに加わったノダさんの存在感は大きいものでした。手元の資料によると、身長57m、体重は550tに及びます。…あ、これはコン・バトラーVの情報でした。うっかり間違えてしまいました。しかし考えてみれば音楽力は言うまでもなく、さらには僕よりもよっぽどコージローくんのことを知っているのですからこれほど頼もしい人はいないでしょう。

d0067750_1410165.jpg

僕よりもよっぽどコージローくんのことを知っている
本来はベースでありながらあえてお願いしたピアノでライブの幅を広げてくれ、先だっての大所帯バンドにおいてはギターでも高い演奏力を披露するなど、様々な形でコージローくんを支えてくれているのです。そんな中で何より(これが最も重要なのですが)大きかったのは、ノダさんが『ツッコミ手』としても非常に優れていたということです。

当初、僕はこのことに気がつきませんでした。その年の暮れの、この3人での初ライブのことを読み返すと、ウッディさんのかわりに何とかしなければと背伸びをし、そして空回りしていたであろう自分の姿が垣間見えます。なぜなら、その頃はまだノダさんは口数はむしろ少ないというイメージだったため、素晴らしい演奏だけで充分ありがたかったし、気兼ねなくコージローくんとも付き合えるという点だけでも充分であり、もうこれ以上の負担をかけることなどできないと思っていたからです。しかしそんな僕の認識が覆されるのにそう時間はかかりませんでした。同じ関東の人間ということもあってか、笑いのネタやツボなどにも相通ずる部分があったノダさんとはすぐに親しくなったのですが、やがてスタジオや酒の席での、まわりのちょっとした一言や小ネタにも機敏に反応してくることに気づきました。普通の人なら聞き流してしまうようなささいな小ボケでも逃さすことなく拾って拾って拾いまくるその姿は、かつて東洋の魔女と恐れられていた全日本女子バレーボールチームを彷彿させました。また、ノダさんをよく知るまわりの方々は一様に「マグロが泳いでないと死んじゃうように、彼はしゃべってないと死んじゃうんだ」と言います。意外な言葉でした。今はもう力強く同意していますが。

ところでノダさんは物事を何かにたとえるのがうまかったり、何か出来事のあらすじを話すのが実に上手なのです。内容を簡潔明瞭にわかりやすく伝えられるというその才能は、ていねいに説明しようと思うあまり逆にだんだん遠ざかっていき遂には行方不明になってしまうことの多い僕にとっては、うらやましい限りです。そしてこの才能が『ツッコミ手』として大きなアドバンテージであり、独特の表現につながっていると言えます。僕もさんざんお世話になっている言葉、コージローくんがちょいちょいライブなどで醸し出すあの微妙な空気感を『不穏な』と最初にたとえたのも実はノダさんだったということも、ここで白状しておきます。どこか怪しげで的確なたとえが魅力的なノダさんの名ツッコミの中で僕が気に入っているもののひとつは、ギターをチューニングしながら同時にトークはできないコージローくんが、キンチョーしたのか1曲目からいちいちチューニングに逃げていたライブで、

「そんな狂うほど弾いてないじゃん…」

とボソッと一言。これはジワジワ効きましたねえ。ウッディさんのスパーンとしたスピード感あふれるツッコミとは対照的な、ツボを心得たクスッとジワッと効いてくるツッコミ。からだの芯まで温まります。また、和歌山出身で『ザジズゼゾ』が『ダヂヅデド』になってしまうことを意識しすぎてか、逆にコージローくんからしばしばノザさんと言われてしまうノダさんですが、その都度ちがうよノザじゃないよノダだよとキチンと諭すことも忘れません。さすがは東洋の魔女。几帳面なA型という言葉には大いにうなずけるものがあります。

最近では復活したウッディさんとの、東西両横綱によるツッコミ競演が見られるのもうれしいところです。ラーメンでいえば動物系と魚介系のダブルスープといったところでしょうか。それぞれの持ち味が活きて味に幅と奥行きを与えてくれるのです。どうでしょう。巨匠に比べ幅も奥行きもないたとえですいません。こんなことだから恩田さんに一刀両断にされるのです。そう、自分でもわかっているつもりでしたが僕の弱点、ツッコミ力や笑わせ力が足りないという部分を即座に見抜き、厳しい現実として再認識させてくれた人物。華麗なピアノを奏でるもうひとりの江戸っ子、我々の大先輩、恩田直幸さんです。

本日これまで。
d0067750_14105693.jpg
[PR]
by cicocico | 2011-02-28 14:11 | Comments(2)

福田さんとその周辺(5)

 作曲編曲など音楽制作やプロデュースからヴォーカルレッスン、ヴォイストレーニング等々幅広く活躍されている野田浩平さんは、コージローくんとは僕よりもはるかに長いお付き合いであり、昔から彼のライブなどもよく見ていたそうで、またコージローくんにとっては音楽を始めいろいろと親身になってアドバイスをしてくれる、よき相談役であり頼れる兄貴分でもあるようです。演奏できる楽器もベースにピアノにギターと幅広く、そしてなにより大変にお人柄のいい方で、けっこう人見知りな僕などもたちまちうちとけることができました。そう、コージローくんの周りにはなぜか素敵な人々がたくさんいて、その人たちがいつしかこうして彼を通じてつながっていったりするのです。遠回しに自分もその素敵な人の一人だって言ってますか?ヤラシイなあ。いやいや、そんなつもりは毛根ありません。間違えた、毛頭ありません。ホントよ。

2人だけでのライブ活動を始めたちょうど同じ頃、あるイベントライブに参加することになったコージローくんから、またお願いしますと誘われました。彼や当時の野田浩平さんの生徒さんお弟子さんたちが企画した『sister's bar』。多くの友人知人仲間たちがにぎやかに集ったこのイベントにたまたま出演できたことが、今思えばバンドの行方を左右する大きな分岐点だったと思います。また僕にとっても、野田さんや関係する様々に素敵な方たちと知り合うきっかけとなるイベントでした。この日、主賓でありながらなぜか最も出番が多くずーっと舞台でリハーサルしている野田浩平さんを、僕は客席の後ろから何気なく見ていました。するとピアノがとてもいいのです。会場となった恵比寿の天窓スイッチはピアノに力を入れているお店なので楽器の状態は非常にいいのですが、それにしても野田浩平さんが奏でるピアノが実に素敵に心に響いてしまったため、僕はややあわてつつもコッソリ隣のコージローくんに聞いてみました。

「ねね?野田さんって本業ベースって言ってなかったっけ?」

「そおっすねぇ、でもピアノやギターも弾けるんすよねぇ」

(なんだよその落ち着きぶりはよ…)

と、別にフツーのことですけどと言わんばかりに悠然と答えるコージローくんに、軽く舌うちしそうになるのをこらえる私。確かにもう長い付き合いの彼にしてみればそんなことはコージローというより今更ジローなのかもしれないが。そこであらためて集中して聴いてみたところ、実に歌心があり何と言うか色気があるというか、聴けば聴くほど素敵なピアノであることがわかってきたため、僕はまたあわてつつもコッソリ隣のコージローくんに聞いてみました。

「ねね?野田さんってサ、絶対スケベでしょ?絶対スケベだよね!?」

「あ゛〜そっすねぇ、スケベですかねぇ、いやスケベっすねぇ」

(てめ、ホントにそう思ってねえだろ…)

と、まるでうわべだけの返事をするコージローくんに、軽く舌うちしそうになるのをこらえる私。ちなみに『スケベ』というのはほめ言葉です。業界的用語というか、むかーしのミュージシャン的言い回しで、気持ちのいい演奏するにはスケベじゃなきゃダメなんだよ、みたいな。ま、最近はあんまり言いませんけど。ともかく野田さんの歌心あるピアノとのそんな衝撃的な出会いがあったため、音楽的に言うなら野田ぴカンタービレとの衝撃的な出会いがあったため、これはもうぜひとも野田さんにお願いするしかないよコージローくんちょっと頼んでみてよイヤぜひとも一緒にやってもらおうよ野田さんが手伝ってくれたらこれは大きいよ背も大きいけど、という僕の要望を受け彼は話をしてくれたようです。そしてほどなく野田浩平さんが正式にサポートしてくれることになったのです。

本日これまで。
[PR]
by cicocico | 2011-02-25 23:28 | Comments(0)

White Days

 雨こそ降らないけれど今ひとつスッキリしない天気が続いとります。ビュービュー吹く風だけはあいかわらずチベタイのでそんな時にはやっぱりおでんだろうってことで、また例の大根と昆布多めの白黒おでん製作委員会を立ち上げました。そして今回は少し素材にもこだわろうってことでまた直売所まで足を運び、煮物にむいているといわれる三浦大根を入手。でかいなあ三浦大根は。最近出回っているフツーの青首の倍以上あるんでないかい。そのお姿を見たらば急に『大根足』なんてなつかしい言葉がうかんだけどこれはもう大いに納得するしかない。実に頼もしい存在感であります。おかげでしばらくはシアワセの白おでんの日々であります。
(というかむしろ大根の煮物に近いけど)

d0067750_03975.jpg
 ホワイト、いっぱァーーつッ!!
[PR]
by cicocico | 2011-02-22 23:58 | Comments(0)

お知らせ

◆シンシア

2011/04/06(水)【終了いたしました】
横浜 FRIDAY TEL:045-252-8033
神奈川県横浜市中区長者町8丁目123番地相模屋ビル3F
開場18:00 開演1st 20:00~  2nd 21:30~
チャージ:¥3,000(ドリンク別)

シンシア(Vo)、吉澤秀人(Gt)、井上“Cico”浩一(Per)

================

Breath-talk

2011/04/28(木)【終了いたしました】
赤坂 アンベ・クァトロ TEL:03-3585-0065
東京都港区赤坂2-15-1パール赤坂B1
開場18:30 開演1st 19:30〜  2nd 21:00〜
チャージ:¥2,000(+1ドリンク&1プレート)

猪浦“Charlie”教行(Harp)、佐藤豊(Gt)、井上“Cico”浩一(Per)
Guest:tossii(Pf)
[PR]
by cicocico | 2011-02-18 22:38 | Comments(0)

福田さんとその周辺(4)

 当時も今も愛情を持ってコージローくんを叱咤激励ツッコミしてくれるウッディさん。関西弁ってのは少々辛口のことを言ってもトゲトゲしくないというか、なんか漫才みたいで笑えてしまうんですよね。これまでの数々の名ツッコミの中で僕が気に入っているもののひとつは、3人で再び集まっての最初のライブでのこと。久しぶりのステージでガラにもなく緊張したため、1曲目を予想をはるかに超えたスピードで突っ走ってしまったり、リハと違うことをやろうとしたり、よくわからないトークを展開するコージローくんに、

「アガるにも程がある!」

と一喝。いやあコレ、好きですねえ。文字だとニュアンスが伝わらないかなあ。関西のしゃべり口というかアクセントなんですけどね。『タタテトト、テテテタ〜!』みたいな。わかんないって。まあこういうのはその場の空気感がありますからね。でもお客さんもけっこう笑ってましたし、あのツッコミはウケたという声もライブ後いくつかいただきましたし、お気に入りの一言であります。

さて、右肩上がりで成長する中国経済と歩調を合わせるかのように、今後もますますの需要拡大が見込まれるウッディさんでしたが、一時この現場を離れることになります。諸事情によりスケジュールが合わせられなくなってしまいやむなくのことでした。さあこれからというところでのウッディさんの離脱は音楽的にも本当に残念なことでしたし、何より大事なツッコミ手を失ってしまったということは非常に大きな損失であり、これにより世界情勢の先行きが不透明になってきたといっても過言ではありませんでした。ウッディさんがいなくなった後、2人だけで挑んだライブもあったのですが、実はその時、平和から一転、次は不穏な世界が到来することを暗示する決定的な証拠があったのです。


d0067750_2111494.jpg
決定的な証拠

やがて来るであろう世界は我々がこれまでに見たこともない、まさに新しい何かであることが予言されています。あらためて当時の記録を調べてみると、この日もコージローくんが相当に不穏だった様子がうかがえます。しかし今回新たに気がついたのは、彼が曲順表を客席からに見えるように貼った理由です。これは間違いなく彼からのメッセージでしょう。不透明な世界情勢、不確かな時代の始まりを伝えるべく、あえて多くの人々の目につくように貼り出したに違いありません。たった2人での、いかに混沌とした中でのライブだったとはいえ、当時このことに気がつけなかったのは、やはり私自身の力不足だったと言えましょう。今更ながら、物事の本質を見極めることができなかった己の未熟さを痛感しています。つーかだいたいオレ、ツッコミじゃねえし!


…すいません、取り乱しました。

とにかく、一気に不安定さを増し、このままでは空中分解の危険性さえ叫ばれ始めたバンドに打開策はあるのか。いや、なんとしても見つけ出さねばなりません。我々は必死になって探しました。それこそ血まなこになって探しました。「血マナコ!(←コマネチ!のニュアンスで)」なんて言ったりしながらも探しました。とはいえ音楽性だけでなく、不穏なトークにも立ち向かっていける能力を合わせ持った人間など、そうそう見つかるものではありません。次第に我々の間には焦りと疲労感が漂い始めました。しかし探しても探しても見つからない時は探すのをやめたらいい、という井上さんの言葉を思い出し、ふと肩の力を抜いてみたところ、意外なところから救世主が現れたのです。その人は、我々のごく身近なところにいたのでした。

野田氏(※)の登場です。

本日これまで。




※注:グワシ(まことちゃん)ではありません。
[PR]
by cicocico | 2011-02-16 02:13 | Comments(0)

福田さんとその周辺(3)

 ベースの渡辺広志さんが、

「!……ヒロシです…」

とならずにウッディさんとなったのは、映画監督のウッディ・アレンによく似ているという正当な理由からですが、コージローくんと出会うさらに数年前、僕はウッディさんと同じバンドにいました。仕事として太鼓を叩き始めるようになってすぐの頃でしたので20代半ばくらいだったと思います。当時の一般的なミュージシャンにくらべると僕はわりと遅咲きでした。咲いたかどうかは別として。僕のお師匠さんが超売れっ子多忙な人でいろんなバンドをかけ持ちしていたんですが、さらにまた別のバンドに参加することになったとき僕も加えてもらえたのです。メンバーはウッディさん始め、皆さんバリバリ活躍中の実力ある人たちであると同時に気さくで楽しい人たちでもあり、まだ駆け出しのペーペーのこともあたたかく受け入れてくれました。ジャンルとしては主にカントリーやフォークを基調としたアメリカンロックテイストのオリジナルのポップスミュージック。ってそれどんな音楽ですか。こういう説明まるでヘタクソですいません。今度ウッディさんに聞いときます。でもしっかりした演奏と爆笑トークのギャップが面白いライブはいつも好評で、やってる側としても毎回楽しみにしていました。

ウッディさんのスタイルというのは、あの頃はまだめずらしかったと思います。一般的なベースのイメージ、かたくなにリズムを守る縁の下の力持ち的なそれとは逆の、しゃべりまくるというか歌いまくるというか、まさにブイブイ言わせたるで〜!的な自由自在な演奏を初めて見たとき、ああ、ベースもメロディ楽器なんだなあと思ったものです。もちろんバッキングだってバッチリこなせる上で、ですよ、念のため。でもウッディさん、一度どこか他の現場のリハで、ベースしゃべり過ぎ!って言われてもうたぁ、とちょっとへこんでたこともあったっけ。うふ。みんな今より若かったから今よりブイブイ言ってたんですね、きっと。いずれにしても楽器っていうのはホント、性格出るもんです、今更ですけど。

「今度知り合いがライブやるねんけど、よかったらチコちゃん手伝ってくれへんか?」

そんな感じで誘われて、コージローくんらとの初顔合わせはどこだっけなあ…。インディージョーンズ、失われたピース。記憶のパズルは穴だらけ。愛しているのはアナダらけ。みたいな。でもボーカルらしく声が大きい人だなあと思ったのはおぼえています。第二ボタンまで開けてたかどうかはおぼえていませんが。そのバンドでは、ダイちゃんというけっこうハンサムなギタリストを中心にアレンジやら何やらを考えていったのですが、ダイちゃんを始めメンバーはウッディさん以外は関東の人間で、またおしなべて口数の少ない人たちばかりだったこともあり、あ、イヤ、一応コージローくんも関西人ではあるのですが、ステージトークはご存知の通り基本的にマイペースなので、ライブではウッディさんがツッコんだり一人ボケしたりと孤軍奮闘の活躍を見せていました。

僕は個人的には、コージローくんは3年前に再会してからのほうが当時よりも、ちょいちょい不思議な行動や言動でまわりの人々を不穏な空気で包み込んでいるような気がします。たとえば、ギターをチューニングしながら同時にトークはできないというような不器用さは昔からですが、その際の(ヤバイ!なんとかしゃべらなきゃ!)という焦りや緊張感は当時にくらべると薄れ、むしろ(いま僕はご覧の通りチューニングに集中しているんです。だからしゃべれないんですけど何か?)という強いオーラというか開き直りというか堂々とした立ち振る舞いをとっているように見えます。そのため客席に微妙な空気がただよい、逆にバックのメンバーに、マズイ…どうにかこの間を埋めなくちゃ!という気をおこさせたりするのです。ある意味大人になったというか、アーティストらしく成長したともいえますが、だからこそ近年ますますウッディさんの需要が高まってきているともいえるのです。

本日これまで。
[PR]
by cicocico | 2011-02-14 22:48 | Comments(0)

明るい幕開け

 二日続けてのライブ。そういえばどちらも今年のお初でした。9日は横浜、伊勢佐木町にてシンシアさん。今年もチャキチャキの姉さんパワーは健在です。この日のメニューは日本の曲も多かったんですが、昭和のヒトとしては70年代あたりの歌謡曲というのはもうしっかりカラダにしみ込んでいるというか刷り込まれているというか、ホント楽しいですね。何も考えなくても勝手にカラダが動いて自動演奏してしまうくらい。このあたりやっぱりツボなんだろうなあ。アチラの楽曲にしても曲名言われてピンとこなくてもイントロ始まったら、あ〜〜!コレかぁ、ハイハイ了解!なんての多いし。聴いてないようでいてどこかで聴いているんでしょう。これも時代でしょうねえ。そしてこの日はめずらしく、というか初めてだと思いますけど、なんと初回のステージで3曲メドレーしました!おお〜!!…え?普通ですか?イヤイヤいやいや、ご存知の方もいらっしゃるでしょうがシンシアさんの場合、いつも1曲目だけ決めてスタートし、あとはその場の雰囲気で曲をチョイスしていき、ギターの吉澤さんと僕が右往左往するというスタイルなので、また時にはその1曲目すらいきなり変更される場合があることを思うと、あらかじめ3曲も決まっているということはそれだけで画期的なことだったのです。もっともホントにやるかどうか内心ハラハラしてましたけど。

1月の代々木の時は対バンで、互いになんだか不思議な感じですね〜と言っていた吉澤さんは、終わったばかりのハーベストガーデンのツアーについて、5日連続ライブは初体験だったけどどこも大盛況だったと話してくれました。うーん、よかったよかった。その吉澤さん、なんと今回は秘密兵器を持ち込んできました。クリアファイルです。数ある譜面をここにおさめることによってシンシアさんからの不意のリクエストにもすばやく対応することが可能になったのです。いやあチコさんこれホントに便利ですよじつに画期的ですうんうんイヤいいですホント便利ですよなぜ今まで使わなかったかなあいやあ今回初めて気がつきましたよいやホント…、と語る吉澤さん、相変わらずオモシロい人です。


そして翌日、赤坂でブレストーク。この日はなんといってもゲストのtossiiさんでしょう。思った通り、というかリハのとき以上に華麗で存在感のあるピアノを聴かせていただきました。いやぁピアノはやっぱりいいねぇと毎度のように楽しげに語る僕らの僕らのリーダー、チャーリーでありましたが気持ちはよーくワカリマス。他の楽器がはいった時ももちろんいいのですが、ピアノはやはりソロ楽器というか一人オーケストラというようなところがあるのでアレンジにも幅がでるし、僕などリズムの部分でもずいぶん楽をさせてもらいました。よほど楽しい雰囲気だったのか終演後、お店のマスターや多くのお客さんから「こんな楽しそうなブレストークは初めて見た」というお言葉をいただきました。いつもどんだけ暗い演奏なんでしょう。って、うーむ…。やっぱりキレイどころがはいるとテンションあがるんですよね、とオヤジ的感想をのべつつ楽しかったのは事実です。あと、みんなもテンションがあがっていたのか、この日はなぜか曲のテンポが速めなんだもの。タハハ。チャーリーにしてもtossiiさんの曲にしてもリハと違った速度で始めてくれたので、それもあっておもわず笑っちゃったんですよねえ。イヤでも楽しかったなあ。tossiiさんのオリジナル『Sky Aquarium』は名曲です。サックスのつぼけんさんとのゆったりとしたアレンジも素敵ですが、ラテンフレーバーのアップテンポな演奏も気持ちがはいりますねえ。ちょっぴり速かったケド。オホホ。

明るいブレストークがあまりにも好評だったのでリーダーがその場で交渉し、次回4月の時にもまたtossiiさんに出演していただけることになりました。パチパチパチ。今度は明るさそのままに、も少し落ち着いた演奏を目指します、ハイ。ふたつのライブに来ていただいたみなさん、どちらも寒い中ありがとうございました。
[PR]
by cicocico | 2011-02-13 13:16 | Comments(1)

違いがわかるオトコ

 今度のブレストークのゲスト、ピアノのtossiiさんを交えてのリハをしてきました。すでにチャーリーとは一度打ち合わせを兼ねて音出しもしていたとのことで、この日も割とスムーズに進行することができました。一見すると細身できゃしゃな感じのtossiiさんですがなんのなんの、むしろしっかりしたタッチで華麗なピアノでございました。本番が楽しみです。そんなtossiiさんがスタジオ入りするや、僕らの僕らのリーダー、チャーリーが「今日はリベンジするからね」と声をかけていたので、ん、何事かいな?と思っていたら、なんと秘密兵器を持参していたのでした。チャーリーといえばチョコレート工場が有名ですが、本当はかなりのコーヒー好きとして知られています。そしてこの日、そのこだわりのコーヒー道具を持ち込んできたのです。

d0067750_0344053.jpg
銅製のポットも、あまり見かけない先までとがった形のドリッパーも、全ては美味い一杯のため。実はtossiiさんもコーヒーが好きなんだそうで、最初の打ち合わせのときに、どうやらチャーリーがそのこだわりの道具を忘れてしまったためのリベンジの一言だったようです。幸いリハも順調に進んだので、長めのコーヒーブレイクではリーダー自らそのこだわりの一杯をふるまってくれました。
d0067750_0353292.jpgあいにくスタジオにはもうひとつポットがなかったのですが、お湯を沸かしたヤカンにコーヒーをドリップして戻すという奇策を使って、でも確かにひと味違った味と香りを堪能させてもらいました。リーダー、ゴチっす。tossiiさん、本番よろしくっす。

といいつつ明日、まずは伊勢佐木長者町ですけれど。
[PR]
by cicocico | 2011-02-09 00:35 | Comments(1)

福田さんとその周辺(2)

 アーティストらしくちょいちょい不思議な行動や言動でまわりの人々を不穏な空気で包み込んでくれる、小さな巨人コージローくんと初めて会ったのは、もう十数年前の若かりし頃です。つっても30過ぎてましたけど。物覚えのよろしくないワタクシにとって遠い過去のこういう話というのは、年々流失していく記憶細胞の断片をかき集めたところで、もはや穴だらけの水泳大会じゃなくてジグゾーパズルのようなものなのですが、それでも当時、ライブの時は必ずシャツを第二ボタンまでは開けていたセクスィーな彼の姿は今でも目に焼き付いて離れてくれません。かつて柔の道を歩み実はその世界ではかなりの実力者でもある彼の鍛え上げられた厚い胸板に、世の女性たちはキャーキャー言っていたものです。その意味合いは人それぞれだったと思いますが。

それはさておき、当時も今と同じように、ギター、キーボード、ベース、パーカッション、そして本人という5人編成でした。わりと頻繁に、月に1〜2回くらいのペースでライブをやっていた時期で、ギターとキーボードがコーラスもとり、僕とウッディさんがボトムを支えるという役割をになっていました。そう、当時まだ僕はコーラスとは無縁でした。というか楽器を演奏しながら声を出すなんてことはとてもできませんでした。なぜならたとえばコンガを叩いているとき、アタマの中ではそのリズムを歌ったりしているので、同時にウーとかアーとかやろうとすると、ウーーアーー…ンパカーツクウートトオー…トンパカツクトト…、といった具合にどうしてもフレーズが出てきてしまうのです。逆にコーラスに集中すると手が止まったり2、4拍だけになったりというありさまで、まして歌詞を口ずさむなんてもってのほかでした。まあギターや他の楽器にしても同じようなことはあるのでしょうが、そういう意味では僕もコージローくんに負けずおとらず不器用だといえます。そういえば何かのおりに、ブレストークのリーダーであるチャーリーにそんな話をしたところ「ああその気持ちはわかるよ、僕もいまだに演奏しながらコーラスとれないんだよねえ」という返事をもらってしまい、何とも複雑な思いにとらわれたことを当のリーダーはきっと覚えてないでしょう。コーラスについてはその後、ほかの現場で少しずつ少しずつ鍛えられ今日に至るのですが、なんだかんだやっていくと人間慣れるというか順応していくもんですね。といって今でもそれほど自慢できるものでもありませんけど。ちなみに、今と同じような編成といいつつ『キーボード』とあえて言うのには訳があって、当時は渋谷のエッグマンや小さいお店でのライブが多く、また生ピアノなど置いてないお店が多かったので、パーカッションだけでなくキーボードもエッチラオッチラ持ち込んでいたからです。今でこそ小さいながらもアップライトピアノとかある店も増えましたけど。

さて、で、僕がここに参加することになったのは、ベースのウッディさんから声をかけられたのがきっかけなんですが、そのウッディさんの本名が実は『広志』だということは、僕の本名が実は『浩一』だということ以上にあまり知られていません。そしてそんなウッディさんにいつかキーボードを弾いてもらい、広志&キーボードとしてお披露目してもらうという夢が果たせなかったことが、今となっては唯一の心残りです。コージローくんと出会うきっかけとなったウッディさんとの話はまた。

本日これまで
[PR]
by cicocico | 2011-02-07 09:47 | Comments(0)

ガンバレお兄さん

d0067750_015677.jpg
 とあるコンビニの前を通りかかると、青鬼の店員さんが恵方巻きを販売していた。確かに鬼は外というけどそこまでしなくてもなあ、と少々同情したりして。平日の昼間とあってか人影もまばらだし。いつの間にか関東でも太巻きだらけなんだもんなあ。それに外で着ぐるみってけっこうハズイんだぞ。あ、でももし自ら買って出たのであればそれはそれでまったく結構でございますけれど。

節分でしたが、何となく心の中で鬼にエールをおくってしまったワタクシであります。ガンバレお兄さん!

正確にはガンバレ鬼さん!
[PR]
by cicocico | 2011-02-04 00:16 | Comments(1)