最後の日曜日
あーあ、9月になっちゃいました。気温だけはあいかわらずですが、さすがにセミの声も消え、かわってトンボが目立つようになり、空もいくぶん高くなってきて、戸籍上は186歳、じゃなくて秋なんですよ一応これでもね、と控えめに主張しているアキさんであります。あ、戸籍の上じゃなくて、こよみの上ね。
さて、ネコライブが終わったあと、中1日おいてフレンブリーコンサートを控えていた私は、マンダラの海老フライの余韻をひきずりつつも、楽器の積み替えや予習に取りかかりました。そういうわりに、ゴーヤの写真とかアップしてんじゃねえかよというツッコミは受け付けません。人は年を重ねると徐々に早起きになるものなのです。てか暑くて寝てらんなかったというのもあります。ともかく早く目覚めたからには一日を有効に使おうってことですばやく行動を開始したのですが、お天道様は朝だからといってまったく容赦してはくれず、1時間ほどの作業でもう全身ずぶぬれです。シャワーをあびてクーラーの効いた部屋に逃げ込み、1時間ほどボーゼンとしてから予習にとりかかり、一段落したところでようやくゴーヤになったというわけです。
翌朝、いつものように9時に会場入りしての仕込みから始まったコンサートは、今年も盛況のうちに無事フレンドリーに終了。以前にも書いたことがあるのだが、幼稚園の頃から出演している女の子たちがいて、僕らはこのチームの『スピード』と呼んでいたんだけれど、そんな彼女らが来年いよいよ大学を卒業することになった。みな無事に就職先も決まって何よりなんだけど、やはり社会人ともなれば、これまでのように自由な時間もなかなか取りにくくなるということもあり、発表会も今回で一区切りにするという。長く続けている現場なので最近ではもうおなじみの出来事ではあるが、やはりいつもより少々サビシイ気持ちになるのである。多分170センチメンタルくらい。僕の身長より高いのである。でもまあそうやってみんな羽ばたいていくのだから、笑って見送ろうではないかと言い聞かせ、最後の演奏に力をいれることにしたのであった。いつもどの生徒さんもみな一生懸命なので、こちらもしっかり気持ちをこめていく。暗譜の曲ではカホン叩きまくってやったぜ。ハードだったので途中で死にかけたけど。次の演奏の曲にわりと影響でたけど。翌日も腕、固まってたけど。ちなみに僕もこれまでのドッカンズボンをついに卒業、今どきのスリムな黒いパンツにしたのだ。ようやく。
それからまた、一人の生徒さんからは、今度結婚することになりましたと報告されて驚いた。
「式は11月の予定なんです」
「えーっホントに?!まだ10代だよねぇ?!」
「…井上センセ、今年、20代最後なんですけど…」
「エーーッッ!?!」
ここまでくると我ながらバカである。どうも最初に伴奏した頃のイメージのままなのだ。換算すると中学17年生あるいは高校14年生になる。何だそりゃ。でも担当の先生も、彼女はあまり変わらないって言ってたしなあ。いずれにしても知らぬ間にみんな大きくなっていくんだなあと、またシミジミ。そりゃオレたちも足腰痛くなるよなあ、とドラムの先輩がつぶやいた。ごもっとも。
そんなこんながあり、発表会が夏休み最後の日曜日だったということもあり、暑さのむこうに遠い夏の記憶をたどったりして、少々センチメートル気分な8月の終わりでありました。
ついに卒業。
さて、ネコライブが終わったあと、中1日おいてフレンブリーコンサートを控えていた私は、マンダラの海老フライの余韻をひきずりつつも、楽器の積み替えや予習に取りかかりました。そういうわりに、ゴーヤの写真とかアップしてんじゃねえかよというツッコミは受け付けません。人は年を重ねると徐々に早起きになるものなのです。てか暑くて寝てらんなかったというのもあります。ともかく早く目覚めたからには一日を有効に使おうってことですばやく行動を開始したのですが、お天道様は朝だからといってまったく容赦してはくれず、1時間ほどの作業でもう全身ずぶぬれです。シャワーをあびてクーラーの効いた部屋に逃げ込み、1時間ほどボーゼンとしてから予習にとりかかり、一段落したところでようやくゴーヤになったというわけです。
翌朝、いつものように9時に会場入りしての仕込みから始まったコンサートは、今年も盛況のうちに無事フレンドリーに終了。以前にも書いたことがあるのだが、幼稚園の頃から出演している女の子たちがいて、僕らはこのチームの『スピード』と呼んでいたんだけれど、そんな彼女らが来年いよいよ大学を卒業することになった。みな無事に就職先も決まって何よりなんだけど、やはり社会人ともなれば、これまでのように自由な時間もなかなか取りにくくなるということもあり、発表会も今回で一区切りにするという。長く続けている現場なので最近ではもうおなじみの出来事ではあるが、やはりいつもより少々サビシイ気持ちになるのである。多分170センチメンタルくらい。僕の身長より高いのである。でもまあそうやってみんな羽ばたいていくのだから、笑って見送ろうではないかと言い聞かせ、最後の演奏に力をいれることにしたのであった。いつもどの生徒さんもみな一生懸命なので、こちらもしっかり気持ちをこめていく。暗譜の曲ではカホン叩きまくってやったぜ。ハードだったので途中で死にかけたけど。次の演奏の曲にわりと影響でたけど。翌日も腕、固まってたけど。ちなみに僕もこれまでのドッカンズボンをついに卒業、今どきのスリムな黒いパンツにしたのだ。ようやく。
それからまた、一人の生徒さんからは、今度結婚することになりましたと報告されて驚いた。
「式は11月の予定なんです」
「えーっホントに?!まだ10代だよねぇ?!」
「…井上センセ、今年、20代最後なんですけど…」
「エーーッッ!?!」
ここまでくると我ながらバカである。どうも最初に伴奏した頃のイメージのままなのだ。換算すると中学17年生あるいは高校14年生になる。何だそりゃ。でも担当の先生も、彼女はあまり変わらないって言ってたしなあ。いずれにしても知らぬ間にみんな大きくなっていくんだなあと、またシミジミ。そりゃオレたちも足腰痛くなるよなあ、とドラムの先輩がつぶやいた。ごもっとも。
そんなこんながあり、発表会が夏休み最後の日曜日だったということもあり、暑さのむこうに遠い夏の記憶をたどったりして、少々センチメートル気分な8月の終わりでありました。
ついに卒業。
by cicocico
| 2010-09-03 19:20
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